Windows Server: 回復パーティション(WinRE)領域の移動および再構成の方法
概要: 本ドキュメントでは、Windows Serverにおける回復パーティション(WinRE)領域の移動および再構成の方法について説明します。
手順
Windows Server 2022では、これまでとは違い回復パーティションがCドライブの後に作成されるようになりました。
これにより、OSインストール時にパーティションを分けると以下のような構成となり、将来Cドライブの拡張の妨げになるケースがあります。
本ドキュメントでは、以下のようにCドライブを最大まで拡張し、回復パーティションをディスクの後方に移動して再構成する方法について記載します。
回復パーティションの削除手順
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コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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reagentc /disableコマンドで、回復環境を無効化します。
コマンドを実施すると、回復パーティション内の回復環境"Recovery\WindowsRE\winre.wim"が"C:\Windows\System32\Recovery"配下に移動します。
"winre.wim"ファイルは、隠しファイルです。
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Diskpartコマンドツールを利用し、回復環境パーティションを削除します。
*ご利用環境に合わせ"Select Disk"および"Select Pertition"の番号を変更してください。- Diskpart:diskpartを起動します
- List Disk:ディスクリストを表示します
- Select Disk 0:回復パーティションのあるディスクを選択します
- List Partition:ディスク内のパーティションリストを表示します
- Select Partition 4:回復パーティションのあるパーティションを選択します
- delete partition override:選択したパーティションを削除します


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Cドライブを最大まで拡張します。
- List Volume:ボリュームリストを表示します
- Select Volume 1:Cドライブのあるボリュームを選択します
- extend:Cドライブを最大まで拡張します


回復パーティションの再構築手順
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Cドライブの最後に回復パーティション用の領域を作成します。
- shrink minimum=1000:ディスク後方に1000MBの未割当領域を作成
- create partition primary:未割当領域にプライマリパーティションを作成
- format quick fs=ntfs label=Recovery:作成したパーティションをNTFS形式でフォーマットしボリュームラベルをRecoveryに変更
- set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac:回復パーティション固有のIDを付与
- gpt attributes=0x8000000000000001:回復パーティション固有の属性を付与
- exit:Diskpartを抜けます

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回復環境を有効化します。
reagentc /enable

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回復環境が有効となったことを確認します。
reagentc /info

回復パーティションを誤って削除した、などwinre.wimファイルがない場合の復旧方法
Winre.wimをOSのインストールメディアから抽出し対応します。
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OSインストールメディアをDVDドライブで読み込み、"souces"フォルダ内の"install.wim"ファイルを任意の場所にコピーします。

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解凍ソフトを使用しinstall.wimを解凍します。
解凍後の容量が53GBほどあるため、解凍には時間がかかります。 -
展開されたフォルダより、"winre.wim"を検索します。
"winre.wim"は解凍先のinstall\1\Windows\System32\Recovery内に格納されています。

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"winre.wim"を"C:\Windows\System32\Recovery"にコピーします。
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以降の手順は、上記"回復パーティションの再構築手順"と同じです。