- メモ、注意、警告
- Shared PERC 8 カードについて
- Shared PERC 8 カードの機能
- Shared PERC 8 カードの導入
- ファームウェアとドライバのインストール
- マルチパスとクラスタリングのセットアップ
- Shared PERC 8 カード用の管理アプリケーション
- セキュリティキーおよび RAID 管理
- トラブルシューティング
- 困ったときは
Dell Shared PowerEdge RAID controller (PERC) 8 カードは Dell PowerEdge VRTX システムのために特別に設計されたストレージコントローラです。Shared PERC 8 カードはシングルルート入出力仮想化(SR-IOV)をサポートし、これによって使用可能なハードウェアリソースを複数のシステムで共有できるようになります。
コントローラは 4 台のサーバーモジュールのローカルストレージへのアクセスを可能にします。各サーバーモジュールのオペレーティングシステム(OS)は、サーバーモジュールが Shared PERC 8 のファームウェアと通信できるようにする Virtual Function (VF) ドライバをロードします。これにより、共有ストレージ上の仮想ディスクはサーバーモジュールにマップすることが可能になります。単一サーバーモジュールからは、そのサーバーモジュールにマッピングされた仮想ディスクしかアクセスできません。ストレージドメインは、Shared PERC 8 内蔵および外付けカードで独立しています。つまり、内蔵カードは外付けカードに接続されているディスクにアクセスできず、その逆の場合も同様にアクセスできません。ただし、Shared PERC 8 の内蔵および外付けカードのファームウェアが同等である限り、内蔵カードから外付けカードへのディスク移行は可能です。
Shared PERC 8 内蔵カードは VRTX シャーシ上の内蔵ストレージエンクロージャを制御します。Shared PERC 8 内蔵カードは PERC 1 および PERC 2 とラベル付けされた PERC スロットに接続します。
Shared PERC 8 外付けカードはサーバーモジュールに最大 2 つの外部 JBOD へのアクセスを許可することによってストレージ容量を拡張します。Shared PERC 8 外付けカードは、VRTX システムの PCIe スロット 5 および 6 を介して接続されます。Shared PERC 8 外付けカードは MD 1200 または MD 1220 JBOD をサポートします。