この文書では、CLIを介して設定を保存したり、バックアップしたりするためのプロセスとその重要性を説明します。
参照: 「How to save and back up your configuration on Dell EMC N series switches via Web GUI(Dell EMC NシリーズスイッチでWeb GUIを介して設定を保存およびバックアップする方法)」
設定を保存するには、次のコマンドを入力します。
console#copy running-config startup-config
startup-configを外部デバイスにバックアップするには、次のコマンドを入力します。
この例では、TFTPサーバのIPアドレスとして192.168.0.1、ファイル名としてbackup.cfgを使用しています。
console#copy startup-config tftp://192.168.0.1/backup
このガイドでカバーされているすべてのデルスイッチには、少なくとも2つの設定ファイルがあります。startup-configとrunning-configの2つの設定を、スイッチがどのように使用して保存するかの理解が重要です。
startup-config
running-config
スイッチの電源を入れると、startup-configファイルがロードされます。スイッチの電源オフまたは再起動後、running-configは失われているため、そこからstartup-configファイルが空のrunning-configファイルにコピーされます。その後、スイッチはrunning-configを実行し、動作させます。スイッチでの設定の変更はすべて、running-configに適用され、大半の設定の変更は再起動することなく反映されます。copy running-config startup-configコマンドを実行するまで、設定への変更はstartup-configに書き込まれません。
設定の保存
設定を保存することは非常に重要です。電源障害や再起動が生じても、スイッチが現在の設定を保持するように確保されます。スイッチの予定外の再起動を引き起こすことがある要因には、停電、物理的なセキュリティ侵害、不測の事態などがあります。
設定のバックアップ
次の場合には、常にバックアップを実行する必要があります。
· 新しいスイッチの設定後
· ファームウェアのアップデート前
· 動作している設定の変更前
· スイッチの交換前
· スイッチを物理的に移動する前
· スイッチ上のハードウェア(モジュール、ケーブル、電源)を変更する前
これらの各ステップでバックアップを実行している場合は、予期せぬことが生じても、スイッチ設定のバックアップを利用できます。設定が失われた場合、スイッチを完全に再設定する必要がなく、バックアップファイルをスイッチにアップロードするだけで済みます。