新しいコンピュータに追加するメモリー量を決める際には、まずコンピュータをどのような用途に使用するかを考えてください。Eメール送信やインターネットブラウジングが主な用途なら、基本的なメモリー構成で十分です。しかし、ゲームをしたり、マルチメディア処理などの負荷のかかる作業を行ったりする場合は、メモリーの追加を検討した方がよいでしょう。
コンピュータのメモリーは、RAM(ランダムアクセスメモリーの略)とも呼ばれます。RAMはデータの流れを一時的に記憶しておく役割を果たします。頻繁に使用するプログラム、アプリケーション、および文書などは、なるべく高速にアクセスできるように、RAMに記憶されます。RAMが十分にないと、コンピュータはハードディスクドライブを使ってデータの流れを処理しなければならないので、コンピュータの動作速度が大幅に低下します。
コンピュータのメモリーは、RAM(ランダムアクセスメモリーの略)とも呼ばれます。RAMはデータの流れを一時的に記憶しておく役割を果たします。頻繁に使用するプログラム、アプリケーション、および文書などは、なるべく高速にアクセスできるように、RAMに記憶されます。RAMが十分にないと、コンピュータはハードディスクドライブを使ってデータの流れを処理しなければならないので、コンピュータの動作速度が大幅に低下します。
ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー(DRAM)は、メモリーの1つの種類で、コンピュータのプロセッサーが機能するために必要なデータまたはプログラムコードを格納するために一般的に使用されます。DRAMは、クライアントコンピュータ(PC)、ワークステーション、サーバーで一般的に使用されているランダム・アクセス・メモリー(RAM)の種類です。今日、最も一般的なRAMの形態は「DRAM」と「SRAM」です。いずれのタイプも、データを維持するために継続的に電力を必要とします。
メモリー以外の仕様が同じであると仮定した場合、大きなメモリーを搭載しているPCほど次の利点があります。
- Webサイトやアプリケーションなどで高速なパフォーマンスを実現できる
- より多くのファイルを同時に開いて操作できる
- 大規模なファイルを迅速に開くことができる
- より多くのアプリケーションを同時に開いて作業できる
- ゲームの楽しみを増やすことができる
一部のシステムでは、第7世代および第8世代インテル® Core™プロセッサープラットフォーム向けのシステム高速化ソリューションであるインテル® Optane™メモリーを追加できます。
この図は、必要なメモリー量を判断する際の参考にしてください。なお、追加できるRAMの量は、コンピュータのモデルと、使用するオペレーティングシステム(OS)のバージョンによって異なる可能性があります。
メモリーの追加を検討: |
コンピュータの主な用途: |
8 GB*または 4 GB + 16 GBインテル® Optane™ |
オフィス生産性アプリケーションおよび基本アプリで許容できる性能 - (Webサイトの閲覧、インターネットの検索、Eメールの送信、ソーシャルネットワーキング、インターネットからの音楽またはビデオのストリーミング、シンプルなPCゲームのプレイ、写真の表示、CDまたはDVDの使用、ワープロ、スプレッドシートおよびその他のオフィスでの業務の構築)。 |
12 GB*または 8 GB + 16 GBインテル® Optane™ |
大規模データベースでの作業、複雑な写真の編集、高精細(HD)ビデオの編集をサポート。 |
16 GB*または 8 GB + 32 GBインテル® Optane™ |
大容量ファイルおよびメインストリートアプリに十分な性能。大規模データベースでの作業、複雑な写真の編集、高精細(HD)ビデオの編集をサポート。ハイエンドのPCゲーミングおよびグラフィックスデザイン向け。 |
32 GBまたは 16 GB + 32 GBインテル® Optane™ |
比較的大容量なファイルおよび処理能力が要求されるアプリでのマルチタスクに対応できる優れた性能 |
64 GBまたは 16 GB + 32 GBインテル® Optane™ |
大容量ファイルの処理のほか、ハイエンドのCADソフトウェア、アニメーション制作ソフトウェア、分析用ソフトウェアなど、処理能力が要求されるアプリのマルチタスクにも対応できる優れた性能。 |
