サーバ(Dell™ PowerEdge)およびストレージに関するデルのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)のFAQ

概要: デルのエンタープライズ ソリッド ステート ドライブは、デルのエンタープライズ システムに厳密に適合し、最適な稼働環境を提供できるように開発されています。

文書の内容


現象

この文書では、デルのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)に関するよくあるお問い合わせ(FAQ)の一覧を掲載しています。


 

目次:

 

  1. SSDを使用する理由は何ですか?
  2. デルのSSDを選ぶ理由は何ですか?
  3. SSDにはどのようなタイプがありますか?
  4. SSDの最適な使用例とアプリケーションを教えてください。
  5. 使用済みのドライブと新しいドライブを比較すると、書き込みパフォーマンスが低下することがあるのはどうしてですか?
  6. データ保持: SSDドライブを取り外して保管しています。ドライブを取り外した状態で、ドライブでデータが保持される期間はどれくらいですか?
  7. オーバープロビジョニングとは何ですか?
  8. 劣化の平準化とは何ですか?
  9. ガベージコレクションとは何ですか?
  10. エラー修正コード(ECC)とは何ですか?
  11. 書き込み増幅係数(WAF)とは何ですか?
  12. SSDドライブは、過剰な書き込みによってセルが損傷する可能性を抑えるために、どのような手順を実行しますか?
  13. SSDの寿命の計算方法を教えてください。
  14. TRIM/UNMAPとは何ですか? またデルのエンタープライズSSDドライブは、これをサポートしていますか?
  15. SSDはどのようにしてデータの整合性を維持しますか?
  16. SSDはどのようにサニタイズされますか?
  17. 推奨されるアプリケーションの調整方法とOS設定について教えてください。
  18. 耐久性管理とは何ですか?
  19. デルのSSDにはどのような保証が適用されますか?

 

用語集:

 
 
データ保持:
データ保持とは、ROMでデータを正確に読み取ることができる保持期間です。チップが電源バイアス下にないとき、セルがプログラムされた状態を維持できる期間を示します。データ保持期間は、フラッシュセルに適用されるP/Eサイクルの数によって大きく左右し、外部環境にも影響を受けます。また、高温では保持期間が短くなる傾向があります。実行される読み取りサイクルの数によってもデータ保持期間は低下することがあります。
 
P/E(プログラム/消去)サイクル:
NAND型フラッシュは、NANDゲートを形成する浮動ゲートトランジスタを使用して、ストレージを確立します。プログラミングされていない状態のビットは1ですが、プログラミング操作によって浮動ゲートに電荷を注入すると、ビットは0になります。その反対の操作(消去)では、貯められた電荷を放出し、ビットを1の状態に戻します。浮動ゲートを切り離す酸化レイヤは、消去とプログラム操作の繰り返しによって、劣化する傾向があります。NAND型フラッシュに寿命があるのはこのためです(一般的なプログラム/消去サイクル数は次のとおりです。SLC: 30,000~100万回、MLC: 2,500~10,000回、eMLC: 10,000~30,000回)。
 
フラッシュ変換レイヤ(FTL):
フラッシュ変換レイヤは、コンピュータでフラッシュメモリを使用して通常のファイルシステムをサポートするために使われるソフトウェアレイヤです。FTLは、セクター単位のファイルシステムとNAND型フラッシュチップの間の変換レイヤです。これにより、オペレーティングシステムとファイルシステムは、ディスクドライブへアクセスすると、NAND型フラッシュ・メモリ・デバイスにアクセスできるようになります。FTLは、フラッシュデバイスに論理ブロックインターフェイスを提供することにより、フラッシュの複雑さが表面上に現れないようにします。フラッシュでは、所定のフラッシュページに上書ができないため、FTLが論理ブロックを物理フラッシュページにマッピングし、ブロックを消去します。
 
メタデータ:
メタデータは、NAND型フラッシュメモリ内に保存されている情報またはデータの管理に使用されます。メタデータには一般的に、保存されている情報の論理アドレスから物理アドレスへのマッピングテーブル、保存されている情報の属性情報、また保存されている情報の管理に役立つその他のデータが格納されています。
 
仮想プール:
仮想プールは、消去されたブロックのNANDで、プログラムが可能な状態のブロックのセットです。

 


1.SSDを使用する理由は何ですか?

