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2022年4月17日 17:00

ラスベガスに帰ってきた! Dell Technologies World 2022

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<開催期間>

US時間:2022年5月2日から5日まで

<場所>

ラスベガス

または

オンライン(参加登録は無料

公式サイト

どんなことするの?誰がでるの?こんなことやってるよ!これはお勧めだよ!

Dell Technologies World 2022に関することならなんでもここへ書き込みしてください。

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2022年5月8日 20:00

Day 1 Keynote Session: Leading into the future. 

(マイケルデル基調講演)

 

まずはこちらのビデオから・・・

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それは新しいことを生み出すというのではなく

ちょっと違うこと、誰もが考えてみなかった方法でやってみるということ。

イノベーションは誰にでも可能だ。だから私たちはここにいる。

何もでっかいくことを変える必要はない。そこら中にヒントはあるのだから。

 

限界を超えて、既成概念を超えて、境界線を越えて・・・

イノベーションは過去を否定することではなく誰もが気が付かなかったことに気が付くこと。

だからあなたが未来を作り上げることができる。誰も想像しなかった未来を!

 

そしてマイケルの登壇です。

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3年ぶりのラスベガス!皆さんにあえて本当にうれしい!来てくれて本当にありがとう!

Trust という言葉から始まるDell Technologies World 2022。

データ時代において誰を、そしてどのデータをTrust するのか。今ここにいる人々はDell TechnologiesをTrust して共に歩んでくれているということ、まずは、それに感謝するというマイケル。そしてこれまでに起きてきたテクノロジーの返還を振り返ります。

人間のインスピレーションとテクノロジーのイノベーションという両輪が、人間の進化とその生活をよりよいものに変えてきたということ。そしてコロナ時代がさらにそれを加速させ、私たちの生活にテクノロジーがなくてはならないものとなったことは記憶に新しい、と。

その一例としてCVS HealthのKaren Lynchとの対談。

DTW3.jpgアメリカのヘルスケアサービスをDell technologiesのテクノロジーを使って変えてきたというKaren。

シームレスなサポートと強固なテクノロジーを持つDell Technologiesとの二人三脚をこれからも続けていきたい!そしてこれからもっとアメリカのヘルスケアを変革するのだとやる気満々です。 

 

そしてマイケルは続けます。
 
チャンスをつかんでデジタル変革を進めるのに要となるのは「どれだけ効果的にデータを使えるか」つまり「データを最適化された場所に置く」ということ。オンプレオフプレ議論はもう古く、時代は「マルチクラウド」を必要としていると。
2025年までには75%のエンタープライズデータがデータセンター外でプロセスされるという予測からもマルチクラウドがどれだけ必要であるか、そしてそれと同時にデータの安全性も必須なのだ。


そこで登場するのがアメリカ2番手の金融機関(軍人用)であるUSAAのCTO Jeff Calusinski。

(登壇予定だったCIOのAmala Duggiralaのピンチヒッター)

DTW5.jpgパンデミックのおかげでオフィスでの業務がままならなくなると、従業員の自宅勤務を可能にするためにPCセットをドライブスルーで提供したそう。そこで不足機材供給に活躍したのはDell Technologiesのロジスティックだったといいます。

状況が落ち着き、オフィスに従業員が戻り始めてはいるものの、接続の簡単なDell製のPCはテレワークとオフィスワークのはざまを行ったり来たりするのにかなり役に立つといいます。
また金融機関としてDataを生成するためには、マルチクラウド、ラックオンサービスなど柔軟な環境構築能力、データ保護の確実性、自動化の分野においてもDell TechnologiesはUSAAにとってなくてはならないパートナーだと締めくくります。

 

 

 

ちょっとここで明日の講演(というかDell Technologies の宣伝が入ります)

講演はJeffによるSoftware Difined Storage、コンテナ技術、Tanzu、APEX、マルチクラウドを快適に・・・などなど。そして売り上げの話、PCからクラウドまでのエリアでトップ企業であることや、パートナーとともに世界中でそれぞれの地域性にあったサービスを提供しているということもマイケルは誇らしげに語ります。

