NetWorker：仮想マシンのリストアが完了せず、VMディスクが削除されるか、空のドライブとしてリストアされる

NetWorker VMware Protection (NVP) vProxyアプライアンスを使用して実行されたVMのリストアが失敗し、VMにディスクが見つからないかゼロになっていると表示されます。

図1: VMに欠落ディスクまたはゼロ化されたディスクが表示される

VMのリストアが失敗し、VMリカバリー セッション ログに次のエラーが表示されます。

YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ DEBUG:  [105] Data Mover: Hard disk 3: Reporting disk status error: Failed to initialize Block Writer.  Failed to open source VMDK '[DATASTORE] VM_NAME/VM_NAME_2.vmdk': VDDK Error: 13: You do not have access rights to this file.

vProxyの /opt/emc/vproxy/runtime/logs/vrecoverd/vrecoverd-vddk.log 「Not found」アラートが表示される場合があります。

YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ NOTICE: VDDK INFO YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ3Z error -[13331] [Originator@6876 sub=transport] Unmounting 42126e5f-f18a-8243-01ea-6a29456f8ecb using transport hotadd failed : Got bad HTTP response during feteching file (Not Found).

vProxy VM vmware.log は、リストア中にvMotionが開始されたことを示しています。

YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ In(05) vmx - SVMotion: Enter Phase 1
....
YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ In(05) worker-2107995 - SVMotionCleanupThread: Cleanup complete.

VMware DRS(Distributed Resource Scheduler)が有効になっている。リストア処理中に、vProxy VMがVMware環境でvMotion操作されます。VMがvMotionされると、接続されているすべてのディスクが要求されます。VMのリストア中、VMディスクはvProxyに接続されます。つまり、リストア中にvProxy上でvMotionが発生した場合、VMディスクの名前はvProxyに属するように変更されます。

VMに搭載されているディスクの数と、vProxyでvMotionが発生するタイミングによっては、一部のディスクが正しくリストアされる可能性があります。vMotionが開始されると、VMディスクの名前が変更され、リカバリー プロセスがVM名を使用してVMDKを検出できなくなるため、保留中のディスクはすべて失敗します。

これは、vMotionの設計に基づいて想定される機能です。VMwareの記事 1029513を参照してください。

vProxy VMの自動vMotion操作は避けてください。バックアップまたはリストアの途中でvProxy VMがvMotionされると、予期しない問題が発生する可能性があります。vProxy VMでDRSを無効化します。

これらの変更を行うには、VMware管理者またはサポート チームにお問い合わせください。