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急増するモバイル デバイス、アプリケーション、Internet of Thingsの拡大によって、データ ボリュームが企業全体で爆発的に増え続けています。企業で生成されるデータが増加すると、そうした情報をすべて保存および管理するコストも増加します。組織が求める規模で導入と管理を行う場合、従来のストレージ ソリューションでは、コストが非常にかかるうえ、複雑さが増すようになりました。かつて未来のデータ ストレージと歓迎されたパブリック クラウド ソリューションは、コストとデータ レイテンシーの予期しない問題を発生させることもあり、長期保管用のストレージとしては、不確実な選択肢になることも少なくありません。
Dell EMC ECSは、増加するデータの力を活用できる、次世代のストレージ ソリューションを実現します。このソリューションを利用することで、コスト削減、管理の簡素化、アクセスの高速化が可能になるほか、組織の競争力を高めるために必要なインテリジェンスをデータから抽出できます。
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Dell EMC IsilonスケールアウトNAS(ネットワーク接続型ストレージ)
大規模な拡張性を備えたDell EMC Isilon非構造化データ ストレージは、業界No.1のスケールアウト ネットワーク接続型ストレージ システムです。
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Dell EMC XtremIO X2オールフラッシュ ストレージ アレイ
Dell EMC XtremIO X2により、IT運用効率の向上、コピー データ管理によるワークフローの変革、ストレージ容量の要件の縮小が可能になります。
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Dell EMC VMAXオールフラッシュ ストレージ ソリューション
フラッシュ ドライブ テクノロジーを最適化するように設計されたDell EMC VMAXオールフラッシュ データ ストレージは、モダン データ センターのすべての課題に対応します。
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近年、パブリック クラウド サービスは、急増するデータ ボリュームを管理する際の課題を解決できるものと、当然のように考えられてきました。ITチームは、そうした機会をすぐに捉え、ストレージ インフラストラクチャ管理の負担を軽減すべく、その業務をクラウド サービス プロバイダーに委ねました。CIOは、低コストのエントリー ポイントと、クラウド ストレージ サービスで可能になるCAPEX節減に大きな関心を寄せました。また、従量制のコスト モデルと、パブリック クラウド ストレージの大規模な拡張性によって、多くの問題を解決できるようにも思われました。
しかし、パブリック クラウドのメリットを最初に認めた組織の多くは、その後すぐに、いくつかの欠点に気付き始めました。その1つはデータ移行の問題です。クラウドへの転送速度に制限があるうえ、ネットワーク帯域幅のコストに加え、トランザクションごとに予期しない課金が発生したのです。ある組織では、データ レジデンシーの問題が生じ、それがコンプライアンスや規制上の問題に発展しました。また、多くの帯域幅を必要とするデータ分析ワークロードでは、クラウドベースのコンテンツの分析に関連して、WANでの活動と帯域幅にかかるコストが増加しました。こうしたワークロードは、ビジネス データからインサイトやインテリジェンスを抽出するために不可欠です。
これらの制限事項を念頭に置いた多くの組織が、独自のオンプレミス ストレージ ソリューションをホスティングして、コスト削減と、データ アクセス時のレイテンシー低減を実現する選択肢を改めて検討しています。
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Dell EMC ECS(Elastic Cloud Storage)は、最新のソフトウェアデファインド オブジェクト ストレージ プラットフォームであり、従来型と次世代の両方のワークロード向けに設計されています。これにより、パブリック クラウド ソリューションの代替となるオンプレミス環境を構築できます。優れた拡張性、柔軟性、耐久性を備えたECSにより、非構造化データを、パブリック クラウドに匹敵する規模で、取得、保存、保護、管理することができます。これらをすべて、エンタープライズ ファイアウォールの内側で行えます。
ECSは、フラットなスケールアウト アーキテクチャと、強力かつグローバルな整合性を特長としており、パブリック クラウド環境全体で総所有コストを60%近く削減します。ECSにより、グローバルな分散型ストレージ インフラストラクチャを、単一のグローバル ネームスペース下で、簡単に管理できるようになります。また、ユーザーは、重要なビジネス データにどこからでもアクセスできます。ECSを使用すると、あらゆる組織が、独自のデータ センター内でクラウド規模の経済性を実現できます。