その例として世界で行われているDell Technologies による地域貢献の姿。

DTW6.jpgSolar Community Hubというプロジェクト。アマゾン地域でのソーラー発電を使った数々の技術支援。自然保護や若者への教育支援、医療支援などに生かされている。新たにオーストラリア、南アフリカ、エジプトなどで同様のプロジェクトが進行中。 

 

 

 

 

 

さて講演も後半に入り co-chief operating officer でありChuck Whitten の登場です。

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自身を橋と例えるChuck。未来への布石をテクノロジーやソリューションでつなげていくこと。そしてDell technologiesの存在意義はテクノロジーやソリューションを人類の進化のために造っていくことだと語ります。

そのために必要なのは

*問題解決

*なぜ?そうなったの?そうなるの?の気持ち


一例としてPCを例に挙げますが、「明日の講演で詳しく」と言って先輩でもあるJeff Clarkeに花を持たせます。そしてなぜ?を追求するのはDell Technologiesだけではないといいます。

例えばGM・・・

DTW8.jpgDell Technologiesの技術によってGMが開発スピードや製品の安全性を高めていく様子がスクリーンに映し出されます。製造過程だけではなくAIやMLによる製品自体の品質の改良も飛躍的に進んだといいます。

VP Fred Killeenの「目的のあるテクノロジーは世の中を変えていくもの」という言葉は言いえて妙なのでした。

 

 

 

そして話はマルチクラウドサービス紹介へ。


複雑化し多様化しているマルチクラウドサービスをより簡単に俊敏にDell Technologiesが改良したサービスの数々。(Data Protectionに始まりCyber Recovery 、などなど)またData 解析やData 保護に関してもDell Technologies はその触手を広げています。

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例えばストレージとパブリッククラウドでのサービスを融合させたProject Alpine。
これはソフトウェアデファインドでストレージを使いつつ、クラウドサービスも使えるというまさにマルチクラウド時代にぴったりのサービス。

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そしてAPEXについて。発表から1年経ったこのサービスはポートフォリオを広げ続けて、新しく加わったAPEX Cyber Recovery Servicesだけではまだまだ完結しないよう。

最後にSnowflakeとのパートナーシップ。これはSnoeflake Cloud-based analyticsサービスをクラウド上だけでなくオンプレでも使えるというもの。

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Dell Technologiesが提供するのはデータの置き場所はお客様の好きなところで、そしてやりたいことをどこででもできること、マルチクラウドの中心点にお客様をいざなうこと。

人間のイノベーションとテクノロジーで世の中をもっと便利に良くしていく。つまり人類の進化に貢献するということ。

というマルチクラウド戦略における広義でChuckのスピーチは終了します。

 

再びマイケルデルの登壇。加えてDell Technologies の従業員達も登場して講演は終了です。

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2022年5月10日 01:00

Day 2 Keynote Session: Unstoppable innovation

 

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2日目の基調講演にはJeff Clarkeが登場。一体何かと思ったらZoomをかぶっている(?)

 

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そしてMuteを解除して話を始めます。実はこの演出は最初のトピック、ここ26カ月間のコロナ禍により、世界は大きく変わったというトピックへの布石です。

 

そしてその結果、人々の生活の中心に今まで以上にPCが利用されるようになってきていることを説明し、最初の製品紹介に移ります。

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その製品はなんと・・・Latitude?ノートPCです。。

 

ストレージエンジニアとしてこれまでのイベントを見てきた人々(自分を含む)から見ると「???」といった感じ。会場からも同様な雰囲気を感じます。

 

LatitudeのタッチパッドでZoomのコントロールが出来るとか、エコやサステナビリティに考慮した(=Concept LUNA)製品製造になっていることなどを説明し、次に出てきたのはAlienware!?ゲームPCです。

 

「これはいつもと違うぞ・・・」と(少なくとも僕自身は)感じる中、ゲームのハンドオーバー(AさんからBさんへのゲームプレイの引継ぎ)をデモして、次の話題に移ります。

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(カイジのような)ざわざわ感が少しずつ出てきた会場。次に来るのは一体何だ?(まさかXPSか?)という空気が大ホールを埋めていきます。

 

そして次に来たのは・・・

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キタ――(゚∀゚)――!!

