PowerEdge：PERCでハード ドライブをグローバル ホット スペアとして割り当てる方法

グローバル ホット スペアは、ディスク グループの一部である未使用のディスクです。ホットスペアはスタンバイモードに保たれます。仮想ディスクで使用されているハード ドライブに障害が発生すると、割り当て済みのホット スペアがアクティブになり、システムの割り込みやユーザーの介入なしに、故障したハード ドライブの代わりに作動し始めます。ホット スペアがアクティブ化されると、障害が発生したハード ドライブを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。

ホット スペアの割り当てを変更するには、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを選択します。また、複数のハード ドライブをグローバル ホット スペアとして割り当てることもできます。

注：障害が発生したハード ドライブを交換するには、グローバル ホット スペアが同じディスク テクノロジーを使用し、サイズが同等以上である必要があります

ハード ドライブのグローバル ホット スペアを割り当てる、または割り当て解除するには、次の手順を参照してください。

PERC UEFI HII設定ユーティリティーの使用

グローバルホットスペアを作成するには、次の手順を実行します。

1. サーバーのPOST中に F2 を押して、システム セットアップを起動します。
2. ［Device Settings］を選択します。
3. デバイスのリストからPERCコントローラーを選択して、PERC設定ユーティリティーを起動します。
4. [Main Menu]をクリックします > 物理ディスクの管理。
   物理ディスクの一覧が表示されます。
5. 物理ディスクを選択します。

6. [Operations]ドロップダウン メニューから、[Assign Global Hot Spare]を選択します。
    

7. 「実行」をクリックします。
   
8. グローバル ホット スペア ディスクが正常に作成されます。

OpenManage Server Administratorを使用する

1. 専用ホットスペアとして使用するディスクをコネクタ（チャネルまたはポート）表で選択します。コントローラによっては、1 つ以上のディスクを選択できます。専用ホット スペアとして選択したディスクが、専用ホット スペアとして設定されているディスク表に表示されます。
2. 準備ができたら、[Apply Changes ]をクリックします。

iDRAC8 の使用

1. iDRAC Webインターフェイスで、[Overview]メニュー>[Storage]>[Physical Disks > Setup]に移動します。「Setup Physical Disk（物理ディスクのセットアップ）」ページが表示されます。
2. ［Controller］ドロップダウン メニューから、コントローラーを選択して、関連付けられているハード ドライブを表示します。
3. グローバル ホット スペアを割り当てるには、［Action-Assign to All］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［Global Hotspare］を選択します。
4. グローバル ホット スペアを割り当て解除するには、［Action-Assign to All］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［Unassign Hotspare］を選択します。
5. 「Apply Operation Mode（動作モードの適用）」ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
6. 「Apply（適用）」をクリックします。

iDRAC9 の使用

1. iDRAC Webインターフェイスで、[Storage]>[Physical Disks]に移動します。
   ストレージ構成ページが表示されます

   注：iDRAC 5.00.00.00以前では、[設定]>[ストレージ設定]の順にクリックし、コントローラーを選択して関連するハード ドライブを表示します。

2. グローバル ホット スペアとして割り当てるには、[Action ]列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブに対して [Assign Global Hotspare ]を選択します。
    

3. OKをクリックして、Warningダイアログ ボックスで要求されたアクションを確認します。

   1. グローバル ホット スペアを割り当て解除するには、［Action］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［Unassign Hotspare］を選択します。

4. ジョブを実行するタイミング、 後で適用、 今すぐ適用、 次回の再起動時、または スケジュールされた時刻について、目的のオプションを選択します。使用可能なオプションは、サーバーの現在の状態に応じて変更できます。
    

5. ジョブ キュー を選択して要求されたジョブの状態を表示するか、OK を選択して物理ディスク ビューに戻ることができます。