M1000eおよびブレードにおけるアップデートの順序

M1000eおよびブレードにおけるアップデートの順序


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本ドキュメントでは、M1000eシャーシにあるハードウェアコンポーネントのアップデートで推奨される順序について説明します。


目次

1. 概要
2. アップデートの推奨順序
3. 第10世代ブレードおよびファームウェアアップデート
4. 補足


概要

シャーシ管理コントローラ(CMC)はファンや電源、ブレードやI/OモジュールへのインターフェイスなどのM1000eシャーシのリソースを制御しています。
シャーシおよびブレードには多くのハードウェアコンポーネントがあり、そのほとんどがアップデート可能なファームウェアを備えています。
CMCファームウェアをアップデートしてからその他ブレードサーバーのファームウェアをアップデートする必要があります。CMCファームウェアはどのバージョンからでもアップデートできます。
そのため、最新バージョンにアップデートする前にその間のバージョンに一度アップデートする必要はありません。
シャーシおよびブレードファームウェアをすべてアップデートする順序には推奨のものがあります。
しかし、第10世代(10G)サーバーのiDRACが新しいCMCファームウェアと通信する際に問題が発生する場合があるため、古いシャーシおよびブレードについてはいくつか手順を補足する必要があります。


アップデートの推奨順序

ここでは第11、12世代のブレードを含むシャーシをアップデートする推奨の順序をご紹介します。第10世代のブレードも順序は同じですが、いくつか例外があるため次のセクションで詳しく説明します。

LifecycleコントローラまたはCMCを使用してアップデートする場合、iDRACファームウェアはバージョン2.3以上である必要があります。ファームウェアは以下の順序でアップデートします。

  • BIOS
  • Lifecycleコントローラ
  • iDRAC

M610、M610x、M710、M710HD、M910、M915にてDell Update Package(DUP)を使用してアップデートする場合、以下の順序でファームウェアをアップデートします。

  • BIOS
  • Lifecycleコントローラ
  • iDRAC

M420、M520、M620、M820にてDell Update Package(DUP)を使用してアップデートする場合、以下の順序でファームウェアをアップデートします。

  • Lifecycleコントローラ
  • BIOS
  • iDRAC

M610、M610x、M710、M710HD、M910、M915においてiDRACファームウェアバージョン2.3以下からバージョン3.0以上にアップデートする場合、まず先にバージョン2.3にアップデートしてからバージョン3.0以上にアップデートする必要があります。Lifecycleコントローラは最低でもバージョン1.3にアップデートされている必要があります。

ファームウェアをアップデートする際は必ず以下を考慮する必要があります。

  1. CMCファームウェアについては手順に関する要件はありません。どのバージョンからでも現在のバージョンに直接アップデートできます。
  2. 第11世代のiDRAC 6モジュラーファームウェアは、一度バージョン2.3にアップデートしてからより高いバージョンにアップデートする必要があります。
  3. Lifecycleコントローラを利用して第11世代のiDRAC6モジュラーファームウェアをアップデートするには、ファームウェアバージョン2.3以上が必要です。
  4. CMCファームウェアに対して最低限必要なレベル以下のBIOS/iDRACを搭載したブレードを再起動すると、ブレードの電源が入らない、または正常に起動しない場合が考えられます。詳細については後述します。

M1000eおよびブレードのアップデートすべての推奨される順序は以下の通りです。

CMCファームウェア

IOMINFファームウェア:What is the IOMINF on a PowerEdge M1000e and how do i update its firmware参照

ブレードBIOSファームウェア

ブレードLifecycleコントローラファームウェア

ブレードiDRACファームウェア

ブレードCPLDファームウェア(オプション)

ブレードCPLD M910ファームウェア(必須)

ブレードMezzanineカードドライバ/ファームウェア

ブレードストレージコントローラドライバ/ファームウェア

ブレードLOMドライバ/ファームウェア

IOデバイスファームウェア(ファブリックデバイス)


