Windowsサンドボックスとは
Windowsサンドボックスは、アプリケーションを分離して安全に実行するために仮編成済みの、新しい軽量のデスクトップ環境です。
Windowsサンドボックスには、次のプロパティがあります。
- Windowsの一部 - この機能に必要なものはすべて、Windows 10 ProおよびEnterpriseに同梱されています。VHDをダウンロードする必要はありません。
- 初期設定 - Windowsサンドボックスは、実行されるたびに、Windowsの新しいインストールのように初期化されています。
- 使い捨て - デバイスには何も保持されません。アプリケーションを終了すると、すべてが破棄されます。
- 安全 - ハードウェア ベースの仮想化を使用してカーネルを分離します。Microsoftのハイパーバイザを使用して、ホストからWindowsサンドボックスを分離して別のカーネルを実行します。
- 効率的 - 統合されたカーネル スケジューラー、スマートなメモリー管理、および仮想GPUを使用します。
この機能を使用するための前提条件
- Windows 10 ProまたはEnterprise Insiderビルド18305以降
- AMD64アーキテクチャー
- BIOSで仮想化機能を有効化
- 少なくとも4GBのRAM(8GB推奨)
- 少なくとも1GBの空きディスク容量(SSD推奨)
- 少なくとも2つのCPUコア(ハイパースレッディングを使用する4コアを推奨)
クイック スタート
Windowsサンドボックスをインストールするには、[設定]>[アプリ]>[アプリと機能]>[プログラムと機能]>[Windowsの機能の有効化または無効化]に移動して、[Windowsサンドボックスを有効にする]を選択してください。
既知の問題
- Windowsサンドボックスが最初にインストールされると、すべてのサービス イベントにセットアップ プロセスが実行され、大量のCPUとディスクのアクティビティーがトリガーされて、1分間ほど続きます。
- Windowsサンドボックスで[スタート]メニューを開くにはしばらく時間がかかり、一部のスタート メニュー アプリは実行されません。
- 時間帯はWindowsサンドボックスとホスト間で同期されていません。
- Windowsサンドボックスでは、再起動が必要なインストーラーはサポートされていません。
- Windowsサンドボックスでは、Microsoftストアはサポートされていません。
- Windowsサンドボックスでは、高dpiディスプレイは十分にサポートされていません。
- Windowsサンドボックスでは、マルチ モニター構成は完全にはサポートされていません。