デルが日本国内で販売している製品は、中国東南部の福建省・厦門(アモイ)にあるCCC (China Customer Center)で生産されています。

アモイについて

アモイは中国東南沿海に位置し、台湾と海を隔てて向い合っている風光明媚な港湾都市です。アモイは、1980年に中国で最も早く対外開放を実施した4大経済特別区の一つで、外商投資の有力都市でもあります。現在、デルのほか、コダック、GE、コカコーラ、松下電器、ABB、TDK、CITI BANKなどの多国籍会社や金融機構が、アモイに拠点を設立しています。

CCC(China Customer Center)

CCCは2000年11月に稼動を開始したデルの最新工場です。日本、中国、香港向けの製品を生産しています。総敷地面積は350,000平方フィート(約11万平方メートル)と、東京ドームの約2.4個分に相当します。

デルは現在、全世界に6箇所(北米2箇所、南米、ヨーロッパ、マレーシア、中国)の生産拠点をもっています。基本的な生産工程はグローバルで共通ですが、新しい工場ではより効率的な仕組みを取り入れているため、CCCはデルの生産拠点の中でも最新鋭の生産ラインを備えた工場といえます。

CCC(China Customer Center)の全景

CCC(China Customer Center)の全景

CCCの生産工程

デルは、個人のお客様からの1台のご注文から、企業のお客様からの大量のご注文まで、全てお客様の希望にあわせて仕様をカスタマイズする注文生産(BTO=ビルド・トゥー・オーダー)を行っています。CCCでは、1台1台仕様の異なる製品を、最短の場合数時間で製造し、次々と出荷しています。ここではデスクトップ製品を例にCCCの生産工程をご紹介いたします。

生産の工程は、フロアの左サイドをスタート地点とし、右サイドの搬出口へと流れて行く仕組みになっています。デルの他の生産拠点と同様に、生産に必要なパーツはその都度パートナーであるサプライヤー各社から納入されます。フロアの左サイド、工場の組み立てラインのスタート地点からわずか数メートル離れたところにあるトラックの搬入口から、パーツが2時間おきに納品されます。これらのパーツは、組み立てラインのすぐ横にあるラックに、それぞれのパーツごとにまとめられます。

サプライヤーからのパーツ搬入口

サプライヤーからのパーツ搬入口

デルは、1台1台異なる注文内容(仕様)を「トラベラー」と呼ばれるシートで管理しています。担当者は、この「トラベラー」を見ながら、ラックから必要なパーツをピックアップしてトレイに入れていきます。パーツの入ったトレイは、自動化されたラインにのって組み立て工程へと進みます。

トラベラーを見ながらパーツをトレイへ

トラベラーを見ながらパーツをトレイへ

組み立ては、「セル」と呼ばれるブースの中で、二人一組で行います(=「セル方式」)。組み立ての作業は数分で完了し、続いて動作確認の工程に進みます。確認終了後に、ソフトウェアのインストール、さらに最終的な動作テストを行います。

デルでは、法人のお客様を対象に、お客様に固有の周辺機器やソフトウェアのインテグレーションを、BTOの一環として工場内で行うサービス「カスタム・ファクトリー・インテグレーション(CFI)」を提供しています。通常のデル標準製品と同様の品質チェックを経るため、標準製品と変らない、品質・信頼性・安定性でのインテグレーションをご提供致します。

セルでの組立作業

セルでの組立作業

テストに合格した製品は、ラインの終点である梱包のプロセスに進み、キーボードやマニュアルなどの付属品と一緒にボックスに入れられます。箱詰めされた完製品は、CCCのフロアの右サイドにある搬出口に横付けされたトラックで運ばれ輸出準備に入ります。

梱包作業

梱包作業

工場からの出荷

工場からの出荷

アモイ-日本間にはさまざまな国際輸送方法があり、それらを使用し製品が日本に到着します。日本に到着した製品は、通関後、ロジスティクス・センターに運ばれ、それぞれの注文に応じて、モニタやプリンタなど日本で調達している周辺機器をマージ(合流)する作業が行なわれた後、全国各地のお客様向けにお届けしています。