PCIe SSDの概要およびデルPC用の起動ドライブとして使用する方法

PCIe SSDの概要およびデルPC用の起動ドライブとして使用する方法



この文書では、PCIe SSDの概要およびデルPCで起動ドライブとしてPCIe SSDにWindowsオペレーティングシステム(OS)をインストールする方法について説明します。


目次:

  1. 概要
  2. PCIe SSDの概要と仕組み
  3. オペレーティングシステムをインストールする方法
  4. 詳細情報:

 

1.概要

 

この文書では、デルサーバで当初提供され、現在では他のシステムで利用されているPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)SSDについて説明します。ここでは、PCIe SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の概要とその仕組みについて説明します。また、Windowsオペレーティングシステムがインストールされた起動ドライブとしてドライブを使用するための要件、そしてこのようなタイプのデバイスを扱う場合に役立つその他の関連情報について取り上げます。


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2.PCIe SSDの概要と仕組み

 

PCIe SSDは、SSDとWindowsファイルシステム間の通信にマザーボードのSATAチップセットインターフェイスを使用しないソリッド・ステート・ドライブです。

独自のストレージコントローラがSSDに内蔵されており、すべてのSSDで使用される標準のSSDコントローラチップとは異なります。PCIe SSDのストレージコントローラは、製造元またはOS自体によって提供されるドライバを使用します。ドライバは、SSDユーザがインストールする必要があります。

PCIe SSDはSATAドライブではありませんが、SATAドライブと一部の要素を共有する場合もあります。

マザーボードにPCIe SSDを接続するには、さまざまな方法があります。

  • 標準のPCIeスロット(x4以上)
  • M.2スロット。
注意: M.2インターフェイスを備えるすべてのSSDがPCIe SSDであるとは限りません。
  • (PCIeインターフェイスを備える2.5インチ・フォーム・ファクタに対応する)内蔵のU.2コネクタでM.2スロットまたはマザーボードに接続するU.2アダプタカードおよびケーブル。
  • M.2 PCIe SSDは、M.2-PCIeスロットアダプタカードで使用できます。
注意: PCIeアダプタカードに複数のx4 SSDを搭載して使用する場合は、カードの総容量以上のスロットにカードを取り付けるようにしてください(たとえば、アダプタに2台のx4 SSDが取り付けられている場合、x8 PCIe以上のスロットが必要です。こうしたカードでは、最大4台のx4 SSDに対応できるx16を使用することをお勧めします)。そうしない場合、ドライブが検出されないことがあります。

PCIe SSDは、PCIeのSATAインターフェイス(現時点で、最大10チャネル)を取り外すことにより、パフォーマンスが向上します(PCIeは現時点で最大25チャネル)。これは特に、アプリケーションのバッファリングおよびキャッシュに適合します。PCIeは、あらゆる種類のデータをプロセッサーに送るように設計された多目的のバスです。ただし、特殊化されていないために、プログラミングは難しくなります。つまり、相互運用性パフォーマンスの間にはトレードオフがあることを意味します。

非物理インターフェイスには2つのタイプがあります。AHCIとNVMeです。

AHCI

(アドバンスホストコントローラインターフェイス)は、SATA SSDによって使用されるプロトコルと同じです。

NVMe

(Non Volatile-Memory Express)は、特にSSDストレージ用に設計されたプロトコルです。SATAとは何も共有せず、AHCIを置き換え、ソリッド・ステート・ストレージをより優れた方法で処理します。またPCIe NVMe SSDは、ドライブに独自のNVMeストレージコントローラを組み込んでいます。


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3.オペレーティングシステムをインストールする方法

 

対応オペレーティングシステム

Windows 7、8、8.1、および10を使用できます(一部のドライブの製造元では32ビットおよび64ビットの両方で正しく動作し、他のドライブの製造元では64ビットバージョンのみで正しく動作するとしています)。

Windows 7でのインストールは、特にPCIe NVMe SSDドライブでは困難です。以下のリンクから、この問題に対応するWindows 7のホットフィックスを入手できます。

