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Dell EMC OpenManageインストールガイド — Microsoft Windows バージョン10.2.0.0

必要条件チェッカー

setup.exe(場所は srvadmin\windows)は、必要条件チェッカープログラムを開始します。必要条件チェッカープログラムは、実際のインストールを開始せずにソフトウェアコンポーネントの必要条件を調べます。このプログラムは、ソフトウェア機能のインストールおよび動作に影響する可能性のあるシステムのハードウェアおよびソフトウェアに関する情報が記載された状態ウィンドウを表示します。

注: シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)対応のエージェントを使用するには、Server Administrator のインストール前または後に、SNMP 標準用のオペレーティングシステムサポートをインストールします。SNMP のインストールの詳細に関しては、システムで実行中のオペレーティングシステムのインストール手順をお読みください。

Systems Management Tools and Documentation ソフトウェアの srvadmin\windows\PreReqChecker ディレクトリにある runprereqchecks.exe /s を実行すると、必要条件チェッカーがサイレントモードで実行されます。必要条件チェッカーの実行後、HTML ファイル(omprereq.htm)が %Temp% ディレクトリに作成されます。このファイルには、必要条件チェックの結果が含まれます。Temp ディレクトリは、X:\Documents and Settings\username\Local Settings\Temp にあります。%TEMP%を見つけるには、コマンドライン プロンプトで、「echo %TEMP%」と入力します。

結果は、管理下システムの HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Dell Computer Corporation\OpenManage \PreReqChecks\MN\ キーに書き込まれます。

必要条件チェッカーをサイレントに実行している間、runprereqchecks.exe からの戻りコードは、すべてのソフトウェア製品の重大度の最も高い状態と関連する番号です。戻りコード番号は、レジストリで使用される番号と同じです。次の表で戻りコードについて説明します。

表 1. 必要条件チェッカーがサイレントに実行されている間の戻りコードこの表では、必要条件チェッカーがサイレントに実行されている間の戻りコードについて説明します
戻りコード 説明
0 状態がソフトウェアに関連付けられていません。
1 情報状態がソフトウェアに関連付けられています。ソフトウェア製品のインストールは妨げられません。
2 警告状態がソフトウェアに関連付けられています。ソフトウェアのインストールに進む前に、警告の原因となる状態を解決することを推奨します。続行するには、カスタムインストールを使用してソフトウェアを選択およびインストールします。
3 エラー状態がソフトウェアに関連付けられています。ソフトウェアのインストールに進む前に、エラーの原因となる状態を解決してください。問題が解決されない場合は、ソフトウェアはインストールされません。
—1 Microsoft Windows Script Host(WSH)エラー。必要条件チェッカーは実行されません。
—2 オペレーティングシステムがサポートされていません。必要条件チェッカーは実行されません。
—3 ユーザーは システム管理者 権限を持っていません。必要条件チェッカーは実行されません。
—4 実装された戻りコードではありません。
—5 必要条件チェッカーは実行されません。ユーザーは、作業ディレクトリを %TEMP% に変更しませんでした。
—6 目的のディレクトリが存在しません。必要条件チェッカーは実行されません。
—7 内部エラーが発生しました。必要条件チェッカーは実行されません。
—8 ソフトウェアはすでに実行中です。必要条件チェッカーは実行されません。
—9 WSH が壊れている、誤まったバージョンである、またはインストールされていません。必要条件チェッカーは実行されません。
—10 スクリプト実行環境でエラーが発生しました。必要条件チェッカーは実行されません。
注: 負の戻りコード(-1~-10)は、必要条件チェッカーツールの実行の失敗を示します。負の戻りコードの推定原因にはソフトウェアポリシーの制限、スクリプトの制限、フォルダのアクセス許可がない、およびサイズの制限が含まれます。
注: 戻りコード が 2 または 3 の場合は、Windows の一時フォルダ %TEMP% にある omprereq.htm ファイルを調べることをお勧めします。%TEMP%を見つけるには、echo %TEMP%を実行します。

必要条件チェッカーから 2 の戻り値が返される一般的な理由:

  • ストレージコントローラまたはドライバの 1 つに古いファームウェアまたはドライバがある。firmwaredriverversions_<lang>.html(ここで <lang> は language の略語です)または %TEMP% フォルダにある firmwaredriverversions.txt を参照してください。%TEMP%を見つけるには、echo %TEMP%を実行します。
  • システムでデバイスが検知されない限り、RAC コンポーネントソフトウェアバージョン 4 がデフォルトインストールに選択されない。この場合、必要条件チェッカーは警告メッセージを生成します。
  • Intel および Broadcom エージェントは、システムで対応するデバイスが検知された場合にのみ、デフォルトインストールで選択される。対応するデバイスが見つからない場合、必要条件チェッカーは警告メッセージを生成します。
  • システムで実行しているドメイン名システム(DNS)または Windows Internet Name Service(WINS)サーバーが、RAC ソフトウェアの警告状態の原因になる可能性がある。詳細については、Server Administrator の readme の関連する項を参照してください。
  • 管理下システム RAC コンポーネントおよび管理ステーション RAC コンポーネントを同じシステムにインストールしない。必要な機能を提供するように、管理下システム RAC コンポーネントだけをインストールします。

必要条件チェッカーから 3(エラー)の戻りコードが返される一般的な理由:

  • ビルトイン 管理者、ドメイン管理者、または Domain Admins グループか Domain Users グループに所属するユーザーとしてログインしていない。
  • MSI パッケージが破損しているか、必要な XML ファイルの 1 つが破損している。
  • DVD からコピーしている間のエラー、またはネットワーク共有からコピーしている間のネットワーク問題。
  • 別の MSI パッケージインストールが実行中であるか再起動が保留中であることを必要条件チェッカーが検知している。HKEY_LOCAL_MACHINE\\SOFTWARE\\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Installer\InProgress は、別の MSI パッケージインストールが処理中であることを示します。HKEY_LOCAL_MACHINE\\SYSTEM\\CurrentControlSet\\Control\\Session Manager\\PendingFileRenameOperations は、再起動が保留中であることを示します。
  • 特定のコンポーネントのインストールが無効になっているため、Windows Server 2008 Core の 64 ビット版を実行している。

Systems Management ソフトウェアコンポーネントのインストールを行う前に、すべてのエラーまたは警告が解決されていることを確認してください。

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