32GB eMMCプライマリー ドライブで構成されたシステムでのWindows Updateを実行時のストレージ不足エラー

この文書では、32GB eMMCプライマリー ストレージ ドライブで構成されているシステムのシステム ストレージ容量を管理する方法について説明します。これは、特に32GB eMMCストレージ ドライブで構成されているシステムで、Windows Updateを処理する場合、またはSSD上の容量に使用可能な領域がないために起動しない問題が発生した場合に重要です。

32GB eMMCで構成されたシステムは、大量のデータをローカルに保存することを目的としたものではなく、クラウド サービス（または、オプションとして外部ドライブ）にデータを保存するコスト効率に優れたソリューションとして設計されています。32GB eMMCシステムを管理するにあたり、システムが最適に動作し、意図したとおりに実行されるように、次のガイドラインに従うことをお勧めします。

• システム ストレージを使用しているのは、オペレーティング システムと主要アプリケーション（ウィルス対策、Eメール クライアント、メディア プレーヤーなど）のみであることを確認する
• 写真、ビデオのような大きなファイルには、クラウド ストレージ サービスを利用する。クラウドベースのソリューションには以下のようなものがあります。
  • Dropbox、OneDrive、Googleドライブなどの一般的なサードパーティのクラウド サービス。
  • お客様が所有および管理する1つのデバイスにクラウド サービスと外部ストレージを組み合わせたパーソナル クラウド デバイス。
• 主要アプリケーション以外のアプリケーションと大きなファイルの格納には、外部ストレージ デバイス（ハード ドライブ、フラッシュ ドライブ、ネットワーク接続ストレージ（NAS）など）を使用する。
• オペレーティング システムが定期的にメンテナンスされており、一時ファイルやごみ箱のクリア、使用されていないアプリケーションのアンインストールが行われていることを確認する。

これらの推奨事項に従うことで、システムが引き続きピーク効率で実行されるようにすることができます。

スペース不足によってWindows Updateの実行に失敗した場合、外付けドライブを使用してWindows Updateを実行する方法が、Microsoftの『How to Upgrade to the latest Windows 10 Feature Update on a Drive with Limited Space』で説明されています。