インテル® Optane™メモリーをサポートする構成向き。
インテル® Optane™メモリーは、SATA HDD/SSDなどの低速ストレージデバイスと組み合わせて使用するシステム高速化ソリューションであり、PCIe/NVMeソリッド・ステート・ドライブに匹敵するレベルにまでパフォーマンスを高速化します。最も使用頻度の高いファイルはインテル® Optane™メモリーに格納されるようになり、インテリジェントな適応型SWでアクセスが高速化し、全体的なシステムパフォーマンスも向上します。ハードドライブとインテル® Optane™メモリーは1台のドライブボリュームとして認識され、使用感は標準的なドライブとほとんど同じです。
Optane™の要件: 第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサーおよびインテル®ラピッド・ストレージ・テクノロジー(インテル® RST)用ドライバ(インテル® Optane™を購入した場合、工場出荷時にデフォルトでインストール)搭載の第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサープラットフォーム。
インテル® Optane™メモリーは、「メモリー」と「ストレージ」のギャップを埋めるユニークな技術です。RAMのように、PCのメモリー階層内に配置されます。インテル® Optane™メモリーでは、頻繁に使用するデータやプログラムをプロセッサーの近くに格納することにより、これらの情報に対するシステムからのアクセスを高速化できるため、システム全体の応答性を向上させることができます。インテル® Optane™メモリーはDRAMを完全に置き換えるものではありません。これらの2つのメモリー技術は、PC内で相互補完の関係にあります。
このソリューションはモジュール形式で提供され、プロセッサーと低速SATAベースのストレージデバイス(HDD、SSHD、またはSATA SSD)との間にこの新しいメモリーメディアを設置すると、よく使用されるデータやプログラムをプロセッサーの近くに保存できるため、こうした情報へのアクセスが高速になり、全体的なシステムパフォーマンスが向上します。
DRAMとインテル® Optane™を混在させると、パフォーマンスの向上とコストの削減を実現できます。例えば、4 GB DRAM + 16 GBインテル® Optane™メモリーの構成は、8 GB DRAMだけよりもパフォーマンス的にもコスト的にも優れています。
Optane™の要件: 第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサーおよびインテル®ラピッド・ストレージ・テクノロジー(インテル® RST)用ドライバ(インテル® Optane™を購入した場合、工場出荷時にデフォルトでインストール)搭載の第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサープラットフォーム。
32ビットのオペレーティングシステム(Microsoft® Windows 10® 32ビット版など)の場合、4 GBのメモリーのうち最大3.5 GBをシステムパフォーマンスに使用できます。残りの0.5 GBは、各種ハードウェアコンポーネントのアドレス空間に割り当てられます。
64ビットのオペレーティングシステムの場合は、4 GBを超えるシステムメモリーを使用できます。ただし、64ビット用に設計されたアプリケーションが必要になることがあります。現在のビジネスアプリケーションの多くは、32ビット用に設計されています。しかし、アプリケーションのパフォーマンスにシステムメモリーが果たす役割がより大きくなっていることから、64ビットのオペレーティングシステムへの対応が今後も続くと予想されています。
メモリーモジュールは、メモリー容量、速度、テクノロジーが同じものをペアで取り付けてください。同じ容量のメモリーをペアで取り付けることをデュアルチャネル構成と呼びます。この構成によって、最高のパフォーマンスが得られます。同一のメモリーモジュールがペアで取り付けられていない場合、コンピュータは動作しますが、パフォーマンスが多少低下します。
