チェックディスクオプション(Chkdsk)を使用する、ディスクエラーの検出と修正
チェックディスクは、ハードディスク(HD)にエラーがないかをスキャンし、エラーを修正します。チェック ディスク オプションがCHKDSKプログラムを実行します。このプログラムは、全バージョンのWindowsに付属しています。
CHKDSKは、ハード ディスクをスキャンしてレポートを表示するのみか、ディスクをスキャンしてファイル エラーや不良セクターを修正することができます。ファイルエラーとは、Windowsファイルシステムに関連するエラーです。不良セクタとは、ハードディスク(HD)で情報を保存できない領域です。ファイルエラーの修正にはレポートよりも長い時間がかかります。ファイルエラーと不良セクタの両方を修正すると、さらに時間がかかります。
ファイルの数、ハード ディスクのサイズ、ハード ドライブ上のエラーの数、選択したオプションに応じて、CHKDSKが完了するまでに数分~数時間かかる場合があります。
注:CHKDSKはハード ディスク全体に及ぶので、完了するまでは他のプログラムを実行できません。数時間にわたってシステムを停止可能な場合にCHKDSKを実行することが重要です。
Warning: プログラムが応答を停止したり、エラー メッセージが表示されたりした場合を除き、実行中のCHKDSKを中断しないでください。システムを再起動することによってCHKDSKを中断すると、さらに別のエラーが発生するおそれがあります。詳細については、このトピックの最後にある「Troubleshooting Check Disk」(チェックディスクのトラブルシューティング)の項を参照してください。
このトピックでは、CHKDSKのよく使用される機能について説明します。包括的な情報については、Microsoftの記事『chkdsk 』を参照してください。この記事では、CHKDSKのオプションとパラメーターの詳細について説明しています。
次の項では、Windows 10およびWindows 8.1でチェック ディスク オプションを実行する方法について説明します。
Microsoft Windows 10およびWindows 8.1でのCHKDSKの実行
グラフィカル ユーザー インターフェイス(UI)を使用する場合
- [スタート]ボタンをクリックし、[マイコンピュータ]をクリックします。
- チェック対象のドライブを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- プロパティウィンドウの[ツール]タブをクリックします。
- [エラー チェック]の下にある[チェック]をクリックします。 ハード ドライブのエラー チェックを完全に行うには、開いた[ディスクのチェック]ウィンドウのオプションを両方ともオフにします。
- [開始]ボタンをクリックして処理を開始します。 チェックするハードディスク(HDD)のファイルが開かれていると、「ディスク使用中にそのディスクを検査できません」というエラーメッセージが表示されます。 [ディスク検索のスケジュール]をクリックします。 コンピュータが再起動し、Windows Vistaを起動する前にディスクの検索が行われます。
コマンドラインインタフェースを使用する
- CHKDSKは、コマンドライン(DOS)プロンプトからも実行できます。
- [スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。
- コマンドプロンプトを開き、検索ボックスにcmdと入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 検索結果からcmd.exeを右クリックし、[管理者として実行]を選択します。
- chkdskと入力し、を押します。