• お客様の事例

    沖縄県東村立東中学校

    • 「Dell Chromebook」によるICTの民主化で先端の学びを実践

      沖縄県北部に位置する国頭郡東村では、村内公立小中学校にデル・テクノロジーズの2-in-1型の「Dell Chromebook」を導入、児童・生徒1人が1台のICT端末を自由に使えるGIGAスクール環境をいち早く構築し、先端の学びを実践している。

    • 課題

      GIGAスクールの構想を始動するにあたり、児童・生徒にとって使いやすく、常に携行させて、自由に使わせても安心していられるような頑丈で信頼性の高いICT端末を求めた。

    • 導入効果

      • Dell Chromebookの堅牢性の高さから、子どもたちによるICT端末の自由な活用と持ち帰りを実践
      • 126台のDell Chromebookの6カ月間の運用でハードウェア故障・破損は1台のみ。児童・生徒によるICTの日常的な活用がスムーズに進展
      • ICTを使った学びに対する児童・生徒の習熟度が短期間で向上し、教師によるDell Chromebookの活用を児童・生徒が支援
      • Dell Chromebookの導入から半年足らずで、教師による授業でのGoogle Classroomの活用率が100%に
      • Dell Chromebookの活用以降、授業に対するこどもたちの参加意欲が向上。子どもたちのツイートによる学びの進捗、意見、思いの見える化が実現
      • チャットを通じたクラスでのコミュニケーションが活発化し、相互理解が深化
      •  

        「Dell Chromebookは当校がICT端末に求めていた性能と機能をほぼすべて提供してくれています。なかでも、子どもたちに自由に使わせても安心な製品の頑丈さには、とても助けられています」

        沖縄県国頭郡東村
        東中学校(音楽科)
        大嶺はづき 教諭

      • 沖縄県国頭郡東村
        東中学校(音楽科)
        大嶺はづき 教諭

      • 沖縄県国頭郡東村
        東中学校(技術・家庭科)
        銘苅大元(めかるともはる)教諭

      • 沖縄県国頭郡東村
        教育委員会 指導主事
        泉川良之氏

    • 国頭郡東村(以下、東村)は沖縄県の北部に位置する人口約1,600人の農村だ。那覇市から約100kmの距離にあり、大自然と共生するエコツーリズムのパイオニア的地域としても知られる。日本の多くの自治体がそうであるように、同村も少子高齢化・人口減少の問題と長く対峙しており、若い世代にとっての地域の付加価値を高めて定住を促進することが大きな課題の1つになっている。

      この課題を解決する一手として同村が力を注いでいるのが学校教育の充実だ。GIGAスクール構想の実現にも意欲的に取り組み、村内にある全公立学校(中学校1校・小学校3校)に対し、デル・テクノロジーズ(以下、デル)が提供する2-in-1型の「Dell Chromebook 3100 2-in-1」(以下、Dell Chromebook)を児童・生徒1人に1台を配備し、学びの高度化に活かしている。

    • Dell Chromebookの導入後学びへのICT端末活用を即座にスタート

      東村の公立小中学校4校で学ぶ児童・生徒数は約120名で、村内に1つある中学校、東中学校の全校生徒数は約40名。GIGAスクール構想に則り、そうした児童・生徒全員に対するDell Chromebookの配備が行われたのは2021年1月頃からのこと。合計で126台のDell Chromebookが児童・生徒用に導入された。

      「2021年1月頃にGIGAスクールに向けたICT端末の配備を完了させた自治体は沖縄県内では少なく、東村の動きの早さは文字どおり県内トップクラスでした」と、同村におけるGIGAスクールの取り組みを支援している株式会社プラズマ代表の飯塚悟氏は話す。

      プラズマは、Chrome Education Upgradeの認定リセラーであり、ICTを中心とする学校教育支援を県内で展開し、豊富な実績を積み上げてきた。元教員でもある代表の飯塚氏は東村の取り組みについてさらにこう評価する。

      「東村の素晴らしいところは、ICT端末が配備されるとすぐに子どもたちに使わせて、教育現場での活用を始動させたことです。実際、GIGAスクールの実現に乗り出し、多数のICT端末を導入したものの、思うように活用頻度が上がっていない、小中学校は少なくありません。東村におけるGIGAスクールの取り組みは、それとは真逆の実に積極的なもので、特に同村の中学校におけるICT活用は、先端の取り組みとして県内外から広く注目されています」

      その決め手は、なんと言ってもGIGAスクールの導入が始まる前から、学校現場では今か今かと待ちわびるように、事前の準備を行ってきた点が大きい。

      飯塚氏が話すように、東村では東中学校を中心にDell Chromebookの教育現場での活用が早いペースで進み、中学校ではほぼすべての教科でDell Chromebookを使った授業が行われているほか、生徒会活動でのDell Chromebookの活用も進んでいる。また、生徒による家庭へのDell Chromebookの持ち帰りも行われている。

