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1 Rookie

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98 メッセージ

929

2021年8月1日 18:00

VxRail 内部vCenterのキャパシティ管理

基本的なことで恐縮ですが、内部vCenterを使ったVxRailの環境の中で、vSANデータストアがフルになった場合やvSAN側の障害(物理・論理)が起きた場合、内部vCenterの操作ができなくなることは有るのでしょうか。また、その挙動は、外部vCenrerの場合も同様なのでしょうか。

また、容量増加に備え、VxRail側では容量管理をどういった形で行い、容量の監視(アラートや通知の仕組みは)をしていくものなのでしょうか。

4 Operator

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877 メッセージ

2021年8月1日 22:00

VxRail の管理 VM (内部 vCenter / VxRail Manager 等) には VM ストレージポリシーとして
容量管理に関しては Thick 相当の 100% 予約の「VXRAIL-SYSTEM-STORAGE-PROFILE」が既定では割り当てられています。

その為、他の VM がリソースを食いつぶしてしまっても管理 VM 用のリソースは確保されることになっていますが、
システム全体としてストレージ利用率 100% に達してしまった場合には VM 停止含めたリスクがあるので、少なくとも残りリソース 10% を切る事が無い様に「予約とアラート」で設定・監視してください。

先週別の質問で、VxRAIL ノード障害時のvSAN resync 動作について の回答に障害時の容量確保やアラームに関しての機能を紹介しておりますので、併せてご確認ください。

kwmt_0-1627881851027.png

※外部 vCenter の場合はストレージが別環境となるので、上記のストレージポリシーでの運用ではなくデプロイ先のデータストアの要件に合わせた容量監視をしてください。

 

VxRail の場合、上記の vCenter のアラーム設定の他、VxRail ACE なども管理の観点では有効に利用できるかと思います。

ご参考まで、、、

4 Operator

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1.8K メッセージ

2021年8月1日 23:00

> 内部vCenterを使ったVxRailの環境の中で、vSANデータストアがフルになった場合やvSAN側の障害(物理・論理)が起きた場合、内部vCenterの操作ができなくなることは有るのでしょうか

kwmt さんのおっしゃる通り、VxRail Manager や Internal VCSA は、OSR 100 % (100% 予約)のため、容量枯渇には強いといえますが、障害時に FTT で保証される以上のコンポーネントが失われると DU/DL になる可能性はありますので、バックアップは必ず取得しておく必要があります。

VxRail Manager や Internal VCSA は単体で再構築する公式に提供されておらず、バックアップ がない場合は Cluster Reset になる可能性がありますので、バックアップは必ず定期的 & 構成変更毎に取得されることを推奨しています。

 

 

 

4 Operator

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877 メッセージ

2021年8月2日 17:00

vROps であればデータストアの容量増加の傾向を把握して、予測に基づくアラートを出す事が可能なので最適かと思います。

vCenter 側での容量閾値ベースでの警告アラート、エラーアラートと合わせる事でより確実な把握が出来ます。

1 Rookie

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98 メッセージ

2021年8月2日 17:00

いつも、回答ありがとうございます。容量監視としては、vRealize Operationを使えば、プロアクティブな容量管理が可能になるという理解で正しかったでしょうか。

1 Rookie

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98 メッセージ

2021年8月2日 20:00

くどくて申し訳ないですが、内部vCeterであれば、Thickでリザーブされているから、容量がひっ迫することで、vCenterの操作ができなくなることはないという理解であっていますでしょうか。


ちなみに、vSANの容量値はあくまで物理での使用率となりますが、実効容量として値をvCenterやVxRail Managerの仕組み下で表示させることはできないという理解でよろしいでしょうか。

そもそも、全体容量の何%までしか使えなくするような仕組みって存在するのでしょうか。例えば、Thickで全て構成し、クウォータ機能を使うなど。要は、vSANクラスタの容量をひっ迫させない仕組みをどう作り上げられるかという話となります。

4 Operator

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877 メッセージ

2021年8月2日 21:00

 

> 内部vCeterであれば、Thickでリザーブされているから、容量がひっ迫することで、vCenterの操作ができなくなることはないという理解であっていますでしょうか。

通常時、という観点ではご認識の通りです。
但し、kaneda さんが記載されたように障害が発生した時など容量が枯渇した時、再構築する容量余裕がない場合など可用性低下や性能低下が起きるリスクがあります。

> vSANの容量値はあくまで物理での使用率となりますが、実効容量として値をvCenterやVxRail Managerの仕組み下で表示させることはできないという理解でよろしいでしょうか

vSAN の利用量は物理分の確保以外にも、各データがどのように利用されているかを vSphere Client の vSAN クラスタの "監視" > "vSAN" > "容量" の View などで確認が可能可能です。

kwmt_0-1627963609191.png

 

 

> 全体容量の何%までしか使えなくするような仕組みって存在するのでしょうか。
> 例えば、Thickで全て構成し、クウォータ機能を使うなど。

上記を実現する方法の一つが VxRAIL ノード障害時のvSAN resync 動作について にて記載した「予約とアラート」の設定となります。

予め 1 Node 障害時の再構築分の容量の確保、Slack Space としての操作領域の確保の他、リソース利用率に応じたアラート設定が可能です。

指定の閾値を超えると警告・エラーでアラートを上げる事が可能なので、監視システムやメール通知で容量警告を受け取る事が可能です。

kwmt_1-1627963843188.png

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