回転するプラッタを使用してデータを保存するハード・ディスク・ドライブ(HDD)とは違って、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は、ソリッド・ステート・メモリのNAND型チップを使用します。HDDは機械的に可動する数種類のパーツから構成されているため、取り扱いによる損傷を受けることがあります。一方、ソリッド・ステート・ドライブには可動パーツがないため、使用中に取り扱いによる損傷を受けた場合でも、その影響を受ける可能性は非常に低くなります。
SSDは、1秒あたりの入出力動作(IOPS)で非常に高いパフォーマンスを発揮し、トランザクション集中型のサーバとストレージアプリケーションでは非常に低いレイテンシを実現します。システムでHDDを適切に使用すると、消費電力を軽減して動作温度を下げ、総所有コスト(TCO)を削減することができます。

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2.デルのSSDを選ぶ理由は何ですか?

デルは、要求の高いエンタープライズアプリケーションに必要な高品質のソリッド・ステート・ドライブをお客様に提供できるよう、必要なすべての手順を緊密に管理しています。

該当するものを以下に示します。

  • 初期サプライヤの認定と継続的な品質テストの実施。
  • 専用のファームウェアの開発。
  • 部品表の管理と信頼性の高いテストの実施。
  • 製品の継続的な品質認定。

すべてのデルのエンタープライズ・ソリッド・ステート・ドライブは、デルのエンタープライズシステムに厳密に適合するように開発されているため、お客様に最適な稼働環境を提供できます。最近のハードドライブ業界の動向として、サプライヤの統合とドライブの標準化が進められています。ソリッド・ステート・ドライブは、このような動向には当てはまりません。SSDの製造元は多数ありますが、デルから購入していないSSDを使用した場合、デルサーバとの機能レベルや互換性は保証されません。

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3.SSDにはどのようなタイプがありますか?

フラッシュメモリをベースにするソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は一般的に、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)よりもレイテンシが低いため、多くの場合、応答時間を短縮することができます。ランダム読み取りのワークロードでは、SSDはHDDと比べて高いスループットを実現します。
 
NAND型フラッシュによる分類

  • SLC(シングル・レベル・セル)は、1つのNANDメモリセルに、1ビットの情報を保存できます。SLC NANDは、より高速な読み取り/書き込み機能、高耐久性を提供し、比較的単純なエラー修正アルゴリズムを使用します。SLCは一般的に、最も高価なNANDテクノロジーです。SLCドライブでは、各セルの仕様上の書き込み耐用回数は、約100,000回となっています。読み取り回数は無制限です。SLCドライブは耐久性が優れているため、エンタープライズ環境に適しています。消費者向けアプリケーションでは、コスト高となることがあります。
  • MLC(マルチ・レベル・セル)では、各セルに2ビット格納されるため、一般的にSLCよりも堅牢性が低くなります。1つのセルを損失すると、2ビット損失することになります。MLCドライブの、各セルの仕様上の書き込み耐用回数は3,000~5,000回です。このドライブは一般的に、他の種類に比べ、大容量を利用でき、低コストとなります。MLCベースのSSDは、オーバープロビジョニングや耐久性管理(詳細は後述)などの優れた管理テクノロジーを導入しているエンタープライズアプリケーションで利用されています。
  • eMLC(エンタープライズMLC)は、別の種類のMLCテクノロジーで、NANDウェーハの最高品質の部分を取り出し、消去サイクル数を増やすよう独自にプログラムされています。一部の最新のMLCでの書き込み耐用回数は3,000回であるのに対し、eMLCの書き込み耐用回数は30,000回に達しています。eMLCの耐用回数は優れていますが、その代わりデータ保持期間は劣ります。eMLCはこの対策として、フラッシュ・メモリ・チップの内部ページプログラミング(tProg)サイクルを延長することで、データ書き込みの性能と持続性を向上していますが、書き込み性能は低くなります。eMLC SSDの書き込み耐久性は、MLCとSLCの間に位置しており、一般的に、価格も2つのタイプの中間となります。eMLCに高度な耐久性管理テクノロジーを追加することで、一般的な用途のエンタープライズアプリケーションにも、十分適用することが可能です。

