「IDPA：アップグレードの検証で「redirection failed」というメッセージが表示されたため、ACMアップグレードUIにアクセスできません

概要: この記事では、IDPAアップグレード検証プロセス中にACMアップグレードUIのリダイレクトが失敗するシナリオについて説明します。これは、ACMにアクセスするシステムとACM間のネットワーク ファイアウォールでポート9443がブロックされている場合に発生する可能性があります。

この記事は次に適用されます： この記事は次には適用されません： この記事は、特定の製品に関連付けられていません。 すべての製品パージョンがこの記事に記載されているわけではありません。
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現象

ACMでアップグレード バイナリーの抽出が成功したことを確認します。

PuTTYまたはSSHを使用してrootユーザーとしてACMにログインし、次のコマンドを実行します。

cat /data01/tmp/patch/logs/extract.log

05/01/21 06:43:33 ************ Executing extract.sh ************

05/01/21 06:43:34 Dataprotection upgrade rpm not found.

05/01/21 06:43:34 Deploying dataprotection-upgrade binary in tomcat.

05/01/21 06:44:08 Checking for the mandatory files in tar

05/01/21 06:44:08 Creating second instance of tomcat

05/01/21 06:44:41 Successfully created second tomcat instance

2回目のアップグレードTomcatプロセスの作成が成功したことを確認します。

tail -5 /data01/tmp/patch/logs/tomcat_creation.log

05/01/21 06:44:41 Upgrade war exists in old tomcat. Removing war

05/01/21 06:44:41 Successfully deleted dataprotection upgrade war from old tomcat

05/01/21 06:44:41 Dataprotection upgrade directory exists in old tomcat. Removing war

05/01/21 06:44:41 Successfully deleted dataprotection upgrade directory from old tomcat

05/01/21 06:44:41 Successfully created second tomcat instance

次のコマンドを使用して、ACMがポート9443をリスンしていることを確認します。

netstat -apn |grep 9443

次のコマンドを使用して、アップグレード サービスが動作していることを確認します。

service dataprotection_webapp_upgrade status

dataprotection_webapp_upgrade.service - SYSV: Apache Tomcat init script

   Loaded: loaded (/etc/init.d/dataprotection_webapp_upgrade)

   Active: active (exited) since Sat 2021-05-01 06:44:12 PDT; 4 days ago

  Process: 17035 ExecStart=/etc/init.d/dataprotection_webapp_upgrade start (code=exited, status=0/SUCCESS)

別のユースケースでは、次のメッセージが ACM upgrade-utility.logが使用するJava Runtime Environmentへのパスを定義します。

grep -i "java.net.ConnectException" /data01/tmp/patch/logs/upgrade-utility.log

2020-10-16 10:59:41,576 ERROR [https-jsse-nio-8543-exec-8]-util.RestUtil: Error occured while executing REST request. due to java.net.ConnectException: Connection timed out (Connection timed out)

ACMにアクセスするシステムとACM自体の間のネットワーク ファイアウォールでポート9443が開いているかどうかを確認します。

原因

ACMにアクセスするシステムとACMの間のネットワーク ファイアウォールでポート9443がブロックされていたため、この問題が発生しました。

解決方法

注：「 goidpa tool が、この問題に関する詳細情報を提供できます。次の記事に従って、 goidpa toolが使用するJava Runtime Environmentへのパスを定義します。PowerProtect Data Protection Appliance: GoIDPAツール

ACMで次のコマンドを実行します。 
./goidpa system upgrade-port-check

これにより、システムからポート9443に到達可能かどうかをテストできます。


Fix:

ACM UIにアクセスするシステムとACM VMの間のネットワーク ファイアウォールでポート9443を開く必要があります。 


対処方法:

回避策として、PuTTYでトンネルを作成してポートフォワーディングを実行できる場合があります。

  1. PuTTYを右クリックして、Connection >SSH >Tunnelsに移動します。
  2. 詳細を次の形式で入力します。
Source Port 443

Destination IP: ACM Public IP Address

Destination Port: 443
  1. [追加]をクリックします。
  2. 以下の詳細に従って、9443の2番目のポート トンネルを追加し、[Add]をクリックします。 
Source Port 9443

Destination IP: ACM Public IP Address

Destination Port: 9443

トンネル構成を示すPUTTYのスクリーンショット。  

  1. 次のURLでIDPAアップグレードUIを開きます。
https://localhost:9443/dataprotection-upgrade

対象製品

Integrated Data Protection Appliance Family
文書のプロパティ
文書番号: 000186345
文書の種類: Solution
最終更新: 30 5月 2025
バージョン:  9
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