Data Domain - VTLターゲットの可視性に関する問題のトラブルシューティング

Data Domain VTLターゲットの可視性のトラブルシューティング

目的

この記事では、Data Domain仮想テープ ライブラリー(VTL)機能を構成するときに発生する可能性のある問題を特定して修正する方法について説明します。

症状には次のようなものがあります。

• アプリケーション レポート ライブラリーがオフラインです
• クライアントがData Domain VTLを認識できない

該当製品：

• VTLを使用するすべてのData Domainシステム
• すべてのData Domain Operating System (DDOS)リリース

対処法

次の手順を使用して、問題の原因を切り分け、解決策を特定します
手順を順番に実行します。手順をスキップしないでください。

1. Data Domain - ネットワーク接続が正常に動作していることの確認。SANケーブルまたはSFPに不具合があると、Data Domain VTLが表示されないことがあります
2. Data Domain VTLがオンラインであることを確認します。DD-CLIで、次のように入力します。

    '# vtl status' 

   ステータスは、enabled、licensed、および running である必要があります。
3. Data DomainごとにData Domain VTLに対してゾーニングが正しく構成されていることを確認します - ファイバー チャネル ゾーニングの構成。ゾーニングが正しく構成されておらず、Data Domainがゾーン内で分離されていない場合、Data Domain VTLソフトウェア ターゲットが表示されないことがあります。
4. HBAモデルとドライバーがData Domain VTLでサポートされていることを確認します。Data Domain VTLでは、特定のHBAカード タイプのみがサポートされています。E-Lab Navigatorの確認 
5. ファイバー スイッチに互換性があることを確認します。一部のスイッチはData Domain VTLと互換性がない場合があります。
6. Data Domainからイニシエーターが認識できることと、イニシエーターからData Domainが認識できることを確認します。
   1. Data Domainコマンド ラインで、次のように入力します。

      "vtl initiator show"

   2. イニシエーターから、HBAに付属のソフトウェアを使用して、Data Domain WWPN(ワールドワイド ポート名)がリストされていることを確認します。
7. 正しいデバイスがData Domain VTLに接続されていることを確認します。ループ初期化プリミティブ(LIP)を実行して、Data Domain VTLが正しいデバイスに接続されていることを確認します。

注：この記事の手順を完了しても問題が解決しない場合は、Autosupportを収集し(Data Domain - Autosupportの収集)、サービス リクエストを作成します。