コンピュータのパフォーマンスを改善したい場合、不要なWindowsスタートアップ項目を無効にするとよい場合があります。この操作ではプログラムの削除や無効化は行わず、Windows起動時の自動起動の防止のみを行います。次の手順では、Windowsレジストリを介してスタートアップ項目を永続的に無効にする方法を示します。
警告: レジストリを編集する場合は、オペレーティングシステムに永続的な損傷を与える可能性があるため、注意を払ってください。Windows起動時に自動的に起動する必要が絶対にない項目のみを削除してください。各項目の目的については、オンラインのリソースを確認して判断します。スタートアップ項目の中には、Windowsの安定的な動作に必須のものもあります。この手順を行う前に、個人的なデータやプログラムをバックアップしておくことをお勧めします。
- Regeditプログラムを起動します。「スタート」ボタンをクリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。表示されたダイアログボックスのテキストボックス内に「regedit」と入力して、「OK」ボタンをクリックします。
- 次のレジストリを参照します: HKey_Local_Machine\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Current Version\Run
- 64ビット版のWindowsの場合は次も参照します: HKey_Local_Machine\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\Current Version\Run
- 上記のレジストリキーを見つけたら、すべてのスタートアップ項目を確認し、Windows起動時に起動させたくない項目のエントリーを削除します。
- この操作がシステム構成ユーティリティと異なる点は、レジストリの変更が永続的であることです。システム構成を使用する場合は、選択したスタートアップ項目は一時的に無効になるだけです。
「Wow6432Node」レジストリのエントリーについて:
メモ: Wow6432Nodeレジストリのエントリーがあるということは、64ビット版のWindowsを実行していることを意味します。OSでは、64ビットバージョンのWindowsで32ビットのアプリケーション用のHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREを別に表示するためにこのキーを使用します。64ビット版Windowsでは、レジストリの一部のエントリーは、32ビットアプリケーションと64ビットアプリケーションで分かれており、レジストリリダイレクタやレジストリリフレクションによって個別の論理レジストリビューにマッピングされます。これは、64ビットバージョンのアプリケーションでは32ビットバージョンとは異なるレジストリキーと値を使用することがあるためです。また、リダイレクトやリフレクションが行われない共有レジストリキーもあります。
***役立つリンク***
32-bit and 64-bit Application Data in the Registry(レジストリ内の32ビットおよび64ビットのアプリケーションデータ)