デルPCのWindows 7でコンピュータ管理を設定する方法

この文書では、「コンピューター管理」に関する情報と、Windows 7を搭載したDell PCでの使用方法について説明します。

目次:

1. Windows 7の「コンピューター管理」ユーティリティーとは
2. 「コンピューター管理」ユーティリティーを開いて使用する方法
3. スナップインの使用
4. システム ツールの使用
5. ストレージの操作
6. サービスとアプリケーションの使用

Windows 7の「コンピューター管理」ユーティリティーとは

「コンピューター管理」は、システム ツールにアクセスして、コンピューターをより直接的に管理するためのMicrosoft Windowsユーティリティーです。

Windows 7では、Microsoft管理コンソール（MMC）によって、PCの管理ツールが収集され表示されます。

これらのツールは「スナップイン」と呼ばれ、オペレーティング システム（OS）のハードウェア、ソフトウェア、およびネットワーク コンポーネントの管理に使用されます。［管理ツール］フォルダーにある「コンピューター管理」などのツールのいくつかは、MMCスナップインです。

メモ：詳細については、MMCスナップインを開き、スナップインに付属のヘルプ トピックを参照してください。通常、ヘルプ トピックにアクセスするには、［ヘルプ］メニューの［ヘルプ トピック］をクリックします。

管理ツール：

• システムツール
• ストレージ
• サービスとアプリケーション

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「コンピューター管理」ユーティリティーを開いて使用する方法

メモ：プロパティーを表示および変更したりコンピューター管理タスクを実行するには、ほとんどの場合、管理者または管理者グループのメンバーとしてログオンしている必要があります。

1. ［スタート］ボタンをクリックして、スタート メニューから［コントロール パネル］を選択します。

2. ［システムとセキュリティ］リンクをクリックします。

メモ： コントロール パネルが「クラシック表示」になっている場合、このリンクは表示されません。［管理ツール］アイコンをダブル クリックして、手順4に進んでください。

3. ［システムとセキュリティ］ウィンドウで、ウィンドウの下部にある［管理ツール］アイコンをクリックします。

4. ［管理ツール］ウィンドウの［コンピューター管理］アイコンをダブルクリックします。

5. ［コンピューター管理］が開いたら、コンソール ツリーをクリックし、［システム ツール］、［ストレージ］、［サービスとアプリケーション］の順に展開して、これらの各コンテナーのツールとサービスを表示します。