会場が一気に盛り上がります!

 

取り上げられたのはPowerMax、PowerStore、PowerFlexの3つ。これら全てに言えることは、サイバーセキュリティとNVMe over TCPの強化/実装。

 

バックアップ製品と組み合わせたサイバーセキュリティに関しては、おそらく世界一の技術と実績を持っていると言えるDell Technologiesがその強みを製品群に生かすことが出来るのは非常にうれしいことです。NVMe over TCPについてはover FC(SAN)派の人も多い中でどこまで評価されるのかはまだ未知数ですが、Dell Technologiesとしてはover TCPについても選択肢の一つとして本気で取り組んでいくということをアナウンスしたと考えてよさそうです。

 

その他、プロダクト個別のポイントとしては以下のような感じ。

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PowerMax:

・新しいOS10における200もの新機能

・Build-in AIのアルゴリズム強化

・1アレイにつき最大6千5百万のスナップショット作成

・4対1のデータ削減効果を保証

・NVMeを利用可能なスケールアウトによりパフォーマンスを2倍にすることが可能

・Non-disruptive data-in-place upgrade

 

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PowerStore:

・PowerStore 3.0における120もの新機能

・パフォーマンスが最大50%向上

・積載容量が最大60%増加

・ソフトウェアベースのMETRO SYNC(5クリックで設定可能)

 

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PowerFlex:(JeffのPersonal favoriteらしい!)

・PowerFlex 4.0における200もの新機能

・マルチクラウド関連機能の強化

 

PowerFlexに関する「新機能」の説明は少なかったのですが、そもそもの機能としてファイルもブロックも利用可能、かつベアメタル上においてもハイパーバイザーとしても動作可能な「ソフトウェアデファインド」なストレージっていう点でかなりイケている製品ですし、もともと実は恐ろしくパフォーマンスが高い!

 

あとはちょこちょこと言及されますが、コンテナ関係、特にKubernetesとの親和性が高く、PowerFlex以前にScaleIOと呼ばれていた頃からCSIドライバの提供をしていたりと実はかなりポテンシャルのあるストレージなので、今後日本でもこういった製品がバンバンと売れていくようになると嬉しいところです(そういう状況になると日本のITも強くなってきていると言えると思うので)。

 

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そしてここからは次のテーマへ。Dell Technologiesの社内開発体制についてです。

 

「ありゃ?なんでここで社内事情を話すのだろう」と最初は感じたのですが、会社の存続のためにタレントを集めるという意味で実は非常に重要な話でした(HRマーケティング的な要素を感じました)。

 

具体的にはいかにして社内の開発部門で開発以外の無駄な時間を減らし、現状で75%の時間を開発に費やしてもらえるようになったのかという話。

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更に具体的な数字によると、3年前はCI/CDのパイプラインに載せることができた開発は300万だったものが、現状では7倍の2,100万を数えるところまで来ているとのこと。また開発はマルチクラウド環境で7万のコンテナ、3万の(Kubernetes)Podが現状では動いているらしい。

 

ちょっと日本のDell Technologiesにいる自分だとイメージが湧きにくいのですが、ソフトウェアデファインドが主流になってきて、ソフトウェアで管理することが出来る範囲がサーバ機能、ネットワーク機能、ストレージ機能と広がってきている現状、さらにアジャイル開発とCI/CDによって新機能とそのデプロイメントを迅速に行うことが出来るようになってきている現状において、今まで以上に会社の強みになるのは人材(=優秀な開発者)なのだろうということは想像できます。

 

そして、そうなるといかに優秀な人材をマーケットから得ることが出来るのかということが競争力に直結する可能性は非常に高く、その優秀な人材を得るためには社内の開発環境、Dell Technologiesに入ればどれくらい快適に仕事が出来るのかということを外向けに発信するという考えは非常に重要だと感じました。

 

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などと考えているうちにも話は次々と進んでいきます。

 

コロナ禍で全社員をリモートワークにしながらも生産性を上げることができたこと(実際にDell Technologiesの業績はコロナ禍でかなり上がっています)、デジタルトランスフォーメーションは結局のところ従業員が起こす必要があることなどを簡単に説明した後、それらの実現の助けとなるもの、助けとなったものとしてやはり「社内開発の重要性」へと話が戻ってきます。

 

“By creating efficiencies for developers, we created efficiencies for infrastructure and for our operations teams.”

