オプションのコマンドライン設定
次の表に、msiexec.exe MSI インストーラで使用可能なオプション設定を示します。コマンドラインで、msiexec.exe の後ろにオプション設定を入力します。オプション設定はそれぞれスペースで区切ります。
注: Windows インストーラツール用の全コマンドラインスイッチの詳細については、support.microsoft.com を参照してください。
表 1. MSI インストーラのコマンドライン設定この表では、MSI インストーラのコマンドライン設定を示します
設定 |
結果 |
/i <Package|Product Code> |
このコマンドを使用すると、製品がインストールまたは設定されます。 /i SysMgmtx64.msi - Server Administrator ソフトウェアがインストールされます。 |
/i <SysMgmt or SysMgmtx64>.msi /qn |
このコマンドは新規のインストールとして実行されます。 |
/x <Package|Product Code> |
このコマンドを使用すると、製品がアンインストールされます。 /x SysMgmtx64.msi - Server Administrator ソフトウェアがアンインストールされます。製品 GUID については、「製品 GUID を使用した無人アンインストール」を参照してください。 |
/q[n|b|r|f] |
このコマンドを使用すると、ユーザーインタフェース(UI)レベルが設定されます。 /q または /qn – UI なし。このオプションはサイレントかつ無人インストールを実行する場合に使用します。 /qb – 基本 UI。このオプションはサイレントではない無人インストールを実行する場合に使用します。 /qr – 簡易 UI。このオプションは無人インストールを実行する場合に使用し、インストールの進捗状況を示すモーダルダイアログボックスが表示されます。 /qf – フル UI。このオプションは標準的な有人インストールを実行する場合に使用します。 |
/f[p|o|e|d|c|a|u |m|s|v]<Package| ProductCode> |
このコマンドを使用すると、製品が修復されます。 /fp – このオプションはファイルが欠落している場合に製品を再インストールします。 /fo – このオプションを使用すると、ファイルが欠落している場合や、ファイルの古いバージョンがインストールされている場合に、製品が再インストールされます。 /fe – このオプションを使用すると、ファイルが欠落している場合や、ファイルの同じバージョンまたは古いバージョンがインストールされている場合に、製品が再インストールされます。 /fd – このオプションを使用すると、ファイルが欠落している場合や、ファイルの異なるバージョンがインストールされている場合に、製品が再インストールされます。 /fc – このオプションを使用すると、ファイルが欠落している場合や、保存されたチェックサム値が計算された値と一致しない場合に、製品が再インストールされます。 /fa – このオプションで全ファイルを強制的に再インストールします。 /fu – このオプションを使用すると、すべての必要なユーザー固有のレジストリエントリが書き換えられます。 /fm – このオプションを使用すると、すべての必要なシステム固有のレジストリエントリが書き換えられます。 /fs – このオプションを使用すると、すべての既存のショートカットが上書きされます。 /fv – このオプションを使用すると、ソースから実行し、ローカルパッケージを再キャッシュします。アプリケーションまたは機能を初めてインストールする場合は、この再インストールオプションを使用しないでください。 |
INSTALLDIR=<path> |
このコマンドを使用すると、特定の場所にある製品がインストールされます。インストールディレクトリをこのスイッチで指定する場合、CLI インストールコマンドを実行する前にそのディレクトリを手動で作成しておく必要があります。そうしないとコマンドの処理が失敗し、その際にエラーメッセージは表示されません。 / i SysMgmtx64.msi INSTALLDIR=c:\OpenManage /qn - インストール先が c:\OpenManage である特定の場所に製品がインストールされます。 |
CP_MESSAGE_FORMAT=<enhanced | traditional> |
このコマンドはアラートメッセージのタイプを 拡張メッセージフォーマット (推奨)または 標準メッセージフォーマット に設定します。 |
たとえば、msiexec.exe /i SysMgmtx64.msi /qn を実行すると、システムのハードウェア構成に基づいて Server Administrator 機能が各リモートシステムにインストールされます。このインストールは、サイレントかつ無人で実行されます。