PowerVault TL2000またはTL4000のサービス タグを変更する方法

目次

1.説明
2.ソリューション
3.詳細情報

 

説明

サービス タグは、製品の底面、側面、または背面によく見られるデル製品に固有の番号です。サービス タグの検索方法の詳細については、こちらを参照してください。PowerVault TL2000またはTL4000のライブラリー コントローラー カード（LCC）が保守されると、サービス タグが変わることがあります。この場合、サービス タグを変更することができます。サービス タグがWebインターフェイスに表示されていない場合は、修正することができます。この記事では、サービス タグが設定されていない場合、または修理後に間違ったサービス タグが設定されている場合に、サービス タグを修正する方法について説明します。


図1：TL4000 LCDディスプレイ

 

対処方法

サービス タグを変更するには、次の手順に従ってください。手順は2つのセクションに分かれています。まず、アクセス用のテープ ライブラリーを準備し、次に、デバイスにPuTTYプログラムを使用してアクセスし、サービス タグを変更します。PuTTYは、以下の手順を実行するためにライブラリーに直接アクセスするのに使用されるSSHおよびtelnetクライアントです。PuTTYはこちらでダウンロードできます。

アクセス用のテープ ライブラリーの準備

前面ベゼルの方向ボタン（図2）を使用して、LCDディスプレイを操作し、メニューにアクセスします。

図2：方向ボタンと凡例
 

1. (← enter)を1回押して、メイン メニューに移動します。
   
   図3：  LCDディスプレイ - メイン メニュー
   
    
2. (- down)を使用して［Service］に移動し、(← enter)を押します。
   
   図4：LCDディスプレイ - メイン メニュー、［Service］オプション
   
    
3. (- down)を使用して、最後のオプションである［Telnet Service Port］に移動して(← enter)を押します。
   
   図5：［Service］オプション、［Telnet Service Port］
   
    
4. ［Proceed］で(← enter)で確認します。
    
   図6：［enable telnet port］、確認
   
    
5. コマンドが実行されていることを確認するメッセージが表示されます。このメッセージは短時間で表示されなくなります。
   
   図7：情報、［command successful］
   
   
    

PuTTYを使用したTL2000またはTL4000への接続

 

1. ライブラリーのIPアドレスを選択し、接続タイプを［Telnet］に設定します。
   
   図8：［PuTTY Configuration］画面
    
2. ［開く］をクリックして接続を開始します。PuTTYコマンド プロンプト ウィンドウが表示されます。
   
   図9：PuTTYのコマンド プロンプト ウィンドウ
    
3. 最初に、管理者としてログインします。これを行うにはloginコマンドを使用します。標準ユーザー：admin標準パスワード：secureです。ログインが成功した場合、ウィンドウに「login ok」と表示されます。
   
   図10：PuTTYのコマンド プロンプト ウィンドウ、ユーザーがログイン
    
4. 「STAG」コマンドに続けて目的のサービス タグを引用符に囲んで入力します。以下の例では、サービス タグとして「TEST123」が使用されています。これにより、サービス タグが変更されます。必ずシステム シャーシに表示されているサービス タグを使用してください。これを怠ると、サポートに関する問題が発生する可能性があります。
   
   図11：PuTTYのコマンド プロンプト ウィンドウ、STAGコマンドの構文
5. 新しいサービス タグは、TL2000またはTL4000 Webインターフェイスへの新たにログした後で表示されます。

詳細情報

• PuTTYはSSHおよびtelnetクライアントで、もともとはWindowsプラットフォーム向けにSimon Tathamによって開発されました。PuTTYはオープン ソース ソフトウェアでソース コードとして利用でき、ボランティアのグループによって開発およびサポートされています。これは、デルのテクノロジー ツールではありません。