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Dell OpenManage Server Administrator バージョン 7.4 コマンドラインインタフェースガイド

omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode

メモリエラーが発生した場合にシステムのメモリで使用する冗長性モードを指定するには、 omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode コマンドを使用します。

冗長メモリにより、現在使用中のモジュールで受け入れられないエラーが検出された場合に、システムが別の使用可能なメモリモジュールに切り替えられることができます。 omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode コマンドで、冗長性を無効にすることができます。冗長性を無効にすると、使用中のメモリモジュールでエラーが発生し始めても、システムは他の使用可能なメモリモジュールに切り替えません。冗長性を有効にするには、スペア、ミラー、RAID、および DDDC から選択します。

スペアモードは、訂正可能なメモリイベントが検出されたシステムメモリのバンクの無効化、スペアバンクの有効化、元のバンクからスペアバンクへのすべてのデータのコピーを行います。スペアバンクでは同一メモリの 3 つ以上のバンクが必要です。オペレーティングシステムはスペアバンクを認識しません。

ミラーモードは、訂正不可能なメモリイベントが検出されたときにメモリの冗長コピーに切り替えます。ミラー化されたメモリに切り替えた後、システムは次の再起動まで元のシステムメモリに切り替えません。このモードでは、オペレーティングシステムは、取り付けられたシステムメモリの半分を認識しません。

RAID モードでは、メモリ容量が低下するかわりにメモリチェックとエラー回復のレベルが向上します。

DDDC モードは、Double Device Data Correction を有効にします。これにより、x4 DRAM のハードウェア障害後のデータ可用性が保証されます。
  • 注: このコマンドは、PowerEdge 12G システムより前のシステムにのみ適用されます。PowerEdge 12G システムでは、 memorymode は BIOS セットアップグループの メモリ設定 の下にあります。詳細に関しては、「 PowerEdge 12G システムでの BIOS セットアップグループ」を参照してください。
PowerEdge 12G 以前のシステムの属性を設定するには、次の表を参照してください。この表は、コマンドの有効なパラメータを示しています。
表 1. omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode の有効なパラメータ
名前=値のペア 1 説明
index=< n> メモリモジュールが常駐するシャーシ番号(デフォルトはメインシステムシャーシのシャーシ 0 です)。
redundancy=spare | mirror | disabled | raid5 | dddc

spare:訂正可能なメモリイベントを持つメモリモジュールを無効にし、障害の発生したモジュールのデータをスペアバンクにコピーします。

mirror:障害が発生したモジュールで訂正不可能なメモリイベントが生じた場合にシステムをメモリのミラー化されたコピーに切り替えます。 mirror モードでは、オペレーティングシステムは次のシステム再起動まで元のモジュールに切り替えません。

disabled:訂正不可能なメモリイベントが検出されたときにシステムでその他のメモリモジュールを使用しないことを示します。

raid5:システムメモリの構成方法です。これはハードディスクドライブストレージシステムで使用される RAID5 モードと論理的に似ています。このメモリモードは高水準のメモリチェックとエラーリカバリを提供しますが、その代わりにメモリ容量が低下します。サポートされる RAID モードは、回転パリティを伴う RAID レベル 5 ストライピングです。

dddc:dddc モードは、Double Device Data Correction を有効にします。これにより、x4 DRAM のハードウェア障害後のデータ可用性が保証されます。

opmode=mirror | optimizer | advecc

mirror:障害が発生したモジュールで訂正不可能なメモリイベントが生じた場合にシステムをメモリのミラー化されたコピーに切り替えます。 mirror モードでは、オペレーティングシステムは次のシステム再起動まで元のモジュールに切り替えません。

optimizer:DRAM コントローラが 64 ビットモードで独立して動作するようにし、最適化されたメモリパフォーマンスを提供します。

アドバンス ECC(advecc):2 つの DRAM コントローラを 128 ビットモードで結合し、最適化された安定性を提供できます。コントローラによってチーミングされていないメモリは、オペレーティングシステムに報告されません。


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