PowerProtect Data Manager 19.8でConfigMapを使用してスナップショット永続ボリューム要求にストレージ クラスにマッピングする方法

次の手順に従って、Dell EMC PowerProtect Data Manager 19.8とConfigMapを使用して、バックアップ中にバックアップ スナップショットの永続ボリューム要求を有効にし、ユーザー定義のストレージ クラスにバインドできるようにします。

この記事では、次のシナリオに対処します。

• Kubernetesクラスターには、2つのストレージ クラスが定義されています。例：

debjeet@irv-ppdm-sdr-140:~$ kubectl get sc

NAME                        PROVISIONER           RECLAIMPOLICY   VOLUMEBINDINGMODE   ALLOWVOLUMEEXPANSION   AGE
csi-hostpath-sc (default)   hostpath.csi.k8s.io   Delete          Immediate           true                   161d
debjeet-sc                  hostpath.csi.k8s.io   Delete          Immediate           true                   12d

• アプリケーション ネームスペースは、たとえば、最初のストレージ クラスを使用します。

• バックアップ ジョブを開始すると、Dell EMC PowerProtect Data Managerは、cProxyポッドにマウントされる一時的なバックアップ スナップショットの永続ボリューム要求を作成します。このアクションでは、バックアップ スナップショットをPowerProtectアプライアンスに移動します。このバックアップ スナップショットの永続ボリューム要求は、ソース永続ボリューム要求ストレージ クラスに自動的にバインドされます。

• 一時的なバックアップ スナップショットの永続ボリューム要求を別のストレージ クラスにマウントする必要があります。この要件は、ストレージ クラスの制限またはソース ストレージ クラスの内部ポリシーが原因である可能性があります。

次の手順に従います。

1. 次のコマンドを使用して、powerprotectネームスペースにppdm-snapshot-storage-class-mappingという名前のConfigMapを作成します。

kubectl create cm ppdm-snapshot-storage-class-mapping -n powerprotect

2. 次のコマンドを使用して、ConfigMapを編集します。

kubectl edit cm ppdm-snapshot-storage-class-mapping -n powerprotect

3. エディターが開きます。次のConfigMapの例では、太字でハイライト表示されている「data」セクションを追加します。

apiVersion: v1
kind: ConfigMap
data:
  csi-hostpath-sc: debjeet-sc
metadata:
  creationTimestamp: "2021-06-04T14:13:17Z"
  name: ppdm-snapshot-storage-class-mapping
  namespace: powerprotect
  resourceVersion: "29682568"
  selfLink: /api/v1/namespaces/powerprotect/configmaps/ppdm-snapshot-storage-class-mapping
  uid: 74def0f9-207d-4ea5-a9b1-0fca688c7ea5

4. ソース ストレージ クラス名とターゲット ストレージ クラス名間のマッピングを指定します。

1つのConfigMapに複数のマッピングを指定する場合、以下にサポートされていないシナリオとサポートされているシナリオを示します。

• サポートされていないシナリオ：1つのストレージ クラスを2つの異なるストレージ クラスにマッピングすることはできません。例：

isilon-sc: unity-nfs
isilon-sc: vxflex-sc

• サポートされているシナリオ：異なるストレージ クラスを1つのストレージ クラスにマッピングできます。

unity-nfs: isilon-sc
vxflex-sc: isilon-sc

5. ConfigMapを保存します。ConfigMapにリストされているソース ストレージ クラス名にバインドされているバックアップ永続ボリューム要求の場合、バックアップ スナップショットの永続ボリューム要求は、ConfigMapにリストされているターゲット ストレージ クラス名にバインドされます。

前例のConfigMapを使用すると、ソース ストレージ クラス名はcsi-hostpath-scで、ターゲット ストレージ クラス名はdejeet-scです。バックアップ中の永続ボリューム要求がストレージ クラスcsi-hostpath-scを使用している場合、バックアップ中のスナップショット永続ボリューム要求はdebjeet-scにバインドされるようになります。