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Dell OpenManage Server Administrator バージョン 7.3 コマンドラインインタフェースガイド

omconfig chassis remoteaccess または omconfig mainsystem remoteaccess

omconfig chassis remoteaccess または omconfig mainsystem remoteaccess コマンドを使用して、次の各項目を設定します。
  • ローカルエリアネットワーク(LAN)上のリモートアクセス。
  • インストールされている BMC または RAC 用のシリアルポート。
  • シリアルオーバー LAN 接続の BMC または RAC。
  • シリアルポートのターミナル設定。
  • シリアルオーバー LAN 接続の詳細設定。
  • BMC または RAC ユーザーの情報。
  • IPv6 と IPv4 インタフェースの情報。
  • 注: ユーザー ID を入力してユーザー情報を設定します。
タイプ:
omconfig chassis remoteaccess
または
omconfig mainsystem remoteaccess
omconfig chassis remoteaccess または omconfig mainsystem remoteaccess コマンドの出力は、使用可能な各設定をリストします。次の表は、有効なパラメータを示しています。
表 1. omconfig chassis remoteaccess または omconfig mainsystem remoteaccess の有効なパラメータ
名前=値のペア 1 config= 名前=値のペア 2 説明
config=additional ipv4=enable | disable

enable:iDRAC でロードできるように IPv4 スタックを有効化します。

disable:iDRAC でフラッシュできるように IPv4 スタックを無効化します。

  ipv6=enable | disable

enable:iDRAC でロードできるように IPv6 スタックを有効化します。

disable:iDRAC でアンロードできるように IPv6 スタックを無効化します。
  • 注: このオプションには、IPv6 を有効または無効にするためのライセンスが必要です。適切なライセンスがインストールされていないか、有効期限が切れている場合は、エラーメッセージが表示されます。詳細に関しては、 dell.com/openmanagemanuals にある『 Dell License Manager』を参照してください。
config=advsol characcuminterval=number

number:文字累積間隔を 5 ミリ秒に設定します。

  charsendthreshold=number

number:文字数を設定します。BMC は、この文字数(またはそれ以上の数)がベースボードシリアルコントローラから BMC に受け入れられるとすぐに、文字数が含まれたシリアルオーバー LAN データパケットを自動的に送信します。

  enableipmi= true | false

true:LAN で IPMI を有効にします。

false:LAN で IPMI を無効にします。

  enablenic=true | false

true:DRAC NIC を有効にします。

false:DRAC NIC を無効にします。
  • 注: enablenic オプションは DRAC 5 がインストールされている PowerEdge 9G システムでのみサポートされます。
  nicselection=sharedwithfailoveronall | nic1 |teamednic1nic2 | dracnic

sharedwithfailoveronall:新しい NIC 選択オプションを設定します。

nic1:NIC 1 を有効にします。

teamednic1nic2:NIC チーミング機能を有効にします。

dracnic:DRAC 5 がインストールされている場合は、DRAC NIC を有効にします。
  • 注: nicselection オプションは、PowerEdge 9G~11G システムでのみサポートされています。PowerEdge 12G 以降のシステムでは、 primarynwfailovernwnicselection の代わりに使用されます。
  primarynw=dedicated | lom1 | lom2 | lom3 | lom4
dedicated:専用ポートをリモートアクセス向けのプライマリネットワークとして設定します。
  • 注: このオプションには、 primarynwdedicated に設定するためのライセンスが必要です。適切なライセンスがインストールされていないか、有効期限が切れている場合は、エラーメッセージが表示されます。詳細に関しては、 dell.com/openmanagemanuals にある『 Dell License Manager』を参照してください。

lom 1:lom1 ポートをリモートアクセス向けのプライマリネットワークとして設定します。

lom 2:lom2 ポートをリモートアクセス向けのプライマリネットワークとして設定します。

lom 3:lom3 ポートをリモートアクセス向けのプライマリネットワークとして設定します。

lom 4:lom4 ポートをリモートアクセス向けのプライマリネットワークとして設定します。
  • 注: primarynw オプションは、PowerEdge 12G 以降のシステムでサポートされています。 primarynwdedicated に設定されている場合は、 failovernwnone に設定します。
  failovernw=none | lom1 | lom2 | lom3 | lom4 | all

