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VxRAILアップグレードの流れ(ダークサイト)
初歩的な質問で恐縮なのですが、インターネットへ接続できない環境におけるVxRAILのアップグレード手順について教えてください。
通常は事前にサポートサイトからSWパッケージをダウンロードし、DELLEMCのサポートチームがリモートで事前チェックとパッケージ適用するって流れだと思います。
ダークサイトの場合、サポートに問い合わせを行い、メールやFTPサイトか何かで最新パッケージを受け取る形なのでしょうか。その場合、実際にパッケージを適用する作業は、お客様自身になると思いますが、事前チェックの箇所や手順書に関してはどういう形で情報を取得するのでしょうか。
DELL-Naoyuki K
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2020年7月13日 17:00
ダークサイトの場合、Upgrade方法として以下の三つに分かれます。
1.お客様でUpgradeを実施
2.Dell EMCエンジニアがオンサイトで作業を実施(有償)
3.SRS不可でもZoomが可能であれば、Dell EMCエンジニアがリモートからUpgrade可能(無償)
1に関して回答します。
パッケージのダウンロードについては、サポートサイトからダウンロードし、何らかの形で現地の端末に転送する形になります。
お客様作業の場合、Dell EMCエンジニアが手動で実施している事前チェック作業はありませんが、Upgradeスクリプトに組み込まれているチェック機能を利用する形になります。
しかし、4.7.510以降からは事前チェックが単体でGUIから実施可能になりましたので、VxRail 4.7.510以降をお使いの場合は、お客様でも事前にUpgrade ヘルスチェックを実施することが可能になります。
Upgrade手順については通常の手順書に準拠する形になります。(Solve Onlineから手順書を生成)
ssm1010
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2020年7月14日 22:00
ご返信ありがとうございます。
保守が手動で行っていな事前チェックとGUIからの事前チェックには差があるのでしょうか。
事前チェックでは成功したが、実際のアップグレードが失敗するといったケースも考えられるかと思います。
Zoomあり:リモートで原因分析をし、再アップグレードする
Zoomなし:電話での会話を通して、進めていくようなイメージになるのでしょうか。
また、具体的にアップグレード対象となるものについて、GUIで確認できると認識しておけばよいでしょうか。そもそもなのですがアップグレード対象となっているコンポーネントリストやと対象外(お客様自身で上げなきゃいけないコンポーネント)となっているコンポーネントリストなどがわかるドキュメントって存在するのでしょうか。
文言がわかりずらくて、申し訳ありません。
DELL-Naoyuki K
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2020年7月15日 00:00
Dell EMCのリモートUpgradeサービスにて実施されている手順は公開されてはおりませんが、私の経験上では、Solve手順書に記載の内容に加えて、
・各種パスワードチェック有効性チェック
・外部VC有無およびVersionチェック
・代表的ソフトウェアの互換性チェック(RP4VM、NSX、VDPあたり)
・Version選定のアドバイス
・ダウンロードサイトの案内
・VxRail環境のヘルスチェック
などを実行している印象があります。
もちろん、事前チェックはUpgradeの成功を100%保証することを目的としたものではありませんので、事前チェックをしても失敗することはあり得ます。
事前チェックはUpgradeに向けた準備や代表的な既知事例との一致を確認するもの、私自身はと理解してます。
SRSを導入していない環境でUpgradeが失敗した場合はおおむね↑の理解であっていると思います。
Zoomありについてはご認識の通りです。
Zoom無しの場合は電話だけでは原因を特定するのが困難な場合は、ログを取得いただき解析する流れになります。
私個人の印象ですが、Zoomがあるかないかで、失敗時のリカバリにかかる時間がかなり違いますので、画面共有のみ(操作はすべてお客様、サポートからは電話で操作指示)といった形で限定的にリモートを許可いただくだけでもだいぶ違います。
またZoomだけでなく、Dell RemoteAssistという画面共有ソフトウェアもリクエスト可能です。また、お客様のほうでご用意された画面共有 or リモートミーティングソフトウェア(WebExなど)を利用することも可能な場合もあります。
Upgrade中の画面で現在UpgradeしているコンポーネントやこれからUpgradeされるコンポーネントがわかる場面もありますが、事前にどれとどれ、という感じでは表示されなかったはずです。
実際にUpgradeされるかどうかは、ソースとターゲットのVersionにも依存しますが、Upgradeされる可能性のあるものと、絶対にされないものの概要は以下です。
・される可能性があるもの
VxRail Manager/VCSA/PSC
ESXi/vSAN
System VDS/vSAN disk format
各種DriverとFirmware(対象となるものについてはサポートマトリクス参照)
・ぜったいにUpgradeされないもの(4.7.510現在)
ESRSVE(Solve的には手動でUpgradeする手順になっている)
RP4VMやCloud Arrayなどライセンスは付属するがオプションでの構築になるもの
NSXやVDPなどのオプションのvmware solution
その他の3rd party のソリューション(Avamar VEなどDell EMC製品も含む)
お客様で作成されたVDS
UserVMの仮想ハードウェアVersionやvmware tool
公式ドキュメントではないですが参考資料としては以下が役立つと思います。
https://communities.vmware.com/docs/DOC-40029
https://communities.vmware.com/docs/DOC-41716