サポートされるBIOSタイプ

UEFI BIOSは、現在こうしたデバイスをサポートする唯一のBIOSです。

最新のリビジョンのBIOSがインストールされていることを常に確認してください。

EFIブートローダを使用するようにBIOSが設定されていることを確認してください。

インストール前の手順

ここでは、PCIe SSDをWindowsのインストールに対応させるためのいくつかの方法について説明します。

通常、デルPCでBIOSを表示する最も一般的で簡単な方法は、システム起動時にデルのスプラッシュ画面でF2キーを素早く押すことです。これによって、大半のシステムでBIOSを直接表示できます。

方法1

  1. CSM(互換性サポートモジュール)は、BIOSの起動画面でデフォルトで有効になっています。「CSM」をクリックすると、さらにオプションが表示されます。

  2. CSMで、オプション「Launch Storage OpROM Policy(ストレージOpROMポリシーの起動)」を見つけます。デフォルト設定の「Legacy Only(レガシーのみ)」から「UEFI Only(UEFIのみ)」に変更します。

  3. ストレージ構成画面では、SATAモードはデフォルトでAHCIに設定されており、RAIDまたはIDEに変更できます(いずれの場合でもIDEには設定しないでください)。ほとんどの場合、追加SATAドライバまたはいずれかのAHCI PCIe SSDを使用する可能性があるために、AHCIのままにしておきます。

  4. 設定を保存してBIOSを終了した後、BIOSに戻ります。

  5. 「Storage Configuration(ストレージ構成)」画面または「Boot Order(起動順序)」リストにPCIe SSDドライブが表示されないこともありますが、Windowsインストールメディア(USBまたは光学ドライブのいずれか)が「Boot Order(起動順序)」リストに表示されていることを確認してください。

  6. 「UEFI: <インストール・メディア・デバイス名>」エントリがリストに表示されます(<インストール・メディア・デバイス名>は、インストールメディアを搭載するデバイス)。

  7. AHCI接頭辞のあるエントリが表示されている場合は無視してください。UEFI接頭辞のあるエントリを使用する必要があります。

  8. UEFIエントリを選択したら、再度設定を保存してBIOSを終了します。Windowsのインストールが開始されます。

  9. 通常のWindowsのインストールが実行されます。インストールしているバージョンに該当するガイドに従ってください。

  10. Windowsがインストールされたら、BIOSのバージョンに応じて、起動ドライブが「Windows Boot Loader(Windowsブートローダ)」または「Windows Boot Loader: (Windowsブートローダ: )」としてBIOSの「Boot Order(起動順序)」リストに表示されます。

  11. PCIe NVMe SSDを使用している場合は、ドライブの製造元から提供されたドライバをインストールすることを忘れないでください

方法2

  1. CSM(互換性サポートモジュール)は、BIOSの起動画面でデフォルトで有効になっています。「CSM」をクリックし、「Disabled(無効)」に設定します。

  2. これは、デフォルトの設定を「UEFI Only(UEFIのみ)」に変更しているために、「Launch Storage OpROM Policy(起動ストレージOpROMポリシー)」の場合と同じ効果があります。

  3. この方法では、PCのビデオソースはGraphics Output Protocol(GOP)に互換であることが必要です(これはEFIグラフィックスプロトコルであるために、UEFIファームウェアの全利用が必要になります)。

  4. ストレージ構成画面では、SATAモードはデフォルトでAHCIに設定されており、RAIDまたはIDEに変更できます(いずれの場合でもIDEには設定しないでください)。ほとんどの場合、追加SATAドライバまたはいずれかのAHCI PCIe SSDを使用する可能性があるために、AHCIのままにしておきます。

  5. 設定を保存してBIOSを終了した後、BIOSに戻ります。

  6. 「Storage Configuration(ストレージ構成)」画面または「Boot Order(起動順序)」リストにPCIe SSDドライブが表示されないこともありますが、Windowsインストールメディア(USBまたは光学ドライブのいずれか)が「Boot Order(起動順序)」リストに表示されていることを確認してください。

