Dell Networking Nシリーズ スイッチのRapid Per-VLANスパニング ツリー(Rapid-PVST)またはPer-VLANスパニング ツリー(PVST)を有効にする方法

目次

• PVSTの有効化
• ルート ブリッジ優先度の設定
• PortFast のイネーブル化
• スパニング ツリーの確認

PVSTの有効化

PVSTに切り替えるには、次のコマンドを入力します。

console> enable
console# config

rapid-pvstの場合:

console(config)# spanning-tree mode rapid-pvst

PVSTを使用するレガシー デバイスの場合:

console(config)# spanning-tree mode pvst

 
PVSTから特定のVLANを削除し、特定のVLANを含めるには、次のコマンドを入力します。この例では、VLAN 10 を削除し、VLAN 20 を追加します。

console(config)#no spanning-tree vlan 10
console(config)#spanning-tree vlan 20

ルート ブリッジ優先度の設定

次のコマンドを実行すると、ルート ブリッジ選択の優先度が設定されます。この例では、VLAN 20 と 30 をプライオリティ 4096 として設定し、VLAN 40 〜 45 をプライオリティ 8192 として設定します。

console(config)# spanning-tree vlan 20,30 priority 4096
console(config)# spanning-tree vlan 40-45 priority 8192

PortFast のイネーブル化

プリンター、電話機、サーバー、ワークステーションなどの端末デバイスに接続するすべてのエッジ ポートは、PortFastとして設定することをお勧めします。PortFast のポートは、リンクがアップすると、転送時間遅延を待たずにフォワーディング ステートに直接移行します。

console(config)#interface te1/0/1
console(config-if)#spanning-tree portfast

スパニング ツリーの確認

PVSTを確認するには、次のコマンドを実行します。X は、確認するVLAN IDに置き換えられます。

console# show spanning-tree vlan X