(開発者が効率的に働くことが出来る環境をつくることにより、我々はインフラストラクチャーとオペレーションに対する効率性を手に入れることができた)

 

と言っているように、(おそらくUSの)社内では開発者の存在感が大きく、彼らに効率的に働いてもらうために、仮想マシンの作成やネットワーク設定(NSX)、コンテナ作成(Tanzu)などを開発部門がある程度自由に行えるような環境を構築済みで、開発部門(Dev)とインフラ管理部門(Ops)間の摩擦をなくし、逆に相乗効果(Synergy)が生まれているのだそう。

 

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次に壇上に現れたのはプロダクトマネージメントチームのVice President。

ここからはDell Technologiesの製品/サービスが今後どのように利用されていくのかをイメージできるようなデモが始まります。

 

まずはProject Alpine。これはDell Technologiesが提供しているオンプレミスの、ブロック、ファイル、オブジェクトストレージにあるデータをパブリッククラウドとの間で自由に行き来できるようにすることを目的としたものです。

 

最初のデモは、数クリックと数分でPowerStoreに保存されていたデータベースをAWSに持っていくもの。

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(AWSアカウント開設や作成の事前の準備は必要であるものの)本当に簡単にデータ移行が完了してしまいます!

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更にAWSに移行後も、オンプレミスで利用していた時と同じUIやAPIが利用できるので、ユーザは問題なく作業が可能。

 

今回はデータ移行だけのデモでしたが、もちろんコンテナ環境なども自由にオンプレとパブリッククラウドの間で行ったり来たりすることが出来るので、オンプレで利用していたアプリケーションをクラウドにもっていく、逆にクラウドで開発したアプリケーションをオンプレに持ってくるなども自由に出来るらしい!

 

そんなアプリケーション開発に関連するユースケースとして、Azureを利用したAI不良品検知システムの構築例が説明されます。

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工場などに設置されているビデオカメラで取得された物品検査のためのビデオデータをオンプレのPowerScaleファイルサービスにビッグデータとして保存しておきます。

 

そしてその一部を随時Azureに前もって作成しておいたファイルサービスにコピーし、Azure基盤の中にあるAIサービスを利用して、不良品を見分けられるようにAIモデルを学習させます。

 

必要十分な精度が出るようになったら、その作成したAIモデルをAzureからオンプレにもってきて、そのモデルを利用したAI不良検知システムを工場等で動作させるというものです。

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これだとオンプレにビッグデータを置いておくコストを避けながら、パブリッククラウドサービスが提供するAIサービスを活用するということが簡単に出来てしまいます。

 

そして最後にDell Technologiesの強みの一つであるデータバックアップとサイバーセキュリティも利用可能であることを紹介して、次のプレゼンターへ。

 

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壇上に現れたのはsnowflake社のSenior Director。

snowflake社はクラウドをベースとしたデータ分析に強みを持つ企業で、今までもAWS、Azure、GCPなどに保存されているデータを利用したsnowflake社の分析サービスが利用できていましたが、なんと今後はオンプレに置いたDell Technologiesのストレージに保存されているデータを(まるでAWSやAzure、GCPにおいてあるデータのように)利用して、snowflake社のサービスが利用できるようになるそうです。

 

これはAPEX Multi-Cloud Data Servicesにも言えることなのですが、企業にとって一番重要とも言えるデータはクラウドに持っていかずに手元に置いておき、そのデータを活用した分析やアプリケーション処理などは最も適したものをオンプレ、クラウド関係なく利用可能となる選択肢を持てるということで、データ保護にかなり慎重な日本企業の需要とマッチする部分がたくさんあるのではないかと感じました。