ホストインターフェイスによる分類

  • SATA SSD: SATA SSDは業界標準のSATAインターフェイスをベースにしています。SATA SSDは、エンタープライズ向けサーバに適した性能を提供します。
  • SAS SSD: SAS SSDは業界標準のSASインターフェイスをベースにしています。SAS SSDは、優れた信頼性、データの整合性、およびデータ障害のリカバリを兼ね備えているため、エンタープライズアプリケーションに適しています。

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4.SSDの最適な使用例とアプリケーションを教えてください。

SSDは、非常に高い性能を必要とするアプリケーションに最適です。SSDの使用に最も適しているのは、I/O負荷の高いアプリケーションです(例: データベース、データマイニング、データウェアハウス、分析、取引、ハイパフォーマンスなコンピューティング、サーバ仮想化、Webサービス、Eメールシステム)。

  • SLC SSDは、書き込みキャッシュ、および読み取りがランダムで書き込みが集中的に行われる読み取りキャッシュアプリケーションに適したテクノロジーです。
  • eMLC SSDは、読み取りと書き込みの両方が混在していて、特に予算が少ない場合に使用されるオプションとなってきています。
  • MLC SSDは、データベーステーブルへのアクセスなど、読み込み集中型アプリケーションで最もコスト効果の高いソリューションです。


SSDのタイプ/アプリケーションの使用例

フラッシュテクノロジー アプリケーションの種類 アプリケーション
MLC/eMLC Webベースとクライアント
コンピューティング
フロントエンドWeb
メディアのストリーミング
Webアプリケーション
Eメール/メッセージング
コラボレーション
eMLC/SLC DSS/HPC/
OLTP/ストレージ
OLTP/ストレージ
HPC/スーパーコンピューティング
データウェアハウス/マイニング
インフラストラクチャ
仮想デスクトップ
OLTP/データベース/業務処理
データキャッシング

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5.使用済みのドライブと新しいドライブを比較すると、
書き込みパフォーマンスが低下することがあるのはどうしてですか?

SSDドライブは、書き込みに対し読み取りの実行が大部分を占める環境での使用を目的としています。ドライブの寿命が特定の保証期間まで持つように、MLCドライブには多くの場合、耐久性管理メカニズムがドライブに組み込まれています。保証期限に達する前に耐用期間が終了すると予測される場合、ドライブはスロットリングメカニズムを使用して、書き込み速度を遅くします。

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6.SSDドライブを取り外して保管しています。ドライブを取り外した状態で、
ドライブでデータが保持される期間はどれくらいですか?

保持期間は、フラッシュの使用量(使用されたP/Eサイクル数)、フラッシュのタイプ、保管場所の温度によって変わります。MLCとSLCでは、保持期間が3か月の場合もありますが、状況によっては10年を超えることもあります。保持期間は温度とワークロードに大きく依存します。
 

NANDテクノロジー データの保持期間(定格のP/Eサイクル)
SLC 6か月
eMLC 3か月
eMLC 3か月


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7.オーバープロビジョニングとは何ですか?

オーバープロビジョニングは、フラッシュSSDとフラッシュ・メディア・カードの設計に使用される手法です。予備のメモリ容量(ユーザはアクセス不可)を持つことで、SSDコントローラは、事前消去済みのブロックをより簡単に仮想プールで使用できる状態にできます。オーバープロビジョニングを実施すると、次の機能が向上します。

  • 書き込み性能とIOPS
  • 信頼性と耐久性

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8.劣化の平準化とは何ですか?

フラッシュ変換レイヤ(FTL)を使用するデータ・ストレージ・アプリケーションとシステムでは、一般的に、プログラムと消去の繰り返しサイクルが発生するため、NAND型フラッシュメモリが劣化する傾向があります。メモリの同じ位置でプログラムと消去を継続的に行うと、最終的にメモリの一部分が消耗し、使用できなくなります。この結果、NAND型フラッシュの寿命も制限が課されます。このような状況の発生を防ぐために、劣化の平準化と呼ばれる特殊なアルゴリズムがSSD内に導入されるようになりました。この言葉が示すように、劣化の平準化とは、SSD内のすべてのメモリブロックで、プログラムと消去サイクルを均等に分散化します。これにより、連続的なプログラムと消去サイクルが同じメモリブロックで繰り返し行われることが回避され、NAND型フラッシュメモリ全体の寿命が大きく延長されます。