none:フェールオーバーネットワークをなしに設定します。

lom 1:フェールオーバーネットワークを lom 1 に設定します。

lom 2:フェールオーバーネットワークを lom 2 に設定します。

lom 3:フェールオーバーネットワークを lom 3 に設定します。

lom 4:フェールオーバーネットワークを lom 4 に設定します。

all:フェールオーバーネットワークをすべての lom に設定します。
  • 注: failovernw オプションは、PowerEdge 12G 以降のシステムでサポートされています。 primarynwfailovernw の両方で nicselection を設定します。 primarynw オプションと failovernw オプションに同じ値を設定することはできません。
  • 注: Failovernw には、ポートを設定するためのライセンスが必要です。適切なライセンスがインストールされていないか、有効期限が切れている場合は、エラーメッセージが表示されます。詳細に関しては、 dell.com/openmanagemanuals にある『 Dell License Manager』を参照してください。
  ipaddress=IP

BMC LAN インタフェースの IP アドレスソースに静的アドレスを選択した場合の IP アドレスを設定します。

  subnet=Subnet BMC LAN インタフェースの IP アドレスソースに静的アドレスを選択した場合のサブネットマスクを設定します。
  gateway=Gateway

BMC LAN インタフェースの IP アドレスソースに静的アドレスを選択した場合のゲートウェイアドレスを設定します。

  ipsource=static | dhcp | systemsoftware

static:BMC LAN インタフェースの IP アドレスが固定で割り当てられた IP アドレスの場合、静的です。

dhcp:BMC LAN インタフェースの IP アドレスが動的ホスト設定プロトコルの場合、DHCP です。

systemsoftware:BMC LAN インタフェースの IP アドレスのソースがシステムソフトウェアからのものである場合、システムソフトウェアです。
  • 注: すべてのコマンドがシステムでサポートされているとは限りません。
  ipaddressv6=< IPv6 アドレス> prefixlength= length IPv6 アドレスの設定を検証します。
  gatewayv6=< > IPv6 ゲートウェイを検証します。
  ipsourcev6=static | auto

static:IPv6 アドレスソースが 静的 に設定されます。

auto:IPv6 アドレスソースが 自動的 に設定されます。

  altdnsserverv6 代替 DNS サーバーアドレスの設定を検証します。
  dnssourcev6=static | auto

static:DNS ソースが 静的 に設定されます。

auto:DNS ソースが 自動的 に設定されます。

  vlanenable=true | false

true:仮想 LAN 識別を有効にします。

false:仮想 LAN 識別を無効にします。

  vlanid=number

number:1~4094 範囲の仮想 LAN 識別。

  vlanpriority=number

number:0~7 範囲の仮想 LAN 識別の優先度。

  privilegelevel=administrator | operator | user

administrator:LAN チャネルで受け入れられる最大特権レベルをシステム管理者に設定します。

operator:LAN チャネルで受け入れられる最大特権レベルをオペレータに設定します。

user:LAN チャネルで受け入れられる最大特権レベルをユーザーに設定します。

  encryptkey=text confirmencryptkey=text
text:暗号化と暗号化の確認に使用されるテキスト。
  • 注: text オプションは PowerEdge 9G システムでのみサポートされます。
  prefdnsserverv6=< > 優先 DNS サーバーの設定を検証します。
config=serial baudrate=9600 | 19200 | 38400 | 57600 | 115200

9600:接続速度を 9600 bps に設定します。

19200:接続速度を 19200 bps に設定します。
  • 注: 9600 および 19200 のボーレートは、PowerEdge 1800、1850、2800、および 2850 のシステムでサポートされています。

