• お客様の事例

    住商モンブラン株式会社

    • VMware Workspace ONE と連携するデル・テクノロジーズのモダン・プロビジョニングでPC導入の工数とコストを大幅に低減

      飲食・医療業界向けサービスユニフォームのメーカーである住商モンブランでは、更改のタイミングを迎えた社内の事務用PC をデル・テクノロジーズのWindows 10 PC にリプレースするのと併せて、「VMware Workspace ONE®」を使ったクラウドベースのモダン・プロビジョニングを実現するデプロイメントサービス「Dell Provisioning」の活用に踏み切った。これにより、PCの導入に要するキッティング工数とコストを大幅に削減することに成功している。

    • ビジネス課題

      住商モンブランでは、PC 導入の際に情報システム部門であるIT 企画課が、OS の設定やアプリケーションのインストール/設定などを一手に担ってきたが、従業員数が増える中で、それも限界に近づいていた。そうした中で、社内事務用のPC が更改のタイミングとなり、新たなPC の導入と併せて、その導入・設置に伴うIT 企画課の労務負担を大きく低減させられるソリューションが必要とされた。

    • 導入効果

      • 工場とクラウドのVMware Worksapce ONE を活用するDell Provisioning により、キッティングセンター作業や、システム管理者の手動によるキッティング作業を不要に。
      • Dell ProDeploy Client Suite の採用により、PC 導入・設置に要する工数の9 割が削減。
      • デル・テクノロジーズのエンジニアによるPC のオンサイト設置と設定/旧PC からのデータ移行により、システム担当者がいない拠点でも、PC の確実な導入とデータ移行を実現。
      • PC のセットアップ・デバイス管理の開始状況を、VMware Workspace ONE からシームレスに一括して確認・管理することが可能に。
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        「Dell Provisioning は、システム担当者の負担が軽くなるだけではなく、エンドユーザーが手元に届いた新しいPC ですぐに業務が開始できるというメリットもあります。それも加味すればサービスへの投資はすぐに回収できると言い切れます」

        住商モンブラン株式会社
        総務部
        IT 企画課長
        横田昌宏氏

      • 住商モンブラン株式会社
        総務部
        IT 企画課長
        横田昌宏氏

      • 住商モンブラン株式会社
        総務部
        IT 企画課 課長代理
        中前文寿氏

      • 住商モンブラン株式会社
        総務部
        IT 企画課
        小松綾子氏

    • 2020 年で創立70 周年を迎えた住商モンブランは、飲食・医療業界に向けたユニフォーム(サービスユニフォーム)の企画・生産・販売を事業の中核に据えるメーカーだ。1950 年に白衣メーカー向けの生地問屋としてスタートを切り、1970 年に住友商事の資本参加を受け、1972 年から「モンブラン」のブランド名の下で、白衣製品そのものの企画・生産・販売に乗り出し、今日に至る。

      長い歴史の中で、モンブランのブランド名はサービスユニフォームの業界全体に知れわたり、大阪に本社を置くほか、東京にも支店を構え、従業員146 名(2020 年4 月1 日時点)の陣容で、日本全国に約1,000 社の販売代理店を擁している。

      そうした同社では、社内事務用に使用されるWindows PC が更改のタイミングを迎えたのを機に、それらの全台をデル・テクノロジーズ(以下、デル)のWindows 10 PC にリプレースし、併せてVMware Workspace ONE を使用してクラウドからPC の初期展開を行うデプロイメントサービス 「Dell Provisioning( Dell ProDeploy Client Suite)」を採用した。これにより、Windows 10 PC の導入・設置に要する工数が大幅に削減されたという。

    • 止められない業務の端末にデル製品を全面採用

      飲食・医療業界向けサービスユニフォームのビジネスを柱に、日本全国約1,000 社の販売代理店を擁する住商モンブラン。同社の事業で大きなポイントとなるのは、製品供給の能力を高いレベルで維持することであり、それを支えることが、IT 基盤整備の力点でもあると、IT 企画課長の横田昌宏氏は言う。

      「サービスユニフォーム事業で大切な一つは、お客様の元で働くスタッフ全員に同じデザインの衣装を、必要なタイミングで確実にお届けできる製品供給能力を保つことです。お客様のスタッフの中には、カタログにある規定サイズ外のユニフォームが必要な方もいらっしゃいますし、飲食店や医療機関では、新しいスタッフが非定期的に入られ、所定のユニフォームが突然何着も必要になるケースも多くあります。そのようなときでも、お客様の要望に確実におこたえすることが、ユニフォームメーカーの使命と言えます」