インテル® Optane™メモリーは、SATA HDD/SSDなどの低速ストレージデバイスと組み合わせて使用するシステム高速化ソリューションであり、PCIe/NVMeソリッド・ステート・ドライブに匹敵するレベルにまでパフォーマンスを高速化します。最も使用頻度の高いファイルはインテル® Optane™メモリーに格納されるようになり、インテリジェントな適応型SWでアクセスが高速化し、全体的なシステムパフォーマンスも向上します。ハードドライブとインテル® Optane™メモリーは1台のドライブボリュームとして認識され、使用感は標準的なドライブとほとんど同じです。
- 1TBのHDDと4 GB DDRを搭載したシステムに16 GBのインテル® Optane™メモリーを取り付けると、インテル® Optane™メモリーを搭載していない1 TB HDDと8 GB DDRのシステムよりも応答が速くなります。
Optane™の要件: 第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサーおよびインテル®ラピッド・ストレージ・テクノロジー(インテル® RST)用ドライバ(インテル® Optane™を購入した場合、工場出荷時にデフォルトでインストール)搭載の第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサープラットフォーム。
インテル® Optane™メモリーは、「メモリー」と「ストレージ」のギャップを埋めるユニークな技術です。RAMのように、PCのメモリー階層内に配置されます。インテル® Optane™メモリーでは、頻繁に使用するデータやプログラムをプロセッサーの近くに格納することにより、これらの情報に対するシステムからのアクセスを高速化できるため、システム全体の応答性を向上させることができます。インテル® Optane™メモリーはDRAMを完全に置き換えるものではありません。これらの2つのメモリー技術は、PC内で相互補完の関係にあります。
このソリューションはモジュール形式で提供され、プロセッサーと低速SATAベースのストレージデバイス(HDD、SSHD、またはSATA SSD)との間にこの新しいメモリーメディアを設置すると、よく使用されるデータやプログラムをプロセッサーの近くに保存できるため、こうした情報へのアクセスが高速になり、全体的なシステムパフォーマンスが向上します。
DRAMとインテル® Optane™を混在させると、パフォーマンスの向上とコストの削減を実現できます。例えば、4 GB DRAM + 16 GBインテル® Optane™メモリーの構成は、8 GB DRAMだけよりもパフォーマンス的にもコスト的にも優れています。
Optane™の要件: 第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサーおよびインテル®ラピッド・ストレージ・テクノロジー(インテル® RST)用ドライバ(インテル® Optane™を購入した場合、工場出荷時にデフォルトでインストール)搭載の第7世代または第8世代インテル® Core™プロセッサープラットフォーム。
32ビットのオペレーティングシステム(Microsoft® Windows 10® 32ビット版など)の場合、4 GBのメモリーのうち最大3.5 GBをシステムパフォーマンスに使用できます。残りの0.5 GBは、各種ハードウェアコンポーネントのアドレス空間に割り当てられます。
64ビットのオペレーティングシステムの場合は、4 GBを超えるシステムメモリーを使用できます。ただし、64ビット用に設計されたアプリケーションが必要になることがあります。現在のビジネスアプリケーションの多くは、32ビット用に設計されています。しかし、アプリケーションのパフォーマンスにシステムメモリーが果たす役割がより大きくなっていることから、64ビットのオペレーティングシステムへの対応が今後も続くと予想されています。
メモリーモジュールは、メモリー容量、速度、テクノロジーが同じものをペアで取り付けてください。同じ容量のメモリーをペアで取り付けることをデュアルチャネル構成と呼びます。この構成によって、最高のパフォーマンスが得られます。同一のメモリーモジュールがペアで取り付けられていない場合、コンピュータは動作しますが、パフォーマンスが多少低下します。
よくある質問(FAQ):
DIMM(デュアル・インライン・メモリー・モジュール)は、複数のRAMチップを小型の回路基板上に実装したものです。DIMMはコンピュータのマザーボード上のソケットに装着されます。