38400:揮発性および不揮発性接続速度を 38400 bps に設定します。

57600:揮発性および不揮発性接続速度を 57600 bps に設定します。
  • 注: 19200、38400 および 57600 のボーレートは、PowerEdge 9G システムでサポートされています。
115200:揮発性および不揮発性接続速度を 115200 bps に設定します。
  • 注: 115200 のボーレートは、DRAC 5 がインストールされている特定のシステムでサポートされています。
  • 注: 19200、57600 および 115200 のボーレートは、iDRAC がインストールされている 10G システムでサポートされます。
  flowcontrol=none | rtscts

none:シリアルポートを介した通信フローの制御がありません。

rtscts:RTS は送信準備完了、CTS は受信準備完了です。

  mode=directbasic | directterminal | directbasicterminal | modembasic | modemterminal | modembasicterminal

directbasic:シリアル接続で IPMI メッセージに使用するメッセージの種類。

directterminal:シリアル接続で印刷可能な ASCII 文字を使い、限定された数のテキストコマンド許可するメッセージの種類。

directbasicterminal:シリアル接続上での基本モードとターミナルモードのメッセージ。

modembasic:モデムでの IPMI メッセージに使用するメッセージの種類。

modemterminal:モデムで印刷可能な ASCII 文字を使い、限定された数のテキストコマンド許可するメッセージの種類。

modembasicterminal:モデムでの基本メッセージとターミナルメッセージ。
  • 注: すべてのコマンドがシステムでサポートされているとは限りません。
  privilegelevel=administrator | operator | user

administrator:シリアル接続で受け入れられる最大特権レベルをシステム管理者に設定します。

operator:シリアル接続で受け入れられる最大特権レベルをオペレータに設定します。

user:シリアル接続で受け入れられる最大特権レベルをユーザーに設定します。

config=serialoverlan enable=true | false

true:BMC で LAN でシリアルを有効にします。

false:BMC で LAN でシリアルを無効にします。

  baudrate=9600 | 19200 | 38400 | 57600 | 115200

9600:揮発性および不揮発性接続速度を 9600 bps に設定します。

19200:揮発性および不揮発性接続速度を 19200 bps に設定します。
  • 注: 9600 および 19200 のボーレートは、PowerEdge 1800、1850、2800、および 2850 のシステムでサポートされています。

38400:揮発性および不揮発性接続速度を 38400 bps に設定します。

57600:揮発性および不揮発性接続速度を 57600 bps に設定します。
  • 注: 19200 および 57600 のボーレートは、PowerEdge 9G システムでサポートされています。
115200:揮発性および不揮発性接続速度を 115200 bps に設定します。
  • 注: 115200 のボーレートは、DRAC 5 がインストールされている特定のシステムでサポートされています。
  • 注: 19200、57600 および 115200 のボーレートは、iDRAC がインストールされている 10G システムでサポートされます。
  privilegelevel=administrator | operator | user

administrator:シリアルオーバー LAN チャネルで受け入れられる最大特権レベルをシステム管理者に設定します。

operator:シリアルオーバー LAN チャネルで受け入れられる最大特権レベルをオペレータに設定します。

user:シリアルオーバー LAN チャネルで受け入れられる最大特権レベルをユーザーに設定します。

config=settodefault   デフォルトの設定を使用します。
config=terminalmode deletecontrol=outputdel | outputbkspspbksp