 

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そして再びJeffへとバトンタッチ。クロージングに入ります。

 

これまでのまとめを話した後、パートナーシップを組んでいるBoeing社において、航空シミュレーションなども含んだ業務の多くの部分でDell Technologiesの製品とサービスが利用されており、Boeing社では大いに満足しているというコメントビデオが再生されて

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最後に

「実は今日ってDellの38周年に当たる日なんだよね」

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という発言により会場から大きな拍手を得た後、Dell Technologiesは今後も皆様と共に将来を発明し続けていきます(inventing the future again and again)と力強く発信して、2日目の基調講演は終了。

 

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驚きの新製品発表などはありませんでしたが、数年前のEMC Worldなどと比較すると、ニッチではなく、世の中の多くの人々に貢献できる世の中を着実に作り上げてきていることが分かる、ITインフラストラクチャーも徐々に他のインフラサービス、水道や電気のように世界中の人々の生活を便利にするために、我々に歩み寄ってきているということを感じることができた基調講演2日目でした。

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2022年5月10日 21:00

Design Resilient Solutions for an Operational Edge with OEM

 

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 個人的にはDell Technologiesの強みはEdge(とロジスティクス)にあると考えているので、このセッションは結構楽しみです。

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よく見る情報、Edgeが扱うデータ量が今後増えていくという話から始まります。このスライドによると、2025年までにデータセンターの外で作り出されるデータは全体データの75%に達し、2023年までにEdgeに展開されるITインフラストラクチャー(≒Edgeデバイス)の数は50%増加し、2024年までにEdgeで動作するアプリケーションの数は8倍になるらしい。

 

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そしてここでは定義としてEdgeを3つに分けています。

 

Near Edge:

Data Centerに「近い」Edgeという定義。Data Centerからは物理的に離れてはいるが、Data Centerへ簡単にアクセスは可能である、各都市の(サテライト)オフィスのようなものをイメージするといいかもしれない。

 

Far Edge:

一般的にEdgeというとこのエリアを思い浮かべる人が多いと思われる。工場やオフィス室内、野外を含めたセンサーデータを取得するために動いているようなものをイメージするといいかもしれない。

 

Extreme Edge:

Edgeデバイスが強盗、破壊などの危険な状態にある、もしくは自然環境的に厳しい箇所に設置されているようなもの。軍事関係や、森林データや火山活動データの取得などをイメージするといいかもしれない。

 

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そして、特にFar EdgeとExtreme Edgeにおいて、デバイスに必要とされる機能として、防塵性、耐水性、耐震性、耐寒性、耐熱性など様々なものがあることがわかります。

 

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それらの要求機能をきちんと具備した製品を利用して、Dell Technologiesは様々な会社のEdgeソリューションに貢献しています(もちろん物理的な要求のみならずセキュリティ的な要求にも応えているのでご利用頂けています)。

 

しかし、このような会社一覧の中に日本の企業が横河電機1社しかないのは非常に寂しい・・・

Edgeって目に見えるし、製造業とかとも親和性が高いと思うのでもっと日本の企業も活用して日本全体の経済を元気にしていってもらいたいところです!

 

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そしてEdgeで収集されたデータを処理していくCoreの部分ではDell Technologiesが誇る日々進化しているサーバ、ストレージ群が利用できます!ここまでEdgeからCoreまで幅広く製品群を取り扱い、またそれらすべてを日々改良していくことが出来ているのはDell Technologiesの強みの一つでしょう。

 

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これ初めて聞いたのですが(Johnさんも「これはニッチなものだ」と言っていました)面白い!野外にモジュラー型の小型データセンターを作ってしまうというもの。1/2~100ラックまで入るタイプが用意されているので、必要に応じてかなりの量のデータを取得することができそうです(通信は5Gとか使うのだろうか・・・)。

 

