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2020年1月29日 00:00

[VxRail]VxRail 4.7.3xxの新機能を使ってノード追加をしてみた(後編)

皆様こんにちは。
ネットワールドのストレージ担当です。

前回の記事にて検証環境の下準備が完了したので、いよいよノードを追加します。

 

ノード追加 ~実際にやってみた~ 編

 

vCenterにログインして、[クラスタ]-[設定]-[VxRailホストの追加]をクリックします。

画像2-1.png

すると、【VxRailホスト】ウィザードが開きます。

検出されたVxRailノードのシリアルナンバーやサービスタグなどが表示されています。
シリアルナンバー等から、表示されているノードが追加対象ノードであることを確認して、左側のチェックボックスにチェックを入れて[次へ]をクリックします。

画像2-2.png

 

【ユーザ資格情報】画面に遷移するので、"vCenter管理者アカウント"とそのパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。

※ここでは、[クラスタにノードを追加する権限を持つユーザであるか]の確認のための認証情報入力です。

画像2-3.png

 

【ホストのIPアドレス】画面に遷移するので、追加ノードに設定する各種パラメータを入力します。
必要なパラメータは、以下の通りです。

・ESXiのIPアドレス
・vMotionのIPアドレス
・vSANのIPアドレス

※初期セットアップ時にあらかじめIPアドレスをプールしている項目については、本ページでのIP設定は不要です。

必要なパラメータを入力したら、[次へ]ボタンがハイライトされるので、クリックします。

画像2-4.png

 

【ESXi認証情報】画面では、追加ノードに設定する各種パラメータを入力します。
必要なパラメータは、以下の通りです。

・ESXi rootアカウントのパスワード
・ESXi 管理者権限アカウント名/パスワード
・ホスト構成
   ・ESXi IPアドレス
    (【ホストのIPアドレス】画面にて設定した、プールされているIPから設定できます)
   ・ホスト名
    ([ホスト構成のオートフィル]にチェックを入れると、初期セットアップ時に設定した連番でオートフィルされます。)





※ここでは、追加するノードに設定するアカウント情報を入力します。
したがって、既存のノードに設定されているものと異なるものを入れてしまうと、追加したノードだけアカウント情報が異なったクラスタになってしまいますので注意してください。

必要なパラメータを入力したら、[次へ]ボタンがハイライトされるので、クリックします。

画像2-5.png

 

【保守モード】画面では、追加するノードを「メンテナンスモード」にして追加するかを選択できます。
DRSが有効な環境において、追加したノードの正常性を確認する前に仮想マシンが追加ノードにvMotionしてしまうことを防ぐことが出来るので、痒い所に手が届くいい機能ですね!

メンテナンスモードにするか否かを選択して、[次へ]をクリックします。

画像2-6.png

 

【検証】画面にてパラメータがサマライズされているので、内容を確認して[検証]ボタンをクリックします。
入力したパラメータ等の妥当性検査が実施され、問題なければ検証がPassします。

※追加ノードのDNSレコードが登録されていないと、この検証にてFailしてしまいます。
事前にレコードをDNSサーバへ追加しておきましょう。

事前検証にPassしたら、[完了]ボタンをクリックすると、いよいよノード追加が開始されます!

画像2-7.png

 

ノード追加処理中は、プラグイン上で進捗がリアルタイムで表示されます。
弊社検証環境では、約10分ほどでノードの追加が完了しました。

画像2-8.png

 

処理が完了すると、元の検出画面に戻ります。
左ペインに追加されたホストが表示されていたり、[クラスタ]-[設定]タブ-VxRailの[ホスト]をクリックすること表示されるノード一覧に、追加したノードが表示されます。

それでは、クラスタにノードが追加されたかを確認してみましょう。

画像2-9.png

 

無事、クラスタにノードが追加されていることが確認できました。

 

実際の運用について考えてみた 編

 

ということで、これまでの検証結果を踏まえて、手数の少ないノード追加手順を考えてみます。

まずは、以下の前提となります。

1.工場出荷バージョンは4.7.300(最近の"中の人"が感じる傾向より)
2.稼働中のクラスタは4.7.300未満である

※今後バージョンアップが進んでいくにつれて、上記バージョンが異なっていくことが考えられますが、基本的には
【クラスタのバージョンが低く、新規追加ノードのバージョンが高い】
状態の場合となります。

上記の前提を踏まえると、以下の例が最適解ではないかと思われます。

 

① 既存のクラスタを、Composite Updateにて4.7.301へローリングアップデート
② クラスタへ、新規ノード(4.7.300)を追加する
 →この際、新規ノードは自動で4.7.301へアップデートされます。
③ 4.7.301の5ノードクラスタが完成
※複数のノードを追加する場合、ステップ②にて追加するノードを増やすだけです!



 

画像2-10.png

 

なんと簡単なんでしょう・・・

ステップ数にすると大したことないかもしれませんが、実作業における工数を考えるとかなりの運用負荷軽減につながるのではないでしょうか。

その他、スケジューリングアップデート等、4.7.3xxで追加された新機能が多くあります。
バージョンアップするごとに機能拡張していくVxRail。
その方向性は【運用負荷がなるべく少なるように】という意図が"中の人個人的"には見え隠れしたアップデートと感じました。

 

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