  7. 「UEFI: <インストール・メディア・デバイス名>」エントリがリストに表示されます(<インストール・メディア・デバイス名>は、インストールメディアを搭載するデバイス)。

  8. AHCI接頭辞のあるエントリが表示されている場合は無視してください。UEFI接頭辞のあるエントリを使用する必要があります。

  9. UEFIエントリを選択したら、再度設定を保存してBIOSを終了します。Windowsのインストールが開始されます。

  10. 通常のWindowsのインストールが実行されます。インストールしているバージョンに該当するガイドに従ってください。

  11. Windowsがインストールされたら、BIOSのバージョンに応じて、起動ドライブが「Windows Boot Loader(Windowsブートローダ)」または「Windows Boot Loader: (Windowsブートローダ: )」としてBIOSの「Boot Order(BIOS起動順序)」リストに表示されます。

  12. PCIe NVMe SSDを使用している場合は、ドライブの製造元から提供されたドライバをインストールすることを忘れないでください

方法3

  1. PCに互換性のあるUEFI BIOSの最新バージョンがインストールされていることを確認します。

  2. BIOSの「Boot Order(起動順序)」リストで、「Windows Installation Media(Windowsインストールメディア)」ソースが先頭になるように設定します(サムドライブまたは光学ドライブ)。

  3. 設定を保存してBIOSを終了すると、Windowsのインストールが開始します。

  4. 「On the Where do you want to install Windows?(Windowsのインストール場所を選択してください)」のメッセージで、以下の操作を行います。

    • SSDが表示される場合は、SSDを選択し、「次へ」をクリックします。

    • SSDが表示されない場合は、

      1. 「Load Driver(ドライバのロード)」をクリックします。

      2. 製造元から提供されたファイルを保存した場所に移動します。

      3. ファイルを選択して、ロードします。

  5. これでSSDが表示されるので、SSDを選択し、「next(次へ)」をクリックします。

  6. インストールが完了するまで、以降のインストールの手順に従います。

  7. BIOSで、SSDを「Primary Boot(プライマリ起動)」デバイスに設定します。

  8. 設定を保存してBIOSを終了します。

  9. Windowsを起動し、OSのバージョンに対応するデバイスマネージャを開きます。

  10. 「Storage Controllers(ストレージコントローラ)」で、デバイスを見つけて右クリックし、「Update Driver Software(ドライバソフトウェアの更新)」を選択します。

  11. 最新バージョンを保存した場所に移動し、最新バージョンをロードします。

  12. PCを再起動してインストールを完了します。

注意: Windowsオペレーティングシステムをインストールするためのベストプラクティスは、インストール時に必要な起動ドライブのみの電源をオンにすることです。


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4.詳細情報:

 

M.2 SSD

ドライブを識別する場合、特定の特性を共有する多数の異なるドライブが存在することに注意してください。たとえば、M.2 SSDは一般的に利用可能なSATAドライブであり、PCIe SSDよりも一般的に使用されます。このドライブはM.2インターフェイスを共有できますが、ドライブタイプに応じてM.2スロットに接続するドライブのパーツのキー設定は異なります。M.2 SATA SSDにはインターフェイスコネクタに2つのスロットがあるのに対して、M.2 PCIe SSDにはインターフェイスコネクタに1つのスロットのみがあります。

非標準のPCIe SSD

一部のPCIe SSDは、M.2インターフェイスに準拠していません。こうしたSSDでは、標準のx4インターフェイスではなくx8 PCIeスロットインターフェイスを使用する傾向があります。またこうしたドライブは、独自のSSDコントローラを搭載する2セットのNANDチップグループを使用したRAID 0アレイとして設定される傾向があります。それ以外にも存在しますが、こうしたSSDに遭遇する可能性は減少しつつあります。


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記事ID: SLN300820

最終更新日: 2018/03/14 03:44


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