システムに問題がある可能性が検出されると、システムメッセージが画面に表示されます。
本ドキュメントでは、システムメッセージとその考えられる原因および対応処置の一覧を掲載しています。
システムメッセージ | 原因 | 対応処置 |
---|---|---|
No boot device available | オプティカルドライブ・ディスケットドライブサブシステム、ハードドライブまたはハードドライブサブシステムに障害があるか、取り付けられていません。 | 起動ディスケット、起動CDまたは起動ハードドライブを使用します。問題が解決しない場合、「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「ディスケットドライブのトラブルシューティング」、「オプティカルドライブのトラブルシューティング」および「SCSIハードドライブのトラブルシューティング」を参照してください。 |
No boot sector on hard-disk | ハードドライブにオペレーティングシステムが存在しません。 | セットアップユーティリティでハードドライブの設定を確認します。「ユーザーズガイド」の「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。 |
No PXE-capable device available | POST中にF12キーが押されましたが、PXEデバイスが検出されません。 | セットアップユーティリティでNICの設定を確認します。「ユーザーズガイド」の「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。問題が解決しない場合は、「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「NICのトラブルシューティング」を参照してください。 |
No timer tick interrupt | システム基盤の不良。 | 「困ったときは」を参照してください。 |
Not a boot diskette | ディスケットにオペレーティングシステムが存在しません。 | 起動ディスケットを使用します。 |
PCI BIOS failed to install | 拡張カードのケーブル接続に緩みがあります。拡張カードに障害があるか、適切に取り付けられていません。 | 適切なケーブルがしっかりと拡張カードに接続されているか確認します。問題が解決しない場合は、「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「拡張カードのトラブルシューティング」を参照してください。 |
PCIe Degraded Link Width Error:Embedded Expected Link Width is n Actual Link Width is n |
PCIeカードまたは拡張カードケージが不良または正しく取り付けられていません。 | PCIeカードと拡張カードケージを取り付けなおします。「拡張カードケージ」および「拡張カード」を参照してください。問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 |
PCIe Degraded Link Width Error:Slot n Expected Link Width is n Actual Link Width is n |
指定スロット番号のPCIeカードが不良または正しく取り付けられていません。 | 該当するスロット番号のPCIeカードを取り付けなおします。「拡張カード」を参照してください。問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 |
PCIe Training Error:Embedded Bus#nn/Dev#nn/Funcn |
PCIeカードまたは拡張カードケージが不良または正しく取り付けられていません。 | PCIeカードと拡張カードケージを取り付けなおします。「拡張カードケージ」および「拡張カード」を参照してください。問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 |
PCIe Training Error:Slot n | 指定スロット番号のPCIeカードが不良または正しく取り付けられていません。 | 該当するスロット番号のPCIeカードを取り付けなおします。「拡張カード」を参照してください。問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 |
Plug & Play Configuration Error Embedded xxx | PCIデバイスの初期化中にエラーが発生しました。システム基盤の不良です。 | NVRAM_CLRジャンパを取り付け、システムを再起動します。ジャンパの位置については、図A-2を参照してください。問題が解決しない場合は、「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「拡張カードのトラブルシューティング」を参照してください。 |
Plug & Play Configuration Error PCI_n | PCIアダプタの初期化中にエラーが発生しました。 | |
Primary backplane is not present | SCSIバックプレーンボードに障害があるか、適切に取り付けられていません。 | 「困ったときは」を参照してください。 |
Processor n internal error | マイクロプロセッサの不良です。システム基盤の不良です。 | 「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「マイクロプロセッサのトラブルシューティング」を参照してください。 |
Processor bus parity error | ||
Processor in socket 1 not installed! | プライマリマイクロプロセッサソケットにマイクロプロセッサが取り付けられていません。 | マイクロプロセッサをプライマリマイクロプロセッサソケットに取り付けます。「システムオプションの取り付け」の「プロセッサ」を参照してください。 |
