PowerFlex 3.0: SDSに新しいデバイスを追加したときに「Device media type mismatch」アラートが発生する

 - VxFlex OS 3.0の新規インストール
- SDSへの新しいデバイスの追加
- アラートは、プールのメディア タイプをデバイス メディア タイプとは異なるものに変更した場合にも表示されます。

現象

 - メディア タイプがSSDに設定されたプールに新しいデバイスを追加すると、MDMイベントに次のメッセージが表示されます。
 

2019-04-02 16:19:23.517 SDS_DEV_MEDIA_TYPE_MISMATCH WARNING  	 Performance metrics on SDS 00007f54d652e460 device /dev/sdb indicate a media type mismatch. Expected SSD, detected HDD. Check the health of mismatched device, or replace the device. 
2019-04-02 16:19:24.528 SDS_DEV_MEDIA_TYPE_MISMATCH WARNING  	 Performance metrics on SDS 00007f54d6537460 device /dev/sdc indicate a media type mismatch. Expected SSD, detected HDD. Check the health of mismatched device, or replace the device.

The following alert will show in the GUI "Alerts" tab:
 
The SDS trc logs show the following when adding the device:

02/04 16:18:56.973216 0x7f4ca2961db8:file_DeviceTypeTest_Run:00400: Device type test [devId df77712b00020000 /dev/sdb]: starting test in bound UMT [try 1 max 2]
02/04 16:18:59.835296 0x7f4ca57cfdb8:file_DeviceTypeTest_RunTest:00335: Device type test [devId df77712b00020000 /dev/sdb]: test summary: detected type DATA_SPINDLE, 
test time 2861989 micros, total IOs 128, fast IOs percentage 0, --- test thresholds: time spindle >= 256000 flash <= 64000, fast IOs percentage flash >= 80
02/04 16:19:01.353528 0x7f4ca2961db8:file_DeviceTypeTest_Run:00400: Device type test [devId df77712b00020000 /dev/sdb]: starting test in bound UMT [try 2 max 2]
02/04 16:19:11.744518 0x7f4ca435bdb8:file_DeviceTypeTest_RunTest:00335: Device type test [devId df77712b00020000 /dev/sdb]: test summary: detected type DATA_SPINDLE, 
test time 10390761 micros, total IOs 512, fast IOs percentage 0, --- test thresholds: time spindle >= 1024000 flash <= 256000, fast IOs percentage flash >= 80
02/04 16:19:11.744587 0x7f4ca2961db8:file_DeviceTypeTest_Run:00415: Device type test [devId df77712b00020000 /dev/sdb]: ended test [try 2 max 2] detected DATA_SPINDLE expected DATA_FLASH

問題

デバイスがFine Granularity (FG)プールに追加されている場合、デバイスは追加されますが、エラーおよび使用不可としてマークされます。 

デバイスがMGプールに追加されている場合は、デバイスが追加され、アラートはUIに残ります。

根本的な原因

VxFlex OS 3.0では、プールとディスクのメディア タイプを指定することがさまざまな理由で導入されました。その1つが、FGのFine Granularityプールに追加できるのはSSDのみであるということでした。新しいディスクをSDSに追加すると、SDSはディスクをテストして、SSDを識別するために設計されたパフォーマンス メトリックに合格していることを確認します。 

このテストには、次の 2 つのメトリックがあります。
- ディスクに送信されたすべての IO の全体的な実行時間。IOは、ディスク内のランダム オフセットに並列で送信されます。
- 「高速 IO」の割合は、それらの IO の回復にかかる予想時間で示され、80% > 必要があります。

ディスクが最初のテストに失敗した場合、SDSはより多くのIOを使用してテストを再度実行し、最初のテストがまぐれではなかったことを確認します。上記のtrc出力に記載されているように、512 IOを送信した2番目のテストにかかった合計時間は10秒を超えていました。さらに、どのIOも「高速IO」としてマークするのに必要な時間閾値を下回っていませんでした。したがって、このディスクはSSDメディア タイプ プール内のハード ドライブとしてマークされました。

ここで最初に行うことは、ディスクを削除して再度追加することです。 

ディスク タイプと一致しないパフォーマンス メトリックがディスクに表示され続け、アラートが返される場合は、ハードウェア側を確認する必要があります。コントローラーとドライバーが正しく設定されていることを確認し、必要に応じてディスク速度テストを実行します。必要に応じて、ハードウェア ベンダーを関与させます。

問題が発生するバージョン

VxFlex OS 3.0以降

修正バージョン

これはハードウェアの問題です。