文書番号: 000143830
Windows 10とWindows 11のディスプレイ設定でハイ ダイナミック レンジが有効になっているとモニターの色が薄く色あせて表示されます。
Windows 11とWindows 10の画面プロパティでハイ ダイナミック レンジ(HDR)を有効にして、DellモニターS2418H/S2418HX、S2718D、S2718H/S2718HX、U2718Qで使用すると、すべての非HDRコンテンツ(すべてのWindowsの背景と基本的なアプリケーションを含む)がくすんで色あせて表示されます。(図1&2)
図1- Windowsディスプレイ設定でHDRが有効になっている場合、色が薄く色あせ、くすんで表示される
図2- Windowsディスプレイ設定(HDR有効)。
Windows 11とWindows 10のディスプレイ設定でHDRをオフに設定すると、標準のWindowsアプリケーションの色がくっきりと鮮明に表示されます。(図3&4)
図3- Windowsディスプレイ設定でHDRが無効になっている場合の通常の外観。
図4- Windowsディスプレイ設定(HDR無効)。
ディスプレイ設定でHDRをオフにして実際のHDRコンテンツを表示すると、色が過剰に飽和し、歪んで表示されます。(図5)。
図5- Windowsディスプレイ設定でHDRが無効になっている場合HDRコンテンツが過剰に飽和し歪んで表示される。
ディスプレイ設定でHDRオプションを切り替えた後に同じHDRコンテンツを表示すると、色がくっきりと鮮明に表示されます。(図6)
図6- Windowsディスプレイ設定でHDRを有効にした場合HDRコンテンツが明るく鮮明に表示される
もう一つのHDRコンテンツの表示に関する問題には、ストリーミングHDRコンテンツの再生があります。HDRオンライン ストリーミング(YouTubeなど)を使用して再生すると、ビデオが薄暗く、くすんで表示される場合があります。同じコンテンツをダウンロードして、ローカル システム上で再生すると、HDRコンテンツはクリアでくっきりと表示されます。以下の図では、左側にローカルのHDRコンテンツと、右にオンライン ストリーミングを示しています。(図7、図8、図9)。
図7- ローカルで再生されたHDRコンテンツと、同じコンテンツをブロードバンド経由でライブ ストリーミングした場合の比較。
図8- ローカルで再生されたHDRコンテンツと、同じコンテンツをブロードバンド経由でライブ ストリーミングした場合の比較。
図9- ローカルで再生されたHDRコンテンツと、同じコンテンツをブロードバンド経由でライブ ストリーミングした場合の比較。
どちらの場合も、DellモニターS2418H/S2418HX、S2718D、S2718H/S2718HX、U2718QのHDR機能は設計仕様内で機能します。
Windows 11とWindows 10の画面プロパティでHDRが有効になっている場合は、システムの背景、デスクトップ、メニューを含むHDR以外のコンテンツがくすんでフラットに表示されます。実際のHDRコンテンツのみが正常に表示されます。
HDRコンテンツを視聴する場合のみ、ディスプレイ設定でHDR機能を有効にすることをお勧めします。コンテンツの表示が完了したら、HDRのトグルをオフの位置に戻すと、システムが通常の表示に戻ります。
HDRコンテンツのように見えないストリーミングHDRコンテンツが表示された場合は、HDRコンテンツをローカル システムにダウンロードすることをお勧めします(上の図を参照)。ローカル システムから再生すると、HDRストリーミングの問題は発生しません。
Dell S2418H/S2418HX, Dell S2718D, Dell S2718H/S2718HX, Dell U2718Q
19 12月 2022
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