Isilon：ddコマンドを使用してテストファイルを作成する方法

概要

UNIXの「ダイレクト ディスク」ユーティリティーである「dd」コマンドを使用して、特定のサイズのテスト ファイルを迅速に作成する方法について説明します。ddコマンドとそのオプションの詳細については、コマンド ラインから次のコマンドを実行してマニュアルを表示します。

man dd

手順

1. クラスター内の任意のノードでSSH接続を開き、「root」アカウントを使用してログインします。
2. 次のコマンドを実行して、100MBのゼロパディング ファイルを作成します。これは、内容が重要でない大きなファイルを作成する場合に便利です。
    

   dd if=/dev/zero of=zero-padded.bin bs=1024 count=102400

    
3. 次のコマンドを実行して、ランダム データの100 MBファイルを作成します。これは、データが異なる複数のファイルを作成する場合に便利です (たとえば、ファイルの違いを調べるユーティリティをテストする場合など)。
    

   dd if=/dev/urandom of=random-data.bin bs=104857600 count=1

    
4. 次のコマンドを実行して、ディスク上のスペースを占有しない100MBのスパース ファイルを作成します。これは、バイナリ画像ファイルを上書きせずにサイズを変更する場合に便利です。
    

   dd if=/dev/zero of=sparse-file.bin bs=1 count=0 seek=104857600

   
   次に、スパース ファイルの実際のサイズと見かけのサイズを確認します。
    
   1. 次のコマンドを実行して、スパース ファイルの実際のサイズを確認します。
       

      du -A sparse-file.bin

      
      次のような出力が表示され、ファイルがディスク上で0MBの領域を使用していることが示されます。
       

      0 sparse-file.bin

       
   2. 次のコマンドを実行して、スパース ファイルの見かけ上のサイズを確認します。
       

      ls -lh sparse-file.bin

      
      次のような出力が表示され、ファイルがディスク上で100MBの領域を消費しているように見えることが示されます。

      -rw-------     1 root  wheel   100M Jul  1 20:35 sparse-file.bin
      

必要なツールまたはスキル

この記事の手順では、OneFSオペレーティング システムとUNIXコマンドに精通し、コマンド ライン インターフェイスからコマンドを実行することに慣れている必要があります。