VxRail上で稼働する仮想マシンについて、vSANの動きとしてはクラスタ内のそれぞれのESXiのローカルストレージに各仮想マシンコンポーネントが許容される障害数に従い配置されるかと思いますが、仮想マシンが稼働しているESXiにデータ配置が優先されるような動きはあるのでしょうか。
特にそういった動作は無く、CPU/メモリ等のコンピュート部分とvSANは完全に分離されているようなイメージとなりますでしょうか。
またDRSの自動化レベルのルールについてVxRailやvSANとして推奨等はありますでしょうか。
DELL-Naoyuki K
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2022年10月27日 03:00
おそらく NutanixのData Locality をイメージされてのご質問かと思います。
vSANに関してはData Locality維持するデザインとなっていませんので、仮想マシンのコンピュートとvSANコンポーネントは連動しておりません。(ストレッチクラスタは例外的に連動する)
逆にいえば Data Localityのないときにパフォーマンスが低下する、という心配も不要ですし、コンピュートを追いかけてデータが移動するといった余計なトラフィックも発生しません。
コンピュートの分散の観点ではDRSは有効ですが、vSAN観点ではDRSの推奨/非推奨となる理由は思い当たりませんでした。
vSANにもデータの分散機能がありますが、それはDRSには依存せずvSANの機能として存在します。
kwmt
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2022年10月27日 05:00
一点補足すると、vSAN のデータ配置は基本的にクラスタ内に自動で均等分散されますが、
Fault Domain 機能を利用することで、ESXi を3つ以上のグループ(ドメイン)に分け、必ずグループをまたいでデータを配置されます。
これはラック間のデータ冗長配置や Stretched Cluster や 2Node vSAN でも利用される機能です。
Fault Domain は DRS Affinity とあわせて利用する事もできますので、VM の配置とデータの配置をある程度意図するレイアウトに分散させたい場合はこれらを組み合わせて利用します。
DRS 自動化レベルについては vSAN としての特に制約ははありませんが、基本通り自動化レベルを中間にしておくのが vSphere のパーフォーマンスベストプラクティスの推奨となります。
ご参考まで、、、
foosre
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2022年10月27日 16:00
早々にご確認頂きましてありがとうございます。
NutanixのData Locality をイメージしておりました。仮にコンピュートと配置が分かれている場合にもパフォーマンス面も問題ない旨承知しました。
DRS 自動化レベルについても自動化レベル中間がベストプラクティスとなる旨、承知しました。