    • Dell Chromebookの活用で深まる子どもたちへの理解

      東村におけるGIGAスクールの取り組みをリードしている東中学校では、2020年10月から小学校3校に先立つかたちで、Chromebookの検証が始まり、約40人の全校生徒一人一人にGoogle for Education™のアカウントが配付され、翌11月には生徒会での活用もスタートを切った。活用を主導した同校音楽科の大嶺はづき教諭は当時をこう振り返る。

      「生徒会での活用のスタートは、Google ClassroomとGoogleサイト™を使い、生徒会長・副会長選挙用の候補者PRページを生徒たちに作らせたことです。この取り組みで私がしたことは選挙にDell Chromebookをどの様に使うのかという使い方とPRページのひな型を示しただけで、あとは生徒たちにすべてを任せました。結果として、完成度の高い候補者PRページが出来上がり、活用は成功したと言えます。Chromebook導入から1カ月足らずの取り組みとしては高難度でしたが、ICTに対する生徒たちの吸収力の高さに助けられたカタチです」

      大嶺教諭は自身の受け持つ音楽の授業でもDell Chromebookをフルに活用しているほか、東中学校のGIGAスクール化を推進する役割も担っている。現在、技術・家庭科の銘苅大元(めかるともはる)教諭との二人三脚で東中学校におけるDell Chromebookの活用を後押ししている。

      その銘苅教諭もDell Chromebookを授業に取り入れている。一例は、木材加工を題材にした自由制作の授業での活用だ。この授業は、Dell Chromebookを使って生徒各自に自分がどのようなモノを、どのような目的の下で作り上げるかの計画書をクラスで共有させ、次にそれぞれの作品をカメラで撮影し制作上の工夫などを説明し、互いに評価のコメントを書き込み合うというものだ。

      「この授業は、ものづくりに対する理解を深めてもらう上でとても有効だったと言えますが、その実践で私が得た最も大きな成果は、オンラインでコメントを求めることで普段の授業ではまったく発言しないような生徒も、積極的に自分の意見・思いを述べてくれることに気づくことができた点です。つまり、Chromebookを授業にうまく取り入れることで、生徒たちが授業の中で何を考え、何がわからないのか、何につまずいているかがよく見えるようになるという点です。同様に、生徒との対話やクラスでの議論にチャットを使うと、自分の意見を述べるのが苦手だった生徒も積極的に発言してくれて、コミュニケーションが活性化します。これにより、教師と生徒はもとより、生徒同士の相互理解が一層進み、関係がより強まっているように感じます」

      このようにDell Chromebookを使った授業が成果を上げ、かつ、生徒たちが日々の学校生活の中でDell Chromebookを自由に使っている様子を見ることで、他の教師たちの間でもDell Chromebookを授業で使おうとする意欲が自ずと高まっていったと大嶺教諭は指摘する。

      「ICTが苦手な先生もDell Chromebookの授業での活用法を学び、使い始めましたし、その姿に刺激を受けてDell Chromebookの活用に乗り出した先生もいます。いまでは社会・理科・英語・国語など、さまざまな教科でDell Chromebookの活用がかなり進み、国語の授業でDell Chromebookが活発に使われたことで、生徒たちのタイピングスキルが短期間で飛躍的に向上するといった副次的な効果も生まれています。加えて、修学旅行の計画をGoogleドキュメント™で共有・編集したり、宿題の回答をGoogle Classroomにアップして生徒たちに確認させたりすることが当たり前にように行われています」(大嶺教諭)

      さらに、Dell Chromebookの活用が教師の業務負担の軽減に貢献した例もある。

      例えば、ある国語教師は、毎回の授業の振り返りをプリントやノートで生徒に提出させ、点検して戻すという作業を行っていた。そのプロセスをGoogle ClassroomとGoogleフォームを使ってデジタル化したことで、振り返りの作業に要する時間を従来の10分の1に短縮することに成功したという。

      •  

        「Dell Chromebookのような使いやすいICT環境は、子どもたちの思いや考えを引き出す力があります。その力はクラス内でのコミュニケーションを活性化させ、相互理解を醸成する上でとても有効です」

        沖縄県国頭郡東村
        東中学校(技術・家庭科)
        銘苅大元(めかるともはる)教諭

    • 中学校での成功体験を小学校へ

      • 大嶺教諭と銘苅教諭は、東中学校での成功体験を小学校の教師たちと共有し、小学校でのDell Chromebookの活用レベルを向上させる取り組みも展開している。具体的には「ICT自主研修」と称するGoogle Classroomベースのコミュニティの輪を東村の小学校の教師へと押し広げ、Google Classroomの活用法などに関する小学校の教師からの問い合わせに対応している。

        「このコミュニティではSNSのグループも形成し、Chromebookを使った授業を進める中で何らかの課題や疑問に付き合った際に、即座に私たちに問い合わせられるようなネットワークを築いています」(大嶺教諭)

