選択ガイド: プライマリストレージ | デル

 
ハードドライブはコンピュータのプライマリ・ストレージ・ユニットです。オペレーティングシステム、アプリケーション、ファイル、データがそのハードドライブに保存されています。このDell Precision™をデジタルビデオ編集やオーディオファイルの保管に使用したり、大容量ストレージを必要とするアプリケーションでの作業に使用する場合は、より大容量で高速なハードドライブの購入を検討する必要があります。

ハードドライブの交換は、アップグレードする場合でも故障した場合でも、困難な作業です。このような不都合を避ける最も適切な方法は、次の7つの要因を検討して、将来的なニーズも満たすハードドライブを選ぶことです。
  1. 容量要件:ギガバイト(GB)数が大きいほど容量も多くなります。プレゼンテーション、ビデオ、スプレッドシート、写真のデータは、ワープロ文書やEメールよりも多くの容量を必要とするため、容量の大きいハードドライブが必要となります。
  2. データの重要性:フルディスク暗号化(FDE)ハードドライブを利用すれば、顧客情報、財務記録、医療記録などの機密データを安全に保護することが可能になります。
  3. パフォーマンス:ハードドライブのパフォーマンスは、1分間の回転数(RPM)で測定されるドライブの速度と、データアクセスを高速化するフラッシュメモリの使用に左右されます。RPMの値が高いほど、パフォーマンスが高くなります。またフラッシュメモリを使用することでも、ハードドライブの回転開始を待たずにデータにアクセスできるため、ドライブのパフォーマンスが向上します。これにより、OSやアプリケーションの起動にかかる時間が短縮されます。ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、インテル®ターボメモリ、ソリッド・ステート・ハード・ドライブなどの新しい技術はすべて、フラッシュメモリを使用してパフォーマンスを向上させています。ソリッド・ステート・ドライブには可動部品がないため、ドライブ速度をRPMで表しません。
  4. 耐久性:ほとんどのハードドライブには、可動部品があります。可動部品は特定の衝撃や振動などの動きの影響を受けやすいため、ハードドライブの破損の原因になります。ソリッド・ステート・ドライブなどの新しい技術は衝撃からの保護や、障害リスクの低減に役立ちます。移動することが多く、外出先での作業や空港内を走り回ることが多いお客様には、耐久性に優れたソリッド・ステート・ドライブを検討することをお勧めします。
  5. 自己暗号化ドライブ(SED): 強力なハードウェアベースの暗号化技術を採用しているため、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことなく、データを安全に保つことができます。暗号化エンジンはドライブコントローラに直接組み込まれているため、すべての暗号化処理をハードドライブの最高速度で実行することができます。SEDでは、パスワードも暗号化されるため、ドライブがシステム内にある場合でも、または盗難によってシステムから取り外された場合でも、データのセキュリティがさらに強化されます。SEDは使いやすく導入も簡単です。HDDを廃棄したり再利用したりする場合でも、データを素早く安全に消去できます。SEDはOpal 2.0に準拠しています。
  6. FIPS認定暗号化ドライブ(SED): データ保護の基準は、米国連邦政府が掲げる要件により厳しさを増しています。デルは、FIPS 140-2(米国連邦情報処理規格140-2: 暗号モジュールのセキュリティ要件)認定の暗号化HDDを提供することで、これらの要件に準拠するよう取り組んできました。このFIPS認定暗号化ドライブは、標準SSDの全機能の他にFIPS改ざん防止シールと独自の暗号化アルゴリズムを採用しているため、きわめて優れたデータセキュリティ保護能力を発揮します。FIPS認定暗号化ドライブは、データのセキュリティが何よりも重要視されている米国連邦政府関係者、医療分野、および金融業界のニーズに応えられるよう設計されています。
  7. ハイブリッドドライブ: 最大32 GBのフラッシュストレージを搭載したハードディスクです。デルのハイブリッドドライブは通常のハードドライブよりも優れたパフォーマンスと応答性を実現します。
デルは、そのワークステーション製品に次の各種ストレージ製品を提供します。

ソリッド・ステート・ドライブ(SSD): ストレージの最新の技術革新です。デルのSSDは、7200 RPMのドライブを最大16 %上回る卓越したシステムパフォーマンスを提供し、1)耐久性と2)信頼性の面でも、標準的なハードドライブをはるかにしのいでいます。SSDは動作音がきわめて静かで熱の排出も少ないため、使用環境を改善できます。SSDには、SATAとPCIeという2つの異なるインターフェイスがあります。PCIeは理論上の帯域幅がSATAの最大4倍あり、NVMeホストプロトコルが採用されています。SSDには、M.2と2.5インチ(SATAのみ)という2つのフォームファクタがあります。

デルはメインストリーム(クラス20 SATAまたはクラス40 PCIe)と高性能(クラス30 SATAおよびクラス50 PCIe)という2クラスのSSDを提供

ハード・ディスク・ドライブ(HDD): Dell Precision製品は、認定済みの暗号化HDDであるFIPSを含むあらゆる種類のHDDを提供します。デルの高速応答フリーフォール・センサー・テクノロジーは、システムを落としたときにその落下を検知し、ドライブヘッドを安全な位置に「一時停止」させます。これによって、故障やデータロスの危険性からハードドライブを保護します。このテクノロジーをシステムに搭載することにより、落下を即座に検知して反応し、データを保護することが可能になりました。

ハイブリッド・ハード・ドライブ: ハイブリッドドライブは標準的なハード・ディスク・ドライブと似ていますが、小容量(通常は8 GB)のソリッド・ステート・ストレージを追加することにより、データアクセスの高速化を可能にしています。この結果、応答時間と待ち時間が短縮されます。

PCIeベースのアドインカード: 最新のM.2 SSDフォームファクタを活用して、デル超高速ドライブに最大4 TBという信じられないほど高速のストレージを投入し、従来のドライブベイでも回転ディスクでのアーカイビングを利用可能なままにすることができます。
ご希望のソリューション最適なソリューション
大容量向けに設計されたストレージソリューション従来型ハードドライブ(HDD)
静音性、高速性、信頼性に優れたストレージソリューションクラス20 SATA SSD(HDDよりも最大5倍高速): メインストリームのストレージソリューション
クラスSATAで最高のパフォーマンスを発揮するストレージソリューションクラス30 SATA SSD
高速なパフォーマンス、大容量、優れた省電力性を備えたストレージソリューションクラス40 PCIe SSD(HDDよりも最大15倍高速): メインストリームのPCIeストレージソリューション
ハイパフォーマンスと耐久性に優れたストレージソリューションクラス50 PCIe SSD: HDDよりも21倍高速