選択ガイド: Dell Precisionのメモリ

ランダムアクセスメモリ(RAM)は、Dell Precisionワークステーションを支える重要なコンポーネントです。RAMには、使用中のオペレーティングシステム、アプリケーション、およびデータの情報が一時的に保管されます。さらに、これにより、プロセッサーは重要な情報にアクセスでき、プログラムを最高速で実行できます。システムパフォーマンスを向上させるうえで最もコスト効率に優れた方法は、メモリのアップグレードです。

ランダムアクセスメモリ(RAM)
搭載されているRAMの容量と、システムのメモリアーキテクチャにより、以下の項目が影響を受けます。

  • 同時に実行できるプログラムの数
  • プログラムで即座に使用できるデータの量
  • アプリケーションの性能
  • 同時に切り替え可能なアプリケーションの数


メモリ速度

  • 最大メモリ速度はプロセッサーによって異なります。
  • 第6世代インテル® Core™ iまたはXeon® E3-1200 V5クラスのプロセッサーを搭載しているDELL Precision Tower 3000シリーズワークステーションでは、2400 MHz NECCまたはECCメモリは自動的に2133 MHzにクロックダウンされます。
  • 32ビットワークステーションでは、アドレス指定可能な最大メモリはわずか4 GBで、そのうちアプリケーションが使用できる容量は最大3 GBです。多くの場合、この容量は大きなファイルにとって小さすぎます。
  • Dell Precisionワークステーションの64ビットテクノロジーに対応するインテル® Xeon®およびCore™プロセッサーでは、4 GBの制限が取り払われたため、メモリ容量を大幅に拡張できます。


クアッドチャネル・メモリ・アーキテクチャ
 

  • プロセッサーへのアクセスレーンが追加され、出力の転送レートが向上します。
  • 大規模なデータセットに迅速にアクセスできます。
  • すべてのレーンを利用するメリットを生かすには、同一セットのメモリを4組購入する必要があります。


ECC(Error Correction Code)

ECCメモリは、ハイエンドシステム向けの機能で、シングル・ビット・エラーを検出して修正します。また、他のシステム運用を妨げることなく、メモリエラーのレポートも行います。
この機能は、以下に対して重要です。

  • 可能な限りの精度が要求されるタスク
  • 全体的なシステム可用性の最大化
  • シングル・ビット・エラー障害によるシステムクラッシュ頻度の最小化

Non-ECCメモリではシングル・ビット・エラーが修正されないため、重要度の低いアプリケーションを実行する環境でのみ使用することをお勧めします。


レジスタードメモリ(RDIMM)

  • メインストリームのタワー型およびラック型ワークステーションで利用できます。
  • ECCメモリに類似
  • 強化されたデータ保護と信頼性
  • アドレスとコマンド信号のパススルーとしてレジスタを使用し、チャネルあたりのRDIMMをより多くサポート
  • 消費電力は大きいが、より多くの容量と高いランクが利用可能。
  • 一部のDell Precisionワークステーションでは、最大512 GBの非常に大容量のメモリを構成可能

比較表:
 

 

使用できる最大メモリ容量

メモリチャネル数  

使用できるメモリタイプ  

メモ

5720 All-in-One

64 GB

2

ECC、NECC、SoDIMM

5720 All-in-Oneは、最大2133 MHzの速度で動作します

7910 Tower

512 GB、将来は1 TB

4

RDIMM/LRDIMM ECC

512 GB* 1 TB(デュアルプロセッサー構成が必要)

7810 Tower

128 GB、将来は256 GB

4

RDIMM ECC

128 GB*(デュアルプロセッサー構成が必要)

5810 Tower

128 GB、将来は256 GB

4

RDIMM ECC

-

3620 Tower

64 GB

2

ECC、NECC

-

3420 Tower

64 GB

2

ECC、NECC

-

デルでは、メモリの消費量が多いワークステーション用アプリケーションを利用する場合、最高のパフォーマンスを実現するために、メモリチャネルすべてを活用して最大のメモリ容量を搭載することを推奨しています。

構成されるシステムによっては、ここに掲載されているオプションに対応しない場合もありますのでご注意ください。

ご希望のソリューション 最適なソリューション 
パフォーマンスを最大限引き出し、石油およびガスプラントでの処理、デジタルコンテンツの制作、ハイエンドのCADおよび医用画像の処理など、高度な専門分野で利用する64ビットアプリケーションを有効活用できる性能。 128 GB*以上
大容量ファイルの処理のほか、ハイエンドのCADソフトウェア、アニメーション制作ソフトウェア、分析用ソフトウェアなど、高度な処理能力が要求されるアプリケーションのマルチタスク処理にも対応できる優れた性能。 64 GB*
比較的大きなファイルおよびメモリ消費量の多いワークステーション用アプリケーションのマルチタスク処理に適した性能。 32 GB*
比較的大きなファイルおよびミッドレンジのワークステーション用アプリケーションに適した性能。 16 GB*
オフィスの生産性アプリケーションおよび基本的なワークステーション用アプリケーションに十分対応できる性能。 8 GB*