Dell EMC System Update（DSU）

この文書では、Dell EMC System Update（DSU）について説明します。 

目次

1. DELL EMC System Update（DSU）の概要
2. 機能
3. DSU v1.9の新機能
4. ドキュメンテーション
5. サポートされているOS

1. DELL EMC System Update（DSU）の概要

DELL EMC System Update (DSU)とは、スクリプトを最適化して作成されたアップデート導入ツールで、Dellアップデート パッケージ(DUP)をDell EMC PowerEdgeサーバーに適用する場合に使用します。

新機能：

• SSHパスワード認証
• 設定ファイルの暗号化/復号化
• IPv6のサポート

DSUはDellアップデート パッケージ（DUP）として入手できます。DSU DUP

サポートされるオペレーティング システム： 

• Red Hat Enterprise Linux 7 
• Red Hat Enterprise Linux 8 
• SUSE Linux Enterprise Server 15
• Ubuntu 20.04 LTS

• Microsoft Windows Server 2016 
• Microsoft Windows Server 2019 
• Microsoft Windows Server 2022
• MS WS HCI OS

2. 機能

• コマンド ライン（CLI）属性の堅牢なセット
• LinuxとWindowsの両方のバージョンで同一の機能と特長
• DSU for Linuxは、Dell Enterpriseカタログ（またはDell Repository Managerを使用して作成されたカスタム カタログ）と、Linuxアップデート パッケージにアクセスするためのDell Linuxリポジトリーのどちらとでも動作

メモ：Dell Enterpriseカタログは毎週金曜日にアップデートされ、Linuxリポジトリーは第2金曜日と第3金曜日にアップデートされます。それぞれ最新のバージョンを使用することを推奨します。

• DSU for WindowsとDSU for Linuxは、Dell Enterpriseカタログ（またはDell Repository Managerを使用して作成されたカスタム カタログ）で動作
• カスタム ブータブルISOを作成するためのオプション
• DSUは、スマート ブートタブルISO機能とスマート導入スクリプト機能のために、Dell EMC Repository Managerによって使用されるテクノロジーです。 
• 『DSU User Guide』に、CLI属性とサンプル スクリプトの完全なリストが記載されています。 

       システムにDSUをインストールすると次のことが可能です。

• PowerEdgeサーバーのインベントリーの作成と、インストールされているアップデート可能コンポーネントの特定
• 新規アップデートが利用可能なコンポーネントの特定
• 該当アップデートの適用

3. DSU v1.9.xの新機能

DSU 1.9.0 

• インデックス カタログのサポート
• 強化されたコンプライアンス レポート
• JSON形式でのコンプライアンス レポートのエクスポートをサポート

• ユーザーがリポジトリーに接続する場合や、オンラインまたはdownloads.dell.comリポジトリーのみでユーザーが設定したプロキシによってアップデートを入手する場合に、プロキシを使用します。
• カタログまたはソースの場所が記載された証明書を使用したhttps接続をサポートします。また、リポジトリーとカタログの詳細情報を入手するためにもhttpsを使用します。
• DSUは、インデックス カタログからカタログの場所とともに提供される署名ファイルを動的にダウンロードしてアップデートします。
• アップデート時には、無効または使用できないカテゴリー フィルターはスキップされます。
• ハイパー コンバージド インフラストラクチャ オペレーティング システムをサポートします。

• オペレーティング システム ドライバー パックやOMSA (Windows)などの新しいインストール アプリケーションをサポートします。
• PERC DUP終了コード18（仮想ACサイクルが必要）および19（コンテナ/シャーシの電源サイクルが必要）をサポートします。
  • メモ: 終了コードはDUP専用です。
• コンソールにハードの依存関係を表示します。
• DSUは、再起動状態でのマルチレベルな依存関係コンポーネントのアップデートをサポートします。
• FIPS対応環境でのDSUインストーラーをサポートします。

• SSHパスワード認証
• 設定ファイルの暗号化/復号化
• IPv6のサポート

DSUの入手方法

• Windows DUPは、以下にリストされているWindowsオペレーティング システムをサポートします。
• Linux DUPは、以下にリストされているRHEL/SLES/Ubuntu OSをサポートします。
• DSU RPM for RHEL/SLESも利用できます。  DSU RPM

4. マニュアル

『DSU User Guide』 

5. サポートされているオペレーティング システム

Linux（RHELおよびSUSE）

• Red Hat Enterprise Linux 7 
• Red Hat Enterprise Linux 8 
• SUSE Linux Enterprise Server 15 
• Ubuntu 20.04 LTS 

メモ：  DSUは、CentOSやDebianなどのコミュニティーLinuxディストリビューションとも連携するように設計されています。

Microsoft Windows

• Microsoft Windows Server 2016 
• Microsoft Windows Server 2019 
• Microsoft Windows Server 2022
• MS WS HCI OS

サポートされているプラットフォームDell EMC PowerEdge 12G以降のサーバー。