PowerStore：ストレージ ネットワークを50(またはそれ以上)に拡張すると、「初期化されていない」ポートでPowerStoreOSのアップグレードが失敗する場合がある

Summary: CDCの自動検出オプションが有効になっている状態で、ストレージ ネットワークを多数のNVMe/TCPポート(たとえば、50を超える)に拡張すると、すべてのNVMe/TCPポートのCDC接続状態が初期化されていないと表示され、その後のPowerStoreOSアップグレードが失敗する場合があります。

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Symptoms

例:
NVMe/TCPポートの数が50を超えると、影響を受けるPowerStoreクラスター内のすべてのNVMe/TCPポートのCDC接続状態が「Uninitialized」と表示されます。
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Cause

CDCの自動検出オプションが有効になっている状態で、ストレージ ネットワークを多数のNVMe/TCPポート(たとえば、50を超える)に拡張すると、PowerStoreOSのアップグレード プロセスがリソース不足になり、その後のアップグレードが失敗する可能性があります。

Resolution

解決策

PowerStoreOSバージョン3.2以降にアップグレードします。これには、この問題の修正(後続のアップグレードの場合)が含まれます。
 

対策

PowerStoreOSバージョン3.2へのアップグレード中にこの問題を回避するには、次の手順を実行します。
  1. アップグレードを開始する前に、[CDCの自動検出]オプションを無効にします。次の2つの方法のいずれかを選択します。
    • PowerStore Managerユーザー インターフェイス(UI): ストレージ>ネットワークIP>設定
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    • PSTCLI: 
      network -id XXXX set -nvme_discovery_mode Auto_Discovery_Disabled
      または
      network -name XXXX set -nvme_discovery_mode Auto_Discovery_Disabled
  2. アップグレード後、UIまたはPSTCLIを使用して、CDCの自動検出オプションを再度有効にします(オプションについては、「 pstcli network set -h 」を参照してください)。
    メモ: このステップはオプションです。PowerStoreOSバージョン3.2へのアップグレード後にCDCの自動検出オプションを使用することを計画している場合にのみ、この手順に従ってください。

Additional Information

自動検出を無効にすると、mDNSが無効になります。CDCが存在する場合、CDCへの登録は試行されません。これは、NVMe-oF 1.1に準拠している環境の互換モードです。

Affected Products

PowerStore
Article Properties
Article Number: 000204710
Article Type: Solution
Last Modified: 13 Jun 2025
Version:  6
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