劣化の平準化には、動的と静的の2種類があります。動的な劣化の平準化アルゴリズムでは、データプログラムと消去サイクルが、NAND型フラッシュ内のすべてのブロックにわたり、確実に均等分散されます。このアルゴリズムは、ドライブの書き込みバッファ内のデータがフラッシュされフラッシュメモリに書き込まれるたびに実行されるので、動的です。ただし、動的な劣化の平準化だけでは、すべてのブロックを同じ率で劣化を平準化させることはできません。また、データを書き込んだ際に、データが長期間または恒久的にフラッシュ内に保存されるといった特殊なケースもあります。その他のブロックは、アクティブにスワップ、消去、プールされる一方、このようなブロックは、劣化の平準化処理中、非アクティブのままとなります。劣化の平準化が、すべてのブロックに対して同じ率で確実に行われるように、静的な劣化の平準化と呼ばれる二次的な劣化の平準化アルゴリズムが導入されています。静的な劣化の平準化は、非アクティブでデータが保存された状態のブロックに対して動作します。

デルのSSDドライブには、静的と動的な劣化の平準化アルゴリズムが両方組み込まれているため、NANDブロックが均等に消耗されるようになり、SSDの寿命が大きく延長されます。

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9.ガベージコレクションとは何ですか?

フラッシュメモリは、それぞれに1つまたは複数ビットのデータを格納するセルから構成されています。セルはグループ化されてページを形成し、データの書き込みが可能な最小の分離された場所となります。ページは収集されてブロックを形成し、消去が可能な分離した最小の場所となります。フラッシュメモリは、HDDのように直接上書きすることはできません。最初に消去する必要があります。したがって、ブロック内の空のページを直接書き込むことができますが、上書きをする場合は最初にページのブロック全体を消去する必要があります。

ドライブを使用する際に、データが変更されて、変更されたデータはブロック内の他のページか、新しいブロックに書き込まれます。この時点で、古い(ステール状態の)ページには無効とマークされますが、ブロック全体を消去することで再利用できます。ただし、これを行うには、ブロック内のデータの入っている他のすべてのページに残っている有効な情報を別のブロックに移動する必要があります。新しいデータを同じブロックに書き込む前に、有効なデータを再配置してからブロックを消去する必要があるため、書き込み回数が増えることになります。このため、フラッシュメモリで要求される書き込み合計回数が、元々ホストコンピュータで要求された書き込み回数を上回ることになります。また、ホストコンピュータから新しいデータを同時に書き込み中に、データを消去する必要があるブロックから並行してデータを移動することでビジー状態だと、SSDの書き込み処理速度が遅くなることがあります。

SSDコントローラは、ガベージコレクションと呼ばれる手法を使用して、以前に書き込まれたブロックを解放します。また、このプロセスは、複数のブロックからページを移動して書き換えることでページを統合して、新しく使われるブロックの数を抑制します。古いブロックは消去され、新たに書き込まれるデータ用のストレージ容量が提供されます。ただし、フラッシュブロックの書き込み回数には制限があるため、1つのブロックのみが早期に消耗しないよう、SSD全体で劣化の平準化が行われるようにすることが重要です。

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10.エラー修正コード(ECC)とは何ですか?

フラッシュ・メモリ・セルが時間の経過とともに劣化し、隣接するフラッシュ・メモリ・ページから中断が発生すると、保存されているデータでランダムなビットエラーが発生することがあります。所定のデータビットが破損している可能性はかなり低くても、ストレージシステムのデータビット数が膨大になると、データが破損する可能性は非常に高くなります。
 
フラッシュ・メモリ・ストレージ・システムでは、エラー検出と修正コードを使用することで、データが破損されないよう保護されます。デルのSSDドライブは、業界で最も高度なECCアルゴリズムを採用しており、10-17の修正不能なビット・エラー・レートでエンタープライズレベルを達成しています。

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11.書き込み増幅係数(WAF)とは何ですか?

書き込み増幅係数とは、ホストコントローラから要求のあったデータ量に対し、SSDコントローラが書き込む必要のあるデータ量との比率です。書き込み増幅係数が1の場合は最適な状態であり、1 MBの書き込み要求に対し、SSDのコントローラが1 MBを書き込んだことを示します。書き込み増幅係数が1より大きい場合は好ましくありませんが、実際に起こりうることです。書き込み増幅係数が高いほど、ドライブが速く劣化し、性能が低下することを意味します。

フラッシュメモリに書き込まれたデータ
--------------------------------------- = 書き込み増幅係数
ホストが書き込んだデータ

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12.SSDドライブは、過剰な書き込みによってセルが損傷する可能性を
抑えるために、どのような手順を実行しますか?