      同社では、全国1,000 社の代理店に製品を運ぶ物流の機能は外部に委託しているが、製品のオーダーはもちろん社内の担当者が受け付け、出荷オーダーを物流の協力会社に発している。その中で、午前11時までに注文を受け付けた製品は、代理店を通じて即日顧客に届ける仕組みを整えており、生産管理の担当者も毎日の在庫状況をリアルタイムに確認しながら、生産計画を立て、在庫の適正化を図っているという。

      「ピーク時には1 日当たり3万着の出荷オーダーがありますので、オーダーを処理する担当者は、非常に短時間にモノゴトをさばいていかなければなりません。ですから、その業務を支えるIT 基盤には停止が許されず、信頼性と可用性が何よりも求められるのです」(横田氏)。

      そうしたミッションクリティカルな業務を支えるWindows PC の新たな社内標準機として同社が選択したのがデルのデスクトップPC 「Dell OptiPlex」だった。

      「止められない業務には信頼の置けるPC を使うのが当然の選択でしょう。それがデルの製品だったということです」(横田氏)。

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        「Dell ProDeploy Client Suiteは優れたサービスですが、私が評価しているのは問題が起きた時のデルの対応の素早さです。検証機に問題が見つかれば、翌日にはデルから問題をフィックスした別の検証機が届けられてくる。そのスピード感には助けられました」

        住商モンブラン株式会社
        総務部
        IT 企画課 課長代理
        中前文寿氏

    • モダン・プロビジョニングの斬新さがデル採用の決定要因に

      もっとも、同社がDell OptiPlex の全面採用を最終的に決めたのは信頼性だけではなく、デルのデプロイメントサービス、Dell ProDeploy Client Suite に魅力と可能性を強く感じたからだという。

      Dell ProDeploy Client Suite は、PC の新規導入時に、そのキッティングや設置の作業を自動化・効率化するサービスだ。同サービスは、スマートフォンやタブレット、さらには、Windows 10 PC の一括管理を実現するSaaS 型の統合エンドポイント管理ソリューション「VMware Workspace ONE」との連携によって、次のようなモダン・プロビジョニングを実現することができる。

      まず、顧客のVMware Workspace ONE 環境に対して、顧客が購入したWindoww10 PC にインストールするアプリケーションやOS設定を登録し、プロビジョニングパッケージ(PPKG)を作成する。次にデルの工場が、そのPPKG とVMware Workspace ONE のエージェントを顧客が購入したWindows 10 PC にインストールして(つまりは、キッティングを行ったうえで)出荷する。工場から出荷されたPCはキッティングセンターを経由せず、顧客のエンドユーザーの元に直送され、そのPC を起動すると個別のOS 設定がクラウド上のVMware Workspace ONE からPC へと自動的にダウロードされ、適用されるのである。

      さらに、Dell ProDeploy Client Suite には、デルのエンジニアがエンドユーザーの元でPC の設置・設定を行い、旧PC からのデータ移行も行うオンサイトサービスも含まれている。

      「デルのPC を採用の有力候補として絞り込んでいるころに、Dell ProDeploy Client Suite の提案をデルから受けました。当社ではすでにVMware Workspace ONE を使用していましたし、Dell ProDeploy Client Suite を使うことで、キッティング作業が不要になり、かつ、そのための場所を確保する必要もなくなると聞き、すぐに採用を決めました。そのことが、Dell OptiPlex を導入する最終決定につながったわけです」と、横田氏は明かし、次のように続ける。

      「キッティング作業を代行するサービスは他社からも提供されていますが、その場合、ベンダーのキッティングセンターを使用したり、当社のようなユーザー企業が社内にキッティングの場所を確保したりする必要があり、それに苦労をさせられるのが通常です。Dell ProDeploy Client Suite を使えば、そうした苦労がなくなるうえに、デルのエンジニアがPCの設置やデータ移行をオンサイトで行ってくれます。限りある人的リソースの中で、PC を新たに導入するたびに、キッティングや本社・東京支社への設置・設定で大変な思いをしてきたIT 企画課にとって、Dell ProDeploy Client Suite はとても魅力的なサービスでした」(横田氏)。

      住商モンブランでは、かねてから仮想デスクトップ基盤としてVMware製品を活用し、営業担当者が携行するスマートフォン/タブレットから、社内のシステムをセキュアに活用するためのシンクライアント環境を構築していた。VMware Workspace ONE は、その営業用タブレットを一括管理するためのMDM(モバイルデバイスマネジメント)ソリューションとして導入・使用されてきたものだが、そのサービスでWindows10 PC の管理もサポートされるようになった。それを知った横田氏は、Windows 10 PC を含む会社の全クライアント端末をVMware Workspace ONE で一括管理することを構想し、その中でDell ProDeploy Client Suite の提案がデルからあったのだという。

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        「Dell ProDeploy Client Suiteはシステム担当者の負担を軽くする非常に便利なサービスです。その活用はチャレンジングな試みでしたが、私たちの経験が他社のシステム担当者の負担軽減につながるなら嬉しい限りです」

