Dell EMC VxRailの 製品特長を高く評価
次期仮想化基盤に課せられた要件としては、
① 既存環境からの安全・確実な移行
② 1 台故障しても運用を継続できること
③ 機器の増設・拡張が容易であること
④ 故障時の迅速な保守対応、サポート窓口の一元化
⑤ 将来的なマイグレーションが容易に行えること
などの点が挙げられる。
これらを満たせる製品として採用されたのが、IT パートナーであるSCSK が強く提案したハイパー コンバージド・インフラストラクチャ(以下、HCI)製品「Dell EMC VxRail」(以下、VxRail)である。VxRail は、VMware が直接開発に参画している唯一のHCI 製品であり、日本農産工業がこれまでに培ってきたVMware vSphere のノウハウを最大限に活かすことができる。また、ハードウェア/ソフトウェアのサポートが一体で提供されるため、障害時の原因切り分けなどに苦労させられる心配もない。SCSK では、こうしたVxRail の製品特長を高く評価し、今回の提案に取り入れたのである。
「日ごろから使い慣れているVMware vCenter® だけで運用管理が行えるのは、我々にとっても非常に魅力的でしたね。また、SCSK 様からご提案いただいたオールフラッシュ構成であれば、インライン圧縮・重複排除機能も利用できますので、限られたリソースをより有効に使えます。他社HCI 製品との比較検討も行いましたが、vSphere を長く運用してきた弊社にとって VxRail の方が総合的に優れていると判断しました」と星野氏は説明する。