6. 必要なアイテム（［ディスクの管理］など）をクリックして、ツールを使用し、関連付けられている情報を表示します。

7. ［ディスクの管理］は数秒で読み込まれて［コンピューター管理］ウィンドウの右側に表示されるはずです。

メモ：［ディスクの管理］リストが表示されない場合は、ストレージの左側の［< | >］アイコンをクリックする必要がある場合があります。

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スナップインの使用

MMCスナップインの中には、適切に機能するためには管理者の権限が必要なものもあります。

管理者の権限でMMCを開くには、次の手順に従います。

1. ［スタート］ボタンをクリックして、［すべてのプログラム］を選択します

2. ［アクセサリー］を開き、［コマンド プロンプト］を右クリックして、メニューから［管理者として実行］を選択します

3. コマンド プロンプトで、「mmc .exe」と入力します

4. MMCが開いたら、［ファイル］をクリックし、［スナップインの追加と削除」をクリックして、使用可能なスナップインのリストから選択します

メモ：一部のMMCスナップインは、特定の追加機能がインストールされた後でのみ使用できます。

追加機能をインストールするには、以下を行います。

1. ［スタート］メニューから［コントロール パネル］を開き、［プログラム］をクリックします。

2. ［インストールされたプログラム］で、［Windowsの機能を有効または無効にする］を選択します

3. ［ユーザー アカウント制御］ダイアログ ボックスが表示された場合は、表示されるアクションが目的のものであることを確認してから、［続行］をクリックします。

4. インストールする機能のチェックボックスをオンにして、削除する機能のチェックボックスをオフにしてから、［OK］をクリックします。

以下は便利なスナップイン ツールです。

• ActiveXコントロール
• 承認マネージャ
• 証明書
• コンポーネントサービス
• コンピュータの管理
• デバイスマネージャ
• ディスクの管理
• イベントビューア
• グループ　ポリシーの管理
• グループ ポリシー オブジェクト エディター
• IPセキュリティ モニター
• IPセキュリティ ポリシーの管理
• Webアドレスへのリンク
• ローカル ユーザー & グループ
• NAPクライアントの設定
• パフォーマンス診断
• 印刷管理
• 信頼性モニタ
• ポリシーの結果セット
• Routing and Remote Access
• セキュリティの構成と分析
• セキュリティ テンプレート
• サービス
• 共有フォルダ
• タスクスケジューラ
• TPM管理
• セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール（ローカル コンピューター）
• WMIコントロール

さらに、［リムーバブル記憶域］や［ネットワーク ファイル システム］などの追加機能をインストールすると、MMCスナップインを追加することもできます。コントロール パネルを使用して、追加の機能をインストールできます。

Windowsの機能の一部として使用できる、特定の追加のMMCスナップインは、使用しているWindowsのバージョンによって異なる場合があります。

利用可能なその他のスナップインには、次のものがあります。

• インデックス サービス
• インターネット インフォメーション サービス（IIS）6.0マネージャー
• NFS用サービス
• リムーバブルストレージ

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システム ツールの使用

タスクスケジューラ 

「タスク スケジューラー」を使用すると、特定の時間または特定のイベントが発生したときにアクションを実行する自動化されたタスクのスケジュールを設定することができます。スケジュールされたすべてのタスクのライブラリーが保持され、タスクの整理されたビューとそれらを管理するための単一のアクセス ポイントが提供されます。タスクの実行、無効化、変更、削除はライブラリー内から行うことができます。「タスク スケジューラー」のユーザー インターフェイス（UI）は、Wndows XP、Windows Server 2003、およびWindows 2000の［スケジュールされたタスク エクスプローラ］の拡張機能に代わるMMCスナップインです。

イベントビューア 

「イベント ビューアー」は、イベント ログを参照および管理できるツールです。これは、システムの正常性をモニタリングし、問題が発生したときにはトラブルシューティングするための最適のツールです。

「イベント ビューアー」を使用すると、次のタスクを実行できます。

• 複数のイベント ログからのイベントを表示する
• 再利用できるカスタム ビューとして、便利なイベント フィルターを保存する
• イベントに応じてタスクを実行するようにスケジュールを設定する
• イベント サブスクリプションを作成および管理する

共有フォルダ 

「共有フォルダー」ツールを使用すると、コンピューター上のファイル共有を一元管理することができます。ファイル共有を作成したり、アクセス許可を設定したり、コンピューター上のファイル共有に接続されているファイルやユーザーを表示して管理したりすることができます。

ローカル ユーザーおよびグループ 

「ローカル ユーザーとグループ」を使用して、コンピューター上にローカルに保存されているユーザーとグループを作成および管理します。

パフォーマンス 

「パフォーマンス」ツールを使用すると、パフォーマンス ログと警告を設定して、コンピューターの性能に関するデータをモニターおよび収集することができます。

デバイスマネージャ 

「デバイス マネージャー」を使用すると、コンピューターに取り付けられているハードウェアをグラフィカルなツリー ビューで表示できます。すべてのデバイスは、デバイス ドライバーと呼ばれるソフトウェアを使用して、OSと通信します。「デバイス マネージャー」を使用して、お使いのハードウェア デバイス用のドライバーをインストールおよびアップデートすることができます。これらのデバイスのハードウェア設定を変更し、問題のトラブルシューティングを行うことができます。

