本ドキュメントでは、IBM製のLTOドライブにおけるITDTを利用したファームウェアアップデート手順について説明します。
紹介内容
1. 対象機器
2. ファームウェアアップデート手順
対象機器
Platform |
Drives |
PowerVault 110T |
IBM LTO2 |
IBM LTO3 (Full Height and Half Height) |
LTO3-080v2 |
LTO4-120v2 |
LTO5-140 |
LTO6 |
PowerVault 114X |
LTO3-080v2 |
LTO4-120v2 |
LTO5-140 |
LTO6 |
PowerVault 124T |
LTO3 IBM Full Height |
LTO3-080v2 |
LTO4-120v2 |
LTO6 |
PowerVault TL2000 |
LTO3-080v2 |
LTO4-120v2 |
LTO5-140 |
LTO6 (12/4 RTS) |
PowerVault TL4000 |
LTO3-080v2 |
LTO4-120v2 |
LTO5-140 |
LTO6 (12/4 RTS) |
PowerVault ML6000 |
LTO3 Full Height |
LTO4 Full Height |
LTO5 Full Height |
LTO6 Full Height |
ファームウェアアップデート手順
ファームウェアのファイルに同梱されている専用のツールを、Tape装置をデバイスとして認識しているサーバーにインストールし実行します。
システムによっては画面のデザインや表示が多少異なる場合がありますのでご注意ください。
- 以下のフォルダにある[.exe]ファイルを、Tape装置を認識しているサーバー上でダブルクリックしインストールします。
“解凍フォルダ”\ITDT-DCR\install_ITDT_DCR_4.0.0.021.exe
- インストールされた[ITDT-DELL Customer Release]を起動します。
- Control Center欄の[Scan]をクリックします。
- [Yes]をクリックします。
- Device欄に接続されているライブラリとドライブが表示されます。
ツリー表示の上の階層がライブラリ、配下にドライブが搭載されている数だけ表示されます。
- ライブラリ、ドライブ(2つ以上ある場合はそれぞれ順に)1つずつ順にアップデートします。
アップデート対象の1つを選択し[Fw Update]をクリックします。
- ファイルの場所を選択する画面が表示されたら、事前に準備したファイルを指定します。
ファイル指定後は自動でアップデートが進行します。
- ファームウェアが適用された対象のライブラリ/ドライブはそれぞれ自動的に再起動されます。
iSCSI構成の場合、iSCSIイニシエータからの状態が切断状態となりますので、イニシエータからの再接続を実施し、再スキャン後にファームウェアがアップデートされたことを確認します。
- 以下のように表示されればアップデート完了です。
ライブラリのファームウェアアップデートに成功した場合
ドライブのファームウェアアップデートに成功した場合
以上で作業は完了です。
関連リンク
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