第10世代ブレードおよびファームウェアアップデート

M1000eシャーシは2007年にリリースされ、これまでに新しいハードウェアや機能の追加という多くの変更がありました。最初にリリースされたものには第10世代ブレード(PowerEdge M600、M605、M805)に対してCMCに1.xのファームウェアが備えられていました。その後CMC 2.xが第11世代サーバーとともにリリースされ、CMC 3.xはM610xおよびM710HDとリリースされました。最新のバージョン4.xは第12世代ブレードと同時にリリースされています。すべてのハードウェアおよびソフトウェアと同様に、古いコンポーネントと新しいコンポーネントの互換性が何らかの理由でなくなっている点に到達しました。古いシャーシは4.xのCMCファームウェアを問題なく動作させることができますが、古いiDRACの1.1ファームウェアはそのCMCと通信すると問題が発生する場合があります。この場合アップデートの順序はより重要なものとなります。第11、12世代のブレードが混在する環境では、1.xのCMCファームウェアではPOSTせず、逆に3.xまたは4.xのCMCファームウェアでは第10世代のブレードはPOSTしません。しかし、第10世代ブレードの古いiDRACファームウェアはCMCファームウェア2.2または2.3では問題なく動作します。このCMCファームウェアはftp.dell.comのchassis system mgmtにあります。もう1つの要因は、新しいCMCファームウェアが第10世代ブレードでCPLDおよびBIOSをアップデートする必要のある電源機能を追加したことです。そのため、慎重に進めるにはCMCを2.3にアップデートし、次にブレードのiDRACを1.6に、最後にBIOSとCPLDをそれぞれアップデートします。第11世代のサーバーは、(3.xが必要な)M610xとM710HDを除いて、いずれもCMC 2.3で問題なく動作します。現時点ではCMCファームウェアを3.xまたは4.xに移行することは問題ありません。

サーバーおよびIOMモジュールのファームウェアアップデートには再起動を伴うため多少のダウンタイムが必要です。またM1000eシャーシは最大16のブレードを搭載できるため、運用環境に影響を与える可能性があります。第10世代ブレードのみを搭載したシャーシであれば古いCMCファームウェア1.xおよび2.xのままにしておくこともできますが、3つの第1世代ブレードに必要なアップデートが完了すれば3.xまたは4.xに移行できます。もう1つのオプションは直接4.xのCMCファームウェアにすることです。iDRAC通信のみロストするため直接4.xに移行でき、ブレードへのリモートネットワーク通信またはクラッシュカートいずれかを使用してブレードに直接接続しiDRAC、BIOS、CPLDをアップデートできます。USBキーもしくはリモート共有も使用できます。iDRACがアップデートされていないと再起動後にサーバーがPOSTしない場合があるため、第10世代ブレードが起動していることをご確認ください。一般的にCMCを3.xまたは4.xにするとスムーズに進みますが、第10世代の古いファームウェアではiDRACとの通信が失われる場合があります。CMCがハングアップした場合、CMCを抜き差しすることでフェイルオーバーから回復します。運用環境ではCMCまたはiDRACを再設定することが難しいため、慎重を期すために2.3を使用することで回避できます。結論としてCMC 1.xを使用しているM1000eには、2.2または2.3へのアップデートを中継するか直接4.xにアップデートするか、2つのオプションがあります。


補足

詳細はCMCユーザーガイドM1000e Chassis Management Controller 4.4 User’s Guideをご参照ください。
コマンドを利用してCMCおよびブレードをリモートでアップデートする場合はRACADM CLI Reference guide for iDRAC and CMCをご参照ください。
Dellコミュニティテックセンターには、簡単なローカルアップデートからWinRMやWSMANを使用したファームウェアアップデートまでのファームウェアアップデートに関するホワイトペーパーおよびビデオがあります。
Lifecycleコントローラに関するリンクはこちら:Dellテックセンター - ライフサイクルコントローラ(英語のみ)

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記事ID: SLN111168

最終更新日: 2018/12/13 19:24


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