マルチパス設定
ME4 Series のストレージ システムは、非対称論理ユニット アクセス(ALUA)のSCSI-3標準に準拠しています。
ALUA準拠のストレージ システムでは、デバイスの検出中に、ホストに最適なパス情報と最適でないパス情報が提供されますが、オペレーティング システムはALUAを使用するようダイレクトする必要があります。次の手順を使用して、ALUAを使用するようWindowsシステムとLinuxシステムをダイレクトすることができます。
MPIOを有効にするには、次のいずれかの手順を実行します。
WindowsでMPIOを有効化する
Server Managerがまだ実行されていない場合は、起動します。
[管理]メニューで、ロールと機能の追加 を選択します。
[ロールと機能の追加]ウィザードで、ロールベースまたは機能ベースのインストール を選択します。
次へ をクリックします。
プールからサーバーを選択し、次へ をクリックします。
再び次へ をクリックして、機能の選択のウィンドウに移動します。
マルチパスIO を選択してから次へ をクリックします。
インストール をクリックします。
プロンプトが表示されたら、システムを再起動します。再起動が完了したら、MPIOを使用できるようになります。
LinuxでMPIOを有効化する
次のコマンドを実行して、マルチパス デーモンがインストールされ、実行時に開始するように設定されていることを確認します。chkconfig multipathd on
各OSS/MDSホスト上の/etc/multipath.confファイルに正しいエントリーが存在することを確認します。ME4 Series ストレージ システムについては、個別のデバイス エントリーを作成します。次の表では、設定する必要のある4つの属性を指定しています。次のコマンドを実行して、正確なベンダーと製品IDの値を取得します。multipath -v3
属性
値
prio
alua
フェールバック
即時
ベンダー
ベンダー名
製品
製品ID
次のコマンドを実行して、multipath.confファイルを再読み込みします。service multipathd reload
次のコマンドを実行して、マルチパス デーモンがALUAを使用して最適/非最適パスを取得しているかどうかを判断します。multipath -v3 | grep alua パスの優先順位を設定するためにALUAを使用したことを示す出力が表示されます。たとえば、次のように表示されます。Oct 01 14:28:43 | sdb: prio = alua (controller setting) Oct 01 14:28:43 | sdb: alua prio = 130