    • そうした小学校におけるDell Chromebookの活用状況について、東村教育委員会指導主事の泉川良之氏は次のように説明する。

      「小学校でのDell Chromebookの活用は中学校ほど進んでいませんが、それでも成功体験は着実に積み上がっています。例えば、東村の小学校の中には、1クラスに1人の児童の学校もあります。その小学校がDell Chromebookを使ってリモートで他の小学校との合同授業を行ったところ、同級生と一緒に学んだ経験がなく、自分の発表に対して同級生からコメントをもらったことのない生徒が大いに刺激を受け、非常に喜んでいました。それを目の当たりにした先生たちもICTの可能性の大きさを強く感じたはずです。そうした体験や大嶺先生などの支援によって、小学校でのDell Chromebook活用がさらに進んでいくと期待しています」

      実際、東村における小中学校でGoogle Classroomを授業で使用したことのない教師はすでに一人もいないという。小学校でのDell Chromebookの活用も前進を続けている。

      •  

        「Chromebookは起動が早く管理も簡単です。先生の教務にも問題なく使え、教育現場で活用する端末として最適な選択と言えるのではないでしょうか」

        沖縄県国頭郡東村
        教育委員会 指導主事
        泉川良之氏

    • Dell Chromebookのタフさが子どもたちの自由なICT活用を支える

      大嶺教諭によれば、東中学校におけるChromebookの活用がスムーズに進んだ背景には、Dell Chromebook自体の使いやすさ頑丈さもあるという。

      「当校では方針としてDell Chromebookを生徒たちに自由に使わせていますし、自宅に持ち帰って勉強に使ってもらうことも前提にしてします。それができているのは、生徒たちとDell Chromebookの双方に対する信頼があるためです。もし、Dell Chromebookが壊れやすい端末であったなら、たとえ、生徒たちへの信頼があったとしても、彼らにどこにでも携行させ、自由に使ってもらうようなことはできなかったはずです」(大嶺教諭)

      実際、東村に導入された126台のDell Chromebookは、導入からの6カ月以上にわたって安定稼働を続け、ハードウェア故障・破損のトラブルの発生も1件のみという“タフさ”と信頼性を示したという。

      「生徒たちは、Dell Chromebookを常に持ち歩いているので、過って落としてしまうこともよくあるでしょうし、過去には階段で足を滑らせた生徒が、とっさにDell Chromebookを盾にして自分の身体を守り、階段のカドにDell Chromebookを激しくぶつけてしまうケースもありました。驚くべきことに、それでもDell Chromebookは少しの損傷で済み、問題なく稼働を続けています」(大嶺教諭)

      使い勝手についても、Dell Chromebookに対する不満は生徒たちから一切聞かれておらず、「当校での教育ICTをしっかりと支えてくれています」と大嶺教諭は高く評価する。

      東村ではまた、教師用のChromebookとして「Dell Latitude 5400 Chromebook Enterprise」を24台導入し、2021年4月から運用もスタートさせている。教師用Chromebookの導入は、子どもたちが使う端末と教師が使う端末環境を共通化して、Chromebookを使った授業をより行いやすくするための施策だ。

      「一般的なPCに比べてChromebookは起動も早く管理も容易で、Googleのツールを使えば、先生たちが教務で使ってきたPCと同じことも行えます。先生たちの間では、教師用Chromebookの導入を強く求める声がある一方で、Chromebookは教務に使えないのではないか?といった不安の声もありましたが、そうした不安は杞憂に終わるはずです。教師用Chromebookの導入で小中学校におけるICTを使った学びがさらに進化すると見ています」(泉川氏)

      飯塚氏によれば、GIGAスクール構想の実現には「ICTの民主化」を図ること──言い換えれば、子どもたちがいつでも自由にICTを使える環境を整えることが重要で、東村のGIGAスクールの取り組みが順調に進んでいる理由の1つは、そのICTの民主化が何の抵抗もなく実践できている点にあるという。また、GIGAスクールの中で教師にとって大切なのはITツールの使い方を覚えることではなく、ICT活用に関する子どもたちの能力の高さや習得スピードの速さを学びの高度化に活かすことで「ツールの使い方は生徒とともに学べば良い」「授業では自分が使いやすいツールから慣れていく」といった考え方によって、成果を早く手にできるとする。その意味で、学習指導において教師もChromebook使っていることが、ICT活用促進の大きな要因となっていると思われる。

      GIGAスクールの構想を始動させ、その理想とする学びをハイペースで実現しつつある東村の小中学校──。その先端の学びをDell Chromebookはこれからも支え続ける。

    • Google for Education、Chromebook、Googleドキュメント、GoogleサイトはGoogle LLCの商標です。

    詳細情報 表示範囲の縮小
    • お客様名 : 沖縄県東村立東中学校

      業種 : 学校

      場所 : 日本/沖縄