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注: リモート Linux システム上で RACADM コマンドを実行するには、
root ユーザーとしてログインする必要があります。
RACADM を使用して単一または複数の iDRAC ユーザーを設定できます。
同じ設定を持つ iDRAC ユーザーを複数設定する場合は、次の手順のうちいずれかを実行してください。
- 本項の RACADM の例を参考にして、RACADM コマンドのバッチファイルを作成し、各管理下システムでこのバッチファイルを実行します。
- iDRAC 設定ファイルを作成し、同じ設定ファイルを使用して各管理下システムで
racadm config サブコマンドまたは
racadm set サブコマンドを実行します。
新規の iDRAC を設定する場合、または
racadm racresetcfg コマンドを使用した場合は、現在のユーザーのみがパスワード
calvin を持つ
root となります。
racresetcfg サブコマンドは iDRAC をデフォルト値にリセットします。
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注: ユーザーは、経時的に有効化および無効化することができます。その結果、ユーザーは各 iDRAC で異なるインデックス番号を持っている場合があります。
ユーザーの存在を確認するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
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config コマンドを使用:
racadm getconfig -u <username>
または
各インデックス(1~16)ごとに、次のコマンドを 1 度ずつ入力します。
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config コマンドを使用:
racadm getconfig -g cfgUserAdmin -i <
インデックス>
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get コマンドを使用:
racadm get iDRAC.Users.<index>.UserName
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注:
racadm getconfig -f <
myfile.cfg>
または
racadm get -f <
myfile.cfg>
を入力して、
myfile.cfg ファイルを表示または編集することもできます。このファイルには、すべての iDRAC 設定パラメータが含まれています。
複数のパラメータとオブジェクト ID が、それぞれの現在の値と共に表示されます。重要なオブジェクトは、次のとおりです。
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getconfig コマンドを使用した場合:
# cfgUserAdminIndex=XX
cfgUserAdminUserName=
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get コマンドを使用した場合:
iDRAC.Users.UserName=
cfgUserAdminUserName オブジェクトに値がない場合、
cfgUserAdminIndex オブジェクトで示されるインデックス番号を使用できます。名前が「=」の後に表示されている場合、そのインデックスはそのユーザー名によって使用されています。
racadm config サブコマンドを使用してユーザーを手動で有効または無効にする場合は、-
i オプションでインデックスを指定する
必要があります。
前例に示されている
cfgUserAdminIndex オブジェクトに「#」文字が含まれていることに注意してください。これは、読み取り専用オブジェクトであることを示しています。また、
racadm config -
f racadm.cfg コマンドを使用して、任意の数のグループ / オブジェクトを書き込みに指定する場合、インデックスは指定できません。この動作により、同じ設定で複数の iDRAC をより柔軟に設定できるようになります。
ユーザーに対して SNMP v3 認証を有効にするには、
SNMPv3AuthenticationType、
SNMPv3Enable、
SNMPv3PrivacyType オブジェクトを使用します。詳細に関しては、
dell.com/idracmanuals にある『RACADM コマンドラインインタフェースガイド』を参照してください。
設定 XML ファイルを使用している場合は、
AuthenticationProtocol、
ProtocolEnable、および
PrivacyProtocol 属性を使用して SNMPv3 認証を有効にします。