DDR4SDRAMは、「ダブル・データ・レート・タイプ4同期型ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー」の略です。DDR4SDRAMを使用すると、アプリケーション間を切り替えたり、文書を開いたり、日常業務を迅速にこなすのに役立ちます。
強力なプロセッサーを搭載したコンピュータでも、アプリケーションの動作速度の上限はメモリーの能力によって決まります。メモリーがプロセッサーについて行けなければ、プロセッサーは処理するデータを受け取れないからです。マルチチャネルメモリーを使用すれば、メモリーチャネルが増えた分だけ有効なメモリー帯域幅が増加します。これにより、メモリー負荷をチャネルの間で分散させて、処理速度を上げることができます。トリプルチャネルメモリーは最新世代のマルチチャネルメモリーであり、ゲームやビジネスアプリケーションに求められるグラフィックス能力や処理能力の増加に伴って、ハイエンドのコンピュータに不可欠な要素となっていくでしょう。
コンピュータのメモリーの速度は、MHzという単位で表されます。ほとんどのコンピュータのメモリーは1600 MHz~2133 MHzであり、最新のコンピュータアプリケーションを効率的に処理する能力を備えています。メモリー速度をアップグレードすれば、将来、メモリー負荷の高いゲームが登場した場合にも十分対応できます。
インテル® Optane™メモリーは、第7世代および第8世代インテル® Core™プロセッサープラットフォーム向けのシステム高速化ソリューションです。このソリューションはモジュール形式で提供され、プロセッサーと低速SATAベースのストレージデバイス(HDD、SSH、またはSATA SSD)との間にこの新しいメモリーメディアを設置すると、よく使用されるデータやプログラムをプロセッサーの近くに保存できるため、こうした情報へのアクセスが高速になり、全体的なシステムパフォーマンスが向上します。
高速化できます。インテル® Optane™メモリーは、SATA SSDを含めSTAベースタイプのストレージメディアの高速化に使用できます。ただし、インテル® Optane™メモリーの追加によるパフォーマンス向上の効果は、HDDなどの低速ストレージデバイスに対するほうが大きくなります。
お客様の要件に基づいて、選択できます。通常、大容量ストレージが必要な場合は、HDDを選択します。SSDは容量が小さいことが多く、コストが高くなる傾向があります。インテル® Optane™メモリーをHDDと組み合わせると、SSDの応答が大容量HDD並みに向上します。
32 GBと16 GBの主な違いは、高速化できるアプリケーションの数です。32 GBモジュールは、プロシューマやゲームユーザなど、さまざまな高負荷アプリケーションを使用するパワーユーザに最適です。同時に複数のゲームをプレイする場合にもお勧めします。
アプリケーションやファイルを2回目に使用するときに高速化され、大きなメリットが得られます。3回目に起動すると、インテル® Optane™メモリーの効果が最大になります。注意: インテル® Optane™メモリーはよく使用されるアプリケーションやファイルを優先するので、使用頻度の小さいファイルやアプリケーションはキャッシュから脱落します。
インテル® Optane™メモリーは、「メモリー」と「ストレージ」のギャップを埋めるユニークな技術です。RAMのように、PCのメモリー階層内に配置されます。インテル® Optane™メモリーでは、頻繁に使用するデータやプログラムをプロセッサーの近くに格納することにより、これらの情報に対するシステムからのアクセスを高速化できるため、システム全体の応答性を向上させることができます。インテル® Optane™メモリーはDRAMを完全に置き換えるものではありません。これらの2つのメモリー技術は、システム内で相互補完の関係にあります。インテル® Optane™メモリーモジュールをDRAMに追加して、システムのパフォーマンスを向上させることができます。
何本、という具体的な数はお答えできません。なぜなら、 使用しているゲームのサイズとソフトウェアのアーキテクチャ、その他のソフトウェアの使用やプラットフォームの構成によって、大きく左右されるからです。
ゲームのプレイは、SSDベースのシステムでもHDDベースのシステムでも違いはありません。ゲームはプレイ中にはDRAMに読み込まれているからです。