Remote access controller error | 組み込み型リモートアクセスメモリが一時的に破損しています。 | 組み込み型リモートアクセスメモリをクリアにするには、システムをシャットダウンし、電源コードを外してから約30秒待ちます。次に電源コードを接続しなおし、システムを再起動します。問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 |
Remote access controller is not present | ||
SCSI cable not present on connector A or B of the primary backplane | SCSIケーブルに緩みがあるか、正しく接続されていません。またはSCSIケーブルの不良です。 | SCSIケーブルの接続を確認します。問題が解決しない場合は、SCSIケーブルを追加するか交換します。「困ったときは」を参照してください。 |
Shutdown failure | シャットダウンテストエラーです。 | 「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「システムメモリのトラブルシューティング」を参照してください。 |
Spare bank enabled | メモリのスペアバンクを有効にしました。 | メモリスペアバンクをサポートするメモリ構成なら、セットアップユーティリティを使ってメモリのスペアバンクを有効にできます。詳細については、「システム部品の取り付け」の「メモリモジュール取り付けガイドライン」と、「ユーザーズガイド」の「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。 |
System backplane error | SCSIバックプレーンボードに障害があるか、適切に取り付けられていません。 | 「困ったときは」を参照してください。 |
System halted!Must power down | 誤ったパスワードが何回も入力されました。 | 情報表示のみです。 |
The amount of system memory has changed | メモリが増設または取り外されたか、メモリモジュールが不良です。 | メモリを増設または取り外した場合、このメッセージは単なる通知として無視して構いません。メモリの増設や取り外しをしていない場合、SELをチェックして、シングルビットまたはマルチビットのエラーが検出されたかを確認し、障害のあるメモリモジュールを交換します。「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「システムメモリのトラブルシューティング」を参照してください。 |
Time-of-day clock stopped | バッテリの不良です。 | 「インストレーション&トラブルシューティングガイド」の「システムバッテリのトラブルシューティング」を参照してください。 |
Time-of-day not set - please run SETUP program | TimeまたはDateが正しく設定されていません。システムバッテリの不良です。 | TimeまたはDateの設定を確認します。「ユーザーズガイド」の「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。問題が解決しない場合、システムバッテリを交換します、「システムオプションの取り付け」の「システムバッテリの交換」を参照してください。 |
Timer chip counter 2 failed | システム基盤の不良。 | 「困ったときは」を参照してください。 |
Unsupported CPU combination | マイクロプロセッサがサポートされていません。 | サポートされているマイクロプロセッサの組み合わせを取り付けます。「システムオプションの取り付け」の「プロセッサ」を参照してください。 |
Unsupported CPU stepping detected | ||
Unsupported DIMM detected in the RAID DIMM slot! | RAIDメモリモジュールがサポートされていません。 | 正しいバージョンのRAIDメモリモジュールを取り付けます。「ドライブの取り付け」の「内蔵RAIDコントローラの有効化」を参照してください。 |
Unsupported RAID key detected! | RAIDハードウェアキーがサポートされていません。 | お使いの特定のシステムにRAIDハードウェアキーを取り付けます。「ドライブの取り付け」の「内蔵RAIDコントローラの有効化」を参照してください。 |
Utility partition not available | POST中に[F10]キーが押されましたが、起動ハードドライブにユーティリティパーティションが存在しません。 | 起動ハードドライブにユーティリティパーティションを作成します。「ユーザーズガイド」の「Dell OpenManage Server Assistant CDの使い方」を参照してください。 |
The VRM for the processor in socket n is not installed. | 特定のマイクロプロセッサVRMに障害があるか、サポートされていません。あるいは適切に取り付けられていないか、実装されていません。 | このメッセージは本システムには適用されません。 |
Warning:Detected mode change from RAID to SCSI x of the embedded RAID subsystem. | 前回のシステム起動の後、コントローラの種類がオプションのRAIDからSCSIに変更されました。 | ドライブで使用しているコントローラの種類を変更する前に、ハードドライブ上の情報をバックアップします。 |
Warning:Detected mode change from SCSI to RAID x of the embedded RAID subsystem. | 前回のシステム起動の後、コントローラの種類がSCSIからオプションのRAIDに変更されました。 | ドライブで使用しているコントローラの種類を変更する前に、ハードドライブ上の情報をバックアップします。 |