        住商モンブラン株式会社
        総務部
        IT 企画課
        小松綾子氏

    • PC 導入に要する工数を9割削減

      住商モンブランにとって、デルのPC を導入するのは今回が初となる。ただし、仮想デスクトップ環境の基盤には、デルのサーバー「Dell PowerEdge」をベースにしたハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)を使用し、併せて「Dell EMC VxRail」も導入しているほか、「PC 以外のデルのソリューションはかなり使ってきました」と、横田氏は明かす。

      それゆえに、デルの製品・サポートに対する信頼感はもともと厚く、それもDell ProDeploy Client Suite とDell OptiPlex の採用決定を後押ししたという。

      こうして採用したDell ProDeploy Client Suite と、それに含まれるDell Provisioning は、結果的に数々の効果を同社にもたらしているという。

      「Dell ProDeploy Client Suite の採用によって、IT 企画課の私たちが手元に届いたPC の梱包を1 台ずつ開けて、本体を取り出して現場に設置して、LAN につなぎ、OS の初期設定を行ってアプリケーションをインストールするという手間の9 割近くはカットされました。その効果だけでも非常に大きいと感じています」と、システム課 課長代理の中前文寿氏は指摘する。

      また、システム課の小松綾子氏もこう続ける。

      「今回のDell OptiPlex 導入で、IT 企画課が担った主たる作業は、デルから送られてきたキッティング済みの検証機に問題がないかどうかを確認し、送り返すだけです。要するに、当社仕様のWindows 10 PC をデルに作ってもらい、出荷してもらうといったイメージです。あとは、デルの工場から出荷されたPC がエンドユーザーの元に直接届くので、それをLAN につなげてもらい、所定のID/パスワードを使ってログインをしてもらえば、特別な設定をせずとも、PC が業務に使えるようになります。しかも、PC の設置時には、デルの方が立ち会ってくれたので、東京支店へのPC の導入・設置時には、システム課の人間が現地に赴かずに、全てが完了できました」

      この言葉を受けたかたちで、横田氏は、Dell ProDeploy Client Suite の導入メリットについてこうまとめる。

      「PC のキッティングにしろ、設定・設置にしろ、データ移行にしろ、全てをデルのようなプロフェッショナルに任せてしまうのが最も確実で、安全な方法と言えます。またそうすることで、IT スキルの高い人間がいない拠点でも、PC の新旧の入れ替えが行えますし、Dell ProDeploy Client Suite の場合、自社用にセッティングされたPC が全ての拠点に一斉に配送されますので、システム担当者は何もせず、設置の完了を待つだけで済むようになります。当社の場合、拠点は2 つだけですが、多数の拠点を各所に展開する企業ならば、このメリットはより大きくなるはずです」

      加えて、先に触れたとおり、Dell ProDeploy Client Suite では、VMware Workspace ONE のエージェントや標準的なアプリケーションもデルの工場でインストールされ、出荷される。

      「そのため、エンドユーザーによるPC の設置・LAN への接続が完了したのかどうかは、VMware Workspace ONE のコンソールを通じて、リモートから一括して確認することができます。さらに細かいことを言えば、Dell ProDeploy Client Suite では管理番号ラベルの作成とPCへの貼り付けまでやってくれます。ここまで徹底したサービスは受けた記憶がありません」(横田氏)。

      横田氏によれば、同社のIT 企画課では、エンドユーザーのためにアプリケーションのインストールを含むPC のセッティングを全て担ってきたという。理由は、エンドユーザーにPC のセッティングを行わせることで、その間、エンドユーザーの業務が止まり、ビジネスに負のインパクトを与えてしまうからだ。

      「とはいえ、エンドユーザー(従業員)の数が増えてきたことで、IT 企画課がPC のセッティングを担い続けることに限界が見えていました。その問題を抜本的に解決してくれたのが、Dell ProDeploy Client Suite です。その採用により、PC の新規導入に伴うシステム担当者の負担を大きく減らせましたし、ビジネスへの負のインパクトが発生することも避けられました。その意味で、サービスへの投資はすぐに回収できると言い切れます」(横田氏)。

      Dell ProDeploy Client Suite の採用で相応の成果を手にした同社では、社内のWindows PC は今後も基本的に、デル製品で統一していく方針を固めている。

      ※本稿に登場した方々の所属・役職は2020 年10 月取材当時のものです。

    • 写真左から、IT 企画課の中前文寿氏(課長代理)、横田昌宏氏(課長)、小松綾子氏、ならびに、デル・テクノロジーズ サービスビジネス営業統括本部の金野勉。

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    • お客様名 : 住商モンブラン株式会社

      業種 : 製造

      場所 : 日本/大阪