「デバイス マネージャー」を使用して次のことができます。

• コンピューターのハードウェアが正常に動作しているかどうかを確認する
• ハードウェア構成設定を変更する
• 各デバイス用にロードされているデバイス ドライバーを特定し、各デバイス ドライバーに関する情報を取得する
• デバイスの詳細設定とプロパティーを変更するアップデートされたデバイス ドライバーをインストールする
• デバイスを有効化、無効化、およびアンインストールする
• OSを以前のバージョンにロールバックする
• デバイス タイプ、コンピューターへの接続、または使用しているリソースに基づいてデバイスを表示する
• 表示が重要ではないが高度なトラブルシューティングに必要な場合がある非表示のデバイスを表示または非表示にする

通常は、デバイス マネージャーを使用して、ハードウェアのステータスを確認し、コンピューター上のデバイス ドライバーをアップデートします。

高度なユーザーは、デバイス マネージャーの診断機能を使用して、デバイスの競合を解決し、リソース設定を変更することもできます。

メモ：リソースはハードウェアの設定中にシステムによって自動的に割り当てられるため、リソース設定は通常、変更する必要はありません。リモート コンピューター上では読み取り専用モードで動作するため、デバイス マネージャーで管理できるのはローカル コンピューター上のデバイスのみです。「読み取り専用」とは、リモート コンピューターのハードウェア構成を表示できるが変更できないことを意味します。

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ストレージの操作

ディスクの管理 

これは、ハード ディスクとハード ディスクに格納されているボリュームまたはパーティションを管理するためのシステム ユーティリティーです。「ディスクの管理」機能を使用すると、ディスクの初期化、ファイル アロケーション テーブル（FAT）、ファイル アロケーションテーブル32ビット（FAT32）、またはNTファイル システム（NTFS）ファイル システムを使用してボリュームを作成し、ボリュームをフォーマットすることができます。「ディスクの管理」機能を使用すると、システムを再起動したりユーザーの作業を中断したりすることなく、ほとんどのディスク関連タスクを実行できます。構成の変更の多くは、直ちに有効になります。

Windows 7の「ディスクの管理」では、以前のバージョンと同じ機能を提供していますが、次のような新機能も追加されています。

よりシンプルなパーティションの作成

ボリュームを右クリックすると、メニューからベーシック、スパン、またはストライプのパーティションを直接作成するかどうかを選択できます。

ディスク変換オプション

ベーシック ディスクに4つ以上のパーティションを追加すると、ディスクをダイナミックに変換するか、またはGUIDパーティション テーブル（GPT）パーティション スタイルに変換するかを確認するプロンプトが表示されます。

パーティションの拡張と縮小

Windowsインターフェイスを使用して、パーティションを直接拡張および縮小することができます。

これは非常に便利なツールです。

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サービスとアプリケーションの使用

サービス 

「サービス」ツールを使用して、ローカルまたはリモートのコンピューターで実行されているサービスを管理（例えば、サービスの停止または開始）することができます。また、sc configコマンドを使用してサービスを管理することもできます。

WMIコントロール 

Windows Management Instrumentation（WMI）コントロールは、リモートまたはローカルのコンピューターでWMI設定を構成するためのツールです。

WMIコントロールを使用すると、次のタスクを実行できます。

リポジトリーのバックアップを作成する

WMIコントロールを設定して、WMIリポジトリーを定期的または手動でバックアップすることができます。リポジトリーとは、WMIを使用してアクセスできるオブジェクトのデータベースです。また、以前のバージョンのリポジトリーを復元することもできます。

スクリプトのデフォルトの名前空間を変更する

WMIスクリプトを対象としているデフォルトの名前空間を変更することができます。

ユーザーまたはグループを承認し、許可レベルを設定する

ユーザーまたはグループがWMIにアクセスするのを承認することができます。承認されたユーザーまたはグループごとに、特定の名前空間に対してアクセス許可レベルを設定することができます。

メモ：［コンピューターの管理］に記載されているツールとサービスの実際のセットは、ホスト コンピューターにインストールされているサービスによって異なります。

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