• ESGガバナンス

    ガバナンスはESG戦略の基盤

    • 当社のステークホルダーは、環境、社会、ガバナンス(ESG)に関する懸念を強めています。デル・テクノロジーズはこの点を踏まえ、私たちが最も大きな影響を与えることができるESGの重要項目に優先的に取り組んできました。また、各項目の測定、管理、ガバナンスを戦略的な計画策定と事業運営に組み込んでいます。Dellは以下の取り組みを通じて、長期的な付加価値を生み出し、リスクを軽減し、優秀な人材を引き付け、社会の発展を促進することができます。

      • ステークホルダーの期待に応える
      • ESGの実績に透明性を持たせ、改善する
      • ESGの戦略、リスク、実績を管理する

      当社には、DellのESG課題の監視を担当する2つのガバナンス機関、ESG Steering CommitteeとESG Interlock Teamがあります。

    • ESG Steering CommitteeとESG Interlock Teamは明確な役割と責任を負っており、社内のリスク管理方針に沿って行動しています。私たちは、これらのガバナンス機関の責任を発展させ続けることで、拡大するESGの取り組みに対応し、新たな動向に追随しています。

      これらのガバナンス機関は、Dellのさまざまなチームのメンバーから構成され、ESGに対して統合された視点とアプローチを構築しています。メンバーには、サステナビリティ、ダイバーシティーとインクルージョン、人事、慈善事業とソーシャル イノベーション、倫理観とプライバシー、サプライ チェーン、コーポレート アフェアーズ、政府関連業務、内部監査、法務、リスク管理、投資家向け広報活動、会計、セキュリティの各ビジネス ユニットおよび本社機能の代表者を含みます。

      このようなガバナンス機関の協力のおかげで、ESG戦略とパフォーマンスを策定、管理、測定することができます。

    • デル・テクノロジーズの取締役会について

    • 当社の取締役会は、責任ある方法で事業を運営しています

      取締役会の数ある意義の1つとして、さまざまな背景と経験を持つ人たちが集まることで、多様な視点や見解がもたらされるという点があります。現在、当社の取締役員8名のうち2名が自身を女性だと認識し、1名が自身を黒人/アフリカ系アメリカ人だと認識しています。今後も引き続きそれぞれの役職について、多様に富んだ候補者が検討されるようにしていきます。また取締役員のうち6名は、ニューヨーク証券取引所のガイドラインに従って独立取締役として分類されます。

    • ESGの実践とリスクにおける取締役会の役割

      当社の取締役会は、直接または常任委員会を通じて、当社のガバナンス、コンプライアンス、リスク監視のプロセスや手順の確立と維持を監督し、最高水準の責任、倫理観、誠実さをもって、ビジネスの遂行を促進しています。ESG Steering Committeeの代表者は、定期的に取締役会に報告を行います。気候変動への適応など、ESGに関連する主なリスクを認識することは取締役会の重要な責任です。

    • ESG機関の主な役割

    • ESG Steering Committee

      • リーダーシップ チームの監督の下、ESGの年次戦略を承認、監視する
      • ESG事案、リスク、現在や将来の規制に関する指導的監督を行う
      • ESGの取り組みを支えるため、利用できるリソースを割り当てる
      • ESG目標の達成に向けた進捗状況を評価する
      • 優先度の高いESG評価、ランキング、賞の獲得に向け、パフォーマンスを向上させるための取り組みをサポートする
      • ESGに関するグローバルな規制の最新情報を監視し、即応するための取り組みを監督する
      • Dellのエグゼクティブ リーダーシップ チーム、取締役会、ESG評議会と連絡を取り合い、最新情報を共有する

    • ESG Interlock Team

      • ESG戦略の実行を支援する
      • 主要な重点分野について、評議会、ワーキング グループ、部門間の活動を調整、遂行する
      • 主要なリスク、規制、新たな動向、ステークホルダーの優先事項について整合性を維持し、情報を把握する
      • 会社のESG戦略に影響を及ぼす可能性のある意思決定に影響を与える
      • ESG目標の達成や優先度の高いESG評価、ランキング、賞の獲得に向けたパフォーマンスを監視する
      • 他の評議会やステークホルダー グループの橋渡し役として行動する
      • ESG Steering Committeeと連絡を取り合い、最新情報を共有する

    • リスクとチャンスを特定して管理するための包括的なアプローチ

    • Dellは、徹底したリスク管理の文化を育むべく取り組んでいます。リスク監視を実践し、チーム メンバーの間にリスク管理の文化を確立することで、潜在的なリスクと機会についての理解を深めようと努めています。

      リスク管理は、重大リスクとなる可能性を特定するプロセスと、そのようなリスクを管理するプロセスで構成されており、その目的はビジネス目標達成の可能性を高めることにあります。

      会社の業績に影響を与える可能性のある重大なリスクについて、詳しくは「SECフォーム10-K、項目1A – リスク要因」を参照してください。

    • 当社は、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が提唱するフレームワークを利用して、気候変動に固有の長期的性質を認識しつつ、気候リスクを当社が直面する他のリスクと同じ基準で管理しています。評価結果は、EUにおける企業サステナビリティ報告指令(CSRD)のような報告要件や、当社が取引する政府機関やお客様などを含むさまざまなステークホルダーから課せられるTCFDに沿った情報開示要件への対応に役立てられています。

      Dellは2025年度以降、評価結果の集約方法に関する最新情報を、気候変動移行に関するアクション プランにて共有します。

    • 2024年度ESGレポート

      年次ESGレポートでは、気候変動対策の促進、循環型経済の推進、地域社会のデジタル格差解消に向けた支援、インクルーシブな職場づくりに関して、当社がどのような取り組みを行っているかをご紹介します。

    • デル・テクノロジーズの行動規範

      当社の行動規範は、私たちの文化と価値観に従って、日々の活動をどのように遂行するかについて指針を定めています。