デルは、フラッシュセルの損傷を回避してSSDドライブの寿命を延ばすために次の方法を採用しています。

  • オーバープロビジョニング: ソリッド・ステート・ドライブ上でスペア領域を増やすプロセスです。利用可能な「書き込み準備が整っている」リソースプールが増加し、書き込み増幅係数が減少します。要求されるバックグラウンドでのデータ移動がより少なくなるため、性能と耐久性が向上します。
    たとえば、100 GBの有効容量を持つドライブには、28 GBの非表示の容量が追加されます。残りの容量は、劣化の平準化に使用されます。
  • 劣化の平準化: デルのSSDドライブでは、静的、動的の両方の劣化の平準化技術を使用しています。劣化の平準化により、データをドライブ上の別の場所にマッピングして、同じセルに集中的に書き込まれないようにすることができます。
  • ガベージコレクション: デルのSSDドライブには、高度なガベージコレクション技術が組み込まれています。「ガベージ・コレクション・プロセス」により、毎回の書き込みの前にブロック全体を消去する必要がなくなります。「ガベージ」とマークされたデータを蓄積してから、ブロックを再利用するために、容量の再生としてブロック全体を消去します。このプロセスは多くの場合、ドライブがI/Oでビジー状態でない場合にバックグラウンドプロセスで実行されます。
  • データバッファリングとキャッシュ: デルのSSDドライブは、書き込み増幅係数を制限するために、データバッファリング用にDRAMを使用してキャッシングし、過剰な書き込みによるセルの損傷を回避します。

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13.SSDの寿命の計算方法を教えてください。

SSDの耐用期間は、SSD NAND型フラッシュテクノロジー、ドライブの容量、およびアプリケーションの使用モデルの3つの主要なパラメーターによって決まります。一般的には、次のライフサイクル計算式を使用して、ドライブの耐用期間を計算できます。

寿命[年] = (耐用回数[P/Eサイクル] * 容量[物理、バイト] * オーバープロビジョニング係数)/(書き込み速度[Bps] * デューティサイクル[サイクル] * 書き込み% * WAF)/(36 * 24 * 3,600)

パラメーター:

  • 耐用回数、NANDのP/Eサイクル: SLC - 100,000回、eMLC - 30,000回、MLC - 3,000回
  • 容量: SSDの使用可能容量
  • オーバープロビジョニング係数: オーバープロビジョニングのNANDの割合
  • 書き込み速度:

 1秒あたりの書き込み速度(バイト単位)

  • デューティサイクル: 使用デューティサイクル
  • 書き込み割合(%): SSD使用時の書き込みの割合(%)
  • WAF: アプリケーションの使用事例に基づいて計算されたコントローラの書き込み増幅係数

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14.TRIM/UNMAPとは何ですか?また、デルのエンタープライズ
SSDドライブは、これをサポートしていますか?

TRIM機能は、削除したファイルをストレージデバイス(SSD)上のLBA(論理ブロックアドレス)に変換する機能で、特定のオペレーティングシステムでサポートされています。SATAの場合も、このコマンドはTRIMと呼ばれていますが、SASの場合はUNMAPと呼ばれています。TRIM/UNMAPコマンドは、特定のLBA(論理ブロックアドレス)上にある不要なデータをドライブに通知し、多数のNANDページを解放します。

TRIM/UNMAPコマンドを実行するには、OS、ドライブ、およびコントローラでサポートされている必要があります。TRIM/UNMAPコマンドを実行すると、ガベージコレクション中に書き換える必要のあるデータ量を軽減でき、ドライブ上の空き領域が増えることから、SSD性能の向上を図ることができます。現在出荷中のデルエンタープライズ向けドライブには、十分なパフォーマンスと耐久性が備わっているため、OSがこの機能をサポートしている場合でも、現時点ではサポートされていません。これらの機能は、今後提供予定のデルSSD製品に向けて、現在調査中です。

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15.SSDはどのようにしてデータの整合性を維持しますか?

