PowerEdge:Dell EMC iDRACの複数の脆弱性(CVE-2018-15774およびCVE-2018-15776)

Summary: iDRACの複数の脆弱性のリスクを軽減し解決するためのDell EMCガイダンスです。影響を受けるiDRACバージョンに関する具体的な情報と、アップデートを適用するための次のステップについては、このガイドを参照してください。

This article applies to This article does not apply to This article is not tied to any specific product. Not all product versions are identified in this article.

Symptoms

CVE識別子:CVE-2018-15774、CVE-2018-15776

重大度: 中

影響を受ける製品:

  • 2.61.60.60より前のバージョンのDell EMC iDRAC7/iDRAC8(CVE-2018-15774およびCVE-2018-15776)
  • 3.20.21.20、3.21.24.22、3.21.26.22、3.23.23.23より前のバージョンのDell EMC iDRAC9(CVE-2018-15774)

Summary]:
対象システムを侵害する目的で悪用される可能性のある複数の脆弱性に対処するため、Dell EMC iDRACがアップデートされました。

詳細

  • 権限エスカレーションの脆弱性(CVE-2018-15774)
2.61.60.60より前のバージョンのDell EMC iDRAC7/iDRAC8、および3.20.21.20、3.21.24.22、3.21.26.22、3.23.23.23より前のバージョンのiDRAC9には、権限エスカレーションの脆弱性が存在します。オペレータ権限を持った悪意のある認証iDRACユーザーが、Redfishインターフェイスの権限チェック フローの欠陥を不正利用して、管理者アクセス権限を取得する可能性があります。

 
 

  • 不適切なエラー処理の脆弱性(CVE-2018-15776)
2.61.60.60より前のバージョンのDell EMC iDRAC7/iDRAC8には、不適切なエラー処理の脆弱性が存在します。認証されていない攻撃者がシステムに物理的にアクセスし、この脆弱性を不正利用してUブート シェルにアクセスする可能性があります。
 
注:iDRACの他のモデルは、上記の脆弱性の影響を受けません。

 

Cause

となります。

Resolution

解決方法:   
次のDell EMC iDRACファームウェア リリースに、これらの脆弱性に対する解決策が含まれています。

 

iDRAC iDRACファームウェア バージョン

iDRAC9
3.20.21.20
3.21.24.22
3.21.26.22
3.23.23.23
iDRAC8 2.61.60.60
iDRAC7 2.61.60.60

 

注:公開日時点で利用可能

デル・テクノロジーズでは、すべてのお客様にできるだけ早い機会にアップグレードすることをお勧めします。 

iDRACに関するDell EMCのベストプラクティス:

iDRACファームウェアを最新にすることに加えて、次の推奨事項にも注意してください。

  • iDRACは、インターネットから利用したり接続するようには設計されておらず、またそのように意図されてもいません。独立した管理ネットワークで使用するように意図されています。iDRACをインターネットから利用するか、直接インターネットに接続した場合、接続したシステムがセキュリティーの問題を始めとするリスクにさらされる可能性があり、Dell EMCはこのことに関して責任を負いません。  
  • 独立した管理サブネットでiDRACを使用するのと同時に、ファイアウォールなどのテクノロジーを使用して管理サブネット/vLANを分離し、また管理サブネット/vLANへのアクセスは権限のあるサーバー管理者に限定するようにしてください。
  • デル・テクノロジーズでは、お客様の環境に関連する導入要因を検討して、全体的なリスクを評価することをお勧めします。

修正プログラムへのリンク:

お客様は 、PowerEdgeサーバー 用のiDRACファームウェアをダウンロードできます。他のすべてのプラットフォームの場合は、 Dellサポート サイトからプラットフォームを選択します。


クレジット:

CVE-2018-15776: Dell EMCは、この問題を報告してくれたJon SandsとAdam Nielsenに感謝いたします。

デル・テクノロジーズでは、すべてのユーザーが個々の状況にこの情報が当てはまるかどうかを判断し、適切な措置を講じることをお勧めします。ここに記載されている情報は「現状のまま」提供され、いかなる保証も伴いません。Dell EMCは、市販性、特定目的への適合性、権原、および非侵害の保証を含め、明示または黙示を問わず、すべての保証を放棄します。Dell EMCとそのサプライヤは、損害が生じる可能性について報告を受けていたとしても、直接的、間接的、付随的、派生的な損害、営業利益の損失、または特別な損害を含むあらゆる損害について、いかなる場合も一切の責任を負いません。一部の州では、派生的な損害または付随的な損害の免責または責任の制限が認められていません。このため、前述の制限が適用されないことがあります。

Affected Products

Hyper-converged Systems, Datacenter Scalable Solutions, PowerEdge, iDRAC7/8 with Lifecycle Controller Version 2.61.60.60, Precision 7920 Rack, Precision Rack 7910

Products

PowerEdge XR2, PowerEdge FC640, PowerEdge M640, PowerEdge M640 (for PE VRTX), PowerEdge MX740C, PowerEdge MX750c, PowerEdge MX760c, PowerEdge MX840C, PowerEdge R240, PowerEdge R250, PowerEdge R260, PowerEdge R340, PowerEdge R350, PowerEdge R360 , PowerEdge R440, PowerEdge R450, PowerEdge R540, PowerEdge R550, PowerEdge R640, PowerEdge R6415, PowerEdge R650, PowerEdge R650xs, PowerEdge R6515, PowerEdge R6525, PowerEdge R660, PowerEdge R660xs, PowerEdge R6615, PowerEdge R6625, PowerEdge R740, PowerEdge R740XD, PowerEdge R740XD2, PowerEdge R7415, PowerEdge R7425, PowerEdge R750, PowerEdge R750XA, PowerEdge R750xs, PowerEdge R7515, PowerEdge R7525, PowerEdge R760, PowerEdge R760XA, PowerEdge R760xd2, PowerEdge R760xs, PowerEdge R7615, PowerEdge R7625, PowerEdge R840, PowerEdge R860, PowerEdge R940, PowerEdge R940xa, PowerEdge R960, PowerEdge T140, PowerEdge T150, PowerEdge T160, PowerEdge T340, PowerEdge T350, PowerEdge T360, PowerEdge T440, PowerEdge T550, PowerEdge T560, PowerEdge T640, PowerEdge XE2420, PowerEdge XE7420, PowerEdge XE7440, PowerEdge XE8545, PowerEdge XE8640, PowerEdge XE9640, PowerEdge XE9680, PowerEdge XR11, PowerEdge XR12, PowerEdge XR4510c, PowerEdge XR4520c ...
Article Properties
Article Number: 000177031
Article Type: Solution
Last Modified: 09 Dec 2024
Version:  6
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