ECSのメリットは次のとおりです。
- クラウドの拡張性:ソフトウェアデファインドの柔軟なアーキテクチャにより、従来のワークロードと、次世代のワークロードの両方に対応した無限の拡張性を実現できます。
- 柔軟な導入:Dell EMC ECSは、アプライアンスとして、またはソフトウェアデファインド ストレージ ソリューションとして導入できます。
- TCOの削減:ECSはパブリック クラウド ストレージと、従来のストレージ導入環境と比較して、総所有コストを大幅に削減できます。小さい管理オーバーヘッド、狭いデータ センター設置面積、高いストレージ使用率などがすべて、ストレージ コスト削減につながります。
- エンタープライズグレードのテクノロジー:ECSは次のようなテクノロジーを提供します。静止データ暗号化と、暗号化されたサイト間レプリケーション トラフィック。レポート、ポリシーベースとイベントベースのレコード保存、SEC Rule 17a-4(f)に準拠したプラットフォーム ハードニング。Active DirectoryとLDAPによる、認証、認可、アクセス制御。監視とアラートのインフラストラクチャとの統合。マルチテナント、容量監視、アラート、マルチパート アップロードなどの強化されたエンタープライズ向け機能。
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Dell EMC ECSは、次のような幅広いユース ケースに最適化されています。
- セカンダリー ストレージ:EMCは、セカンダリー ストレージまたは階層型ストレージの優れたオプションとして利用できます。これにより、アクセス頻度の低いデータを、高価なプライマリー ストレージから移行できます。
- 最新のアプリケーション:EMCは、最新のアプリケーション開発、管理、分析を目的として設計されており、次世代のWeb、モバイル、クラウド アプリケーションをサポートします。
- データ レイク:EMCは、あらゆる規模の組織でデータ レイクの基礎を確立するとともに、強力なHDFSサービスを利用してユーザー データの価値を最大化できます。これにより、インプレースで分析を行えるようになり、リスクとリソースの削減と、短時間での結果取得が可能になります。
- Internet of Thingsに適したストレージ:EMCはオブジェクト数と、オブジェクトまたはメタデータのサイズに制限がないため、IoTデータを保存する理想的なプラットフォームです。
- グローバル コンテンツ リポジトリー:ECSを使用すると、複数のストレージ システムを、グローバルにアクセス可能な単一のコンテンツ リポジトリーに統合できます。
- ジオ保護されたアーカイブ:ECSは、アーカイブと長期保存を目的とした、安全で手頃な価格のオンプレミス クラウドとして機能します。
- ビデオ監視の証拠用リポジトリー:ECSは、低コストのランディング エリアまたはセカンダリー ストレージ サイトとして利用でき、ファイルあたりの容量占有領域が大きいビデオ監視データを保存することが可能です。
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Dell EMC ECSを選択した組織は、Dell EMC ProSupport Enterprise Suiteを通じて、高度なトレーニングを受けた世界中のエキスパートに24時間いつでも問い合わせることができます。これにより、ITのニーズを満たし、システム停止を削減して、生産性を高められます。このサポート サービスの主なメリットは次のとおりです。
- ハードウェアとソフトウェアの問題すべてに対応するアカウンタビリティーの一元化
- 予測的な自動化ツールと革新的なテクノロジー
- 1個のハードウェアに限定されない、複数の分野にわたる専門知識
- 環境の複雑さと、特定システムのミッションクリティカルな品質に基づいてサポートレベルを選択できる柔軟性
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ECSとは何ですか?
Dell EMC ECSは、エンタープライズグレードのオブジェクト ストレージ プラットフォームです。エンタープライズ ファイアウォールの内側にある非構造化データの収集、保存、保護、管理を可能にし、パブリック クラウドに匹敵する拡張性を備えています。オブジェクト ストレージとは何ですか?
オブジェクト ストレージは、データを、階層ディレクトリー構造内のファイルとして管理するファイル ストレージではなく、オブジェクトとして管理するアーキテクチャです。オブジェクトには、データ、メタデータ、一意のグローバル識別子が含まれています。オブジェクトの取得には、これらが必要になります。オブジェクト ストレージは、クラウド アプリケーションに適しています。その理由は、優れた拡張性と、共通APIによるアクセスのしやすさのほか、単一のネームスペースで、物理ハードウェアの複数のインスタンスを利用できる点にあります。
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