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VxRAILについての諸々の質問
- リリースノート内にUpgrade Path and Methodsの部分で、Local and Internet upgradeと記載ありますが、それらのLocalとInternetの意味が分からないのですが、どういった定義なのでしょうか。https://support.emc.com/docu91467_VxRail-Appliance-Software-4.7.x-Release-Notes.pdf
- VxRAILの特定のバージョンを使用するとなった場合、どのくらいまでアップグレードせず塩漬け運用できるのでしょうか。あげなくてもよい期間を確認する方法はありますでしょうか。過去実績で、アップグレードが必須となる期間などあれば教えて頂きたく
- DSA、DTAとは何ですか。それぞれの違いや定義を教えてください。
- 単純なセキュリティパッチを充てるってだけでも、VxRAILのバージョンは上がるという認識であっていますか。一概には言えないと思いますが、セキュリティパッチが当たる頻度、緊急パッチが当たる頻度のそれぞれで過去の実績でもいいのですが、何カ月に1度くらいの頻度でしょうか。過去リリースされているバージョンのGAタイミングって一覧になっていて、公開されているものはありますか
DELL-Naoyuki K
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2020年8月28日 01:00
Local Upgradeは、PC上に事前にUpgradeファイルをダウンロードしておき、そのファイルをVxRail Manager GUIもしくはvSphere HTML5 Clientから、Uploadすることで開始するUpgrade方法です。
Internet UpgradeはVxRail Managerがインターネット経由でDell EMCのサイトに接続して、Upgradeファイルを直接ダウンロードする方法です。
あくまでも個人的な意見となりますが、VxRailでは塩漬けはお勧めしてません。
もちろん何らかのUpgradeをする必要性に駆られていなければUpgradeをしなくてもよいのですが、Upgradeの必要性はいつ発生するのか予測ができず、導入時のVersionを安定に使い続けられる保証はどこにもないため、柔軟にUpgradeできるように仮想化基盤やApplicationを設計が好ましいです。
VxRailの場合は、Versionの組み合わせが完璧に決まっているため、ちょっとした不具合に対するパッチ適用であってもVxRail全体をUpgradeしなくてはいけない制限があります。
VxRailのUpgradeはNode数に比例して長時間になることもありますので、メンテナンスウインドウに収まらない場合も十分に考えられます。そのため、業務時間であってもN-1で稼働できるだけの設計が強く推奨されます。少なくともMisstion Criticalのアプリケーションを動作させるのであればN-1やN-2の障害耐性で設計するのは必須と考えてます。
Upgradeの必要性というのは、障害と同じくいつ発生するかわかりません。実際、多くの場合は障害に起因してUpgradeを検討することになると思います。もしくは重大な不具合や脆弱性に対するパッチが出た場合などです。どちらの場合も事前に予測することができないことから、塩漬け(=Upgradeできない)環境として構築することはお勧めしておりません。
運よくUpgradeせずに同じVersionを2年以上使い続けているお客様もいらっしゃいますが、そういうVersionはたいていGeneral Support期間の終盤のリリースであることが多く、General Support終了に伴いUpgradeを余儀なくされます。
以下が参考になると思います。
https://www.dell.com/community/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3/FCO-%E3%81%A8-DTA-%E6%97%A7-ETA-%E3%81%A8%E3%81%AF/td-p/7260561
ETA=DTAです。頭の文字がEMCからDellに変わっただけです。
DSAはSecurity関連のDTAと考えていただいて差し支えないです。
ご認識の通りです。
各Versionで適用されているSecurity Fixもリリース時期もRelease Noteから確認可能です。
Release-Notes 7.0
https://support.emc.com/docu98130_VxRail-7.0.x-Release-Notes.pdf
Release-Notes 4.7
https://support.emc.com/docu91467_VxRail-Appliance-Software-4.7.x-Release-Notes.pdf
Release-Notes 4.5
https://support.emc.com/docu86659_VxRail-Appliance-Software-4.5.x-Release-Notes.pdf
Release-Notes 4.0
https://support.emc.com/docu80740_VxRail-Appliance-Software-4.0.x-Release-Notes.pdf
kwmt
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2020年8月28日 01:00
用語は簡単にまとめますと
Dell Tech の各サービスの定義は以下にまとまっておりましたので参照ください。
https://www.dell.com/support/article/ja-jp/how17259/myservice360%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9?lang=ja
▼ VxRail はいつまでバージョン塩漬けで運用できるか?
サポート自体はそれぞれのハード、ソフトのライフサイクルに応じて提供されますが、既知の不具合を考慮せずに古いバージョンで運用する事自体が大きな障害につながるリスクを抱えていますので、塩漬けはお勧めしません。
vSphere/vSAN は新しいバージョンで性能が大幅に改善されるなどメリットもあるので古いバージョンを使い続ける事がデメリットにもなる場合があります。
Release Note のアップグレードパスにもある様にバージョンに差がありすぎると、いざ最新にバージョンアップしようにも一発では更新できず、何度もバージョンアップしなければならない時もあります。
また、不具合の中でも緊急度・重大度の高いものは FCO (Field Change Order)としてバージョンアップ必須としてアナウンスされますので、その場合はパッチを適用する事が強く推奨されます。
FCO については以前のスレを参照ください
https://www.dell.com/community/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3/FCO-%E3%81%A8-DTA-%E6%97%A7-ETA-%E3%81%A8%E3%81%AF/td-p/7260561
▼ VxRail 含め Dell Tech 製品のサポート期間は以下で参照可能です。
https://support.emc.com/docu47424_EMC_Hardware_Release_and_End_of_Service_Life_Notifications.xlsx
https://support.emc.com/docu47426_EMC_Software_Release_and_End_of_Service_Life_Notifications.xlsx
https://support.emc.com/docu47425_EMC_Firmware_Release_and_End_of_Service_Life_Notifications.xlsx
▼ セキュリティパッチが当たる頻度、緊急パッチが当たる頻度のそれぞれで過去の実績
いつどのバージョンがリリースされたかは全て日時、含まれるコンポーネント、パッチの情報がリリースノートに掲載されているのでそれを見ていただくのが一番かと思います。
※ VxRail は PowerEdge サーバー・vSphere・VxRail の管理コンポーネント など様々なコンポーネントの組み合わせでサポートされた構成が提供されますので、俯瞰して確認するにはリリースノートが確実です。
それぞれの VxRail バージョンで Fix された Security Fix, Bug Fix などが確認できるので、Fix 内容をチェックして、当てるべきか否かを判断していただくのが一般的ですが、上記にある FCO の場合はサポート期間中の VxRail では Dell から案内があると思いますのでそれに従っていただくのが良いかと思います。
ご参考まで