デルSSDでは、次の方法でデータの整合性を維持しています。

  • 堅牢なECC
  • データパスのCRC保護
  • 複数のメタデータとFWコピー
  • メタデータのチェックサム保護
  • 堅牢な電圧レール設計を採用し、NAND型フラッシュメモリへの安定した電力を確保


突然の電源喪失時の保護対策

ハード・ディスク・ドライブ(HDD)と比較して、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は、衝撃に対してより堅牢で、消費電力が少なく、アクセス時間を短縮し、より優れた読み取り性能を発揮します。ただし、一部のSSD設計では、突然の電源喪失時に、データとファイルシステムが破損するという問題があります。包括的なデータ保護を提供するためには、電源障害が発生する前後に、効果的なデータ保護メカニズムが機能する必要があります。
デルのエンタープライズSSDには、ハードウェアおよびファームウェアベースの電源障害データ保護機能が搭載されています。これには、電圧ユニットを監視する電源障害検出回路が搭載されており、電源が事前に定義されたしきい値を下回った場合は、SSDコントローラに信号が送信されます。この信号により、SSDが入力電源から切断され、一時バッファデータとメタデータをNAND型フラッシュに移動するのに必要な手順が開始されます。この動作を実行するのに十分なエネルギーを提供できるよう、オンボード電源を維持する回路とコンデンサが実装されています。電源を維持するコンデンサは、ドライブの寿命に十分なエネルギーを保証するために、数倍の規模でオーバープロビジョニングが実施されます。 

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16.SSDはどのようにサニタイズされますか?

SSDは、ドライブの容量全体を数回書き込むことで、サニタイズすることができます。現在デルでは、今後のリリースに向け、SED(自己暗号化ドライブ)SSDの安全な消去および自己暗号化機能について調査しています。このような技術を使用すると、より迅速かつ効率的な方法でSSDをサニタイズできます。 

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17. 推奨されるアプリケーションの調整方法とOS設定について教えてください。

  • I/Oのアライメント: アライメントされたI/Oは、SSDの性能と耐久性に多大な影響を与えます。SSDでI/Oをアライメントすると、NAND書き込みを管理するための効率を向上できます。また、SSDのバックグラウンドで余分な書き込み処理が発生する原因となる、読み取り/変更/書き込み操作の数を軽減することで、SSDの耐久性を高めることもできます。
  • 各種キューの深度: キューの深度は、システムとストレージデバイスにとって重要な要素です。SSDデバイスにキューの深度を拡大することで、効率性を高めることができ、書き込み操作処理の効率が向上し、SSDの耐用期間に影響を与える書き込み増幅係数の減少を図ることもできます。
  • TRIMの使用: セクション15を参照してください。
  • ディスクデフラグの無効化: 磁気ドライブでは、デフラグ機能を使用して、データセクターがお互い隣接するようにドライブが整理されパフォーマンスを向上します。ただし、ソリッド・ステート・ドライブでは、データの配置にかかわらず同じ速度でデータにアクセスできるため、データセクターを隣接させても効果はありません。このため、SSDでデフラグは必要ありません。逆に、この機能を実行することで、実際に必要以上のNANDの劣化を助長する可能性があります。
  • インデックス処理の無効化: 通常、インデックス処理はHDDの検索を高速化しますが、SSDには効果がありません。インデックス処理では、システムおよびプロパティにあるファイルのデータベースを継続的に維持するため、SSDが得意としない、多数の小規模な書き込みが発生します。ただし、SSDではデータを読み取り性能が高いため、インデックスがなくてもデータにすばやくアクセスできます。

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18.耐久性管理とは何ですか?

耐久性管理アルゴリズムを使用すると、ドライブの保証期間中、十分なプログラム/消去(P/E)サイクルを確実に利用することが可能です。ドライブが集中的に書き込まれると、ファームウェアは書き込みを制限します。ただし、想定されたアプリケーションでSSDを使用している場合、性能のスロットリングが発生することはほとんどありません。

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19.デルのSSDにはどのような保証が適用されますか?

デルのSSDには、標準で3年間の保証が付属しています。ProSupport以上の保証をお持ちのお客様の場合は、お使いのシステムの保証に伴って、保証期間が7年まで延長されます。

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解決方法



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文書のプロパティ


影響を受ける製品

Servers

最後に公開された日付

21 2月 2021

バージョン

3

文書の種類

Solution

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