utputdel:BMC は、<bksp> または <del> を受け取ると、<del> 文字を出力します。

outputbkspspbksp:BMC は、<bksp> または <del> を受け取ると、<bksp><sp><bksp> 文字を出力します。

  handshakingcontrol=enabled | disabled

enabled:入力バッファが別のコマンドを受け入れる準備ができたときに、文字シーケンスを出力するよう BMC に指示します。

disabled:入力バッファが別のコマンドを受け入れる準備ができたときに、文字シーケンスを出力するよう BMC に指示しません。

  inputlinesequence=cr | null

cr:コンソールは新しいラインシーケンスに <CR> を使用します。

null:コンソールは新しいラインシーケンスに <NULL> を使用します。

  lineediting=enabled | disabled

enabled:ラインを入力するに従って、ライン編集を有効にします。

disabled:ラインを入力するに従って、ライン編集を無効にします。

  newlinesequence=none| crlf | null | cr | lfcr | lf

none:BMC は終了シーケンスを使用しません。

crlf:BMC は、新しいラインをコンソールに書き込むときに、<CR-LF> を新しいラインシーケンスとして使用します。

null:BMC は、新しいラインをコンソールに書き込むときに、<Null> を新しいラインシーケンスとして使用します。

cr:BMC は、新しいラインをコンソールに書き込むときに、<CR> を新しいラインシーケンスとして使用します。

lfcr:BMC は、新しいラインをコンソールに書き込むときに、 <LF-CR> を新しいラインシーケンスとして使用します。

lf:BMC は、新しいラインをコンソールに書き込むときに、<LF> を新しいラインシーケンスとして使用します。

config=user id=number enable=true | false

id=number:設定されているユーザーの ID(数字書式)

enable=true:ユーザーを有効にします。

enable=false:ユーザーを無効にします。

  id=number enableserialoverlan=true | false

id=number:設定されているユーザーの ID(数字書式)

enableserialoverlan=true:シリアルオーバー LAN を有効にします。

enableserialoverlan=false:シリアルオーバー LAN を無効にします。
  • 注: enableserialoverlan オプションは PowerEdge 9G システムでのみサポートされます。
  id=number name=text

id=number:設定されているユーザーの ID(数字書式)

name=text:ユーザー名

  id=number newpw=text confirmnewpw=text

id=number:設定されているユーザーの ID(数字書式)

newpw=text:ユーザーの新しいパスワード

confirmnewpw=text:新しいパスワードの確認

  id=number serialaccesslevel=administrator | operator | user | none

id=number:設定されているユーザーの ID(数字書式)

serialaccesslevel=administrator:ID を持つユーザーは、シリアルポートチャネルにおけるシステム管理者のアクセス特権があります。

serialaccesslevel=operator:ID を持つユーザーは、シリアルポートチャネルにおけるオペレータのアクセス特権があります。

serialaccesslevel=user:ID を持つユーザーは、シリアルポートチャネルにおけるユーザーのアクセス特権があります。

serialaccesslevel=none:ID を持つユーザーは、シリアルポートチャネルにおけるアクセス特権がありません。

  id=number lanaccesslevel=administrator | operator | user| none

id=number:設定されているユーザーの ID 番号。

lanaccesslevel=administrator:ID を持つユーザーは、LAN チャネルにおけるシステム管理者のアクセス特権があります。

lanaccesslevel=operator:ID を持つユーザーは、LAN チャネルにおけるオペレータのアクセス特権があります。

lanaccesslevel=user:ID を持つユーザーは、LAN チャネルにおけるユーザーのアクセス特権があります。

lanaccesslevel=none:ID を持つユーザーは、LAN チャネルにおけるアクセス特権がありません。

  id=user id dracusergroup=admin | poweruser | guest | custom | none

id=user id:設定されているユーザーの ID。

dracusergroup=admin:システム管理者ユーザー特権を有効にします。

dracusergroup=poweruser:パワーユーザー特権を有効にします。

dracusergroup=guest:ゲストユーザー特権を有効にします。

dracusergroup=custom:カスタムユーザー特権を有効にします。

dracusergroup=none:ユーザー特権を有効にしません。

 
id=user id extipmiusergroup=admin | operator | readonly | custom | none
  • 注: extipmiusergroup ユーザーグループは、Dell yx0x ブレードシステムでのみ使用できます。

id=user id:設定されているユーザーの ID。

extipmiusergroup=admin:システム管理者ユーザー特権を有効にします。

extipmiusergroup=operator:オペレータ特権を有効にします。

extipmiusergroup=readonly:読み取り専用特権を有効にします。

extipmiusergroup=custom:カスタムユーザー特権を有効にします。
  • 注: iDRAC Enterprise を持つシステムでは operator および readonly オプションを使用することをお勧めします。詳細に関しては、「 extipmiusergroup=custom の使用法」を参照してください。

extipmiusergroup=none:ユーザー特権を有効にしません。


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