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そしてこれはEdge-in-a-Boxといって、オフィス内の壁などに設置して利用することを想定しているとのこと。これも面白いですね。壁にペタッとつけて(というか沿って置いてと言った方がいいのかも)、その中でVxRailとかを動かせてしまうそうです。更にUPSなどもつけられるので結構堅牢なつくりになっています。これはサテライトオフィスや大企業の各支店などにNear Edgeとして設置することを想定しているのでしょう。温度管理(空調)なども難しそうですが、そこらへんにまたDell TechnologiesがPCなどで培ってきたテクノロジーが生きてきているのだと考えられます。

 

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そしてまた野外に目を向けると、様々な環境におけるデータ取得のためのEdgeデバイスのラインナップを持っていることが分かります。一回実機を触ってどのようなデータを取得できるか確認してみたいです!

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そして最後に再度セキュリティの重要性について語ります。Edgeで多くのデータ処理を行うためにはサーバ機能が必要となるので、Dell Technologiesが培ってきたそれらの機能をEdgeに持たせてきているが、そこで「iDRACがセキュリティの確保に大きく役立っている」のだそう。「短いセッションなので説明している時間はないが」と言っていたのですが、是非この辺りの話は聞いてみたいところなので、アンテナを立てて今後も情報収集を行っていこうと思いました。

 

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2022年5月10日 23:00

CIO Interview: Choosing SaaS Data Protection for the Multi-Cloud Era

(APEX Backup Serviceを実際に使った人の話)

 

DTW1.jpgイリノイ州財務官事務所Joseph Danielsへのインタビューからになります。

就任した2018年から組織のITシステムをレガシーインフラから徐々にデジタルトランスフォーメーションを
進めてきたダニエル。今ではクラウドとオンプレを有効に使ってシステム構築をしていそうです。そんな中でAPEX Backup Serviceを選択した理由とは‥‥

 


コロナとなって2年、今まで以上にテクノロジーなしでは日々の業務が滞りなくできないと語るダニエル。そして莫大な資産を守る財務官事務所で、地域ごとに分断されたシステムをスムーズに統合していくのは困難ではあるけれど重要なミッションだったといいます。幸いなことに独自のマルチクラウド戦略にてトランスフォーメーションを成し遂げましたがビジネスユニット毎に異なるクラウド環境がある状態に・・・

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ダニエル:我々はビジネスユニット別に様々な環境があり(コマーシャル用Azure/政府用Azureそしてオンプレ環境・・・など)それらを一括して運用できるソリューションを求めていたわけです。異なったデータポイントを総合的に管理し、かつ安全に守ることができるような。そこで選択したのがAPEX Backup Serviceでした。

シンシア:何が一番の選択ポイントでしたか?

ダニエル:ランサムウェアからのリカバリ、そしてリカバリプロセスの迅速さ、が一番の選択ポイントでしたね。片時も止めることのできないファイナンスサービスを提供する僕らにとってはここが一番重要です。
また、金融機関金融機関としては保存しておかねばならない膨大なデータに対して簡単にスケールアウトができるAPEXはかなり使い勝手のいいものでした。
しかも既存のインフラの変更を全くすることなしにAPEX Backup Serviceをデプロイできるというのも素晴らしい点でした。

 

そして最後にこんな一例を語ってくれます。。。

僕らのレガシーシステムにあるサーバーがクラッシュしたんです。おそらく従来の対応であれば復旧には数週間、おそらくその間に僕は履歴書書きしなきゃいけないレベル。でもAPEX Backup Serviceのおかげで復旧にはたったの27分!しかもそのサーバーの影響範囲である8500拠点ではクラッシュの事実すら気が付かれなかった。もちろんサポートへの連絡もいらない。
すべてAPEX Backup Serviceによるリカバリが僕らの命を救ってくれた!


APEX Backup Service、ありとあらゆるところからあふれ出すデータを一括して守り、有事には素早く復旧する、しかもデプロイに特別なインフラ変更もないのでそれに伴うスタッフへのトレーニングもいらない。リカバリの確実性、そして操作の簡便性を強く主張したダニエルの話でした。

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