SourceOne：Web Searchの［Restore］ウィンドウで1回目の試行ではフォルダー リストが表示されるのに2回目の試行ではメールボックス フォルダーが表示されない

SourceOne Web Searchを使用していて、［Restore］ボタンを押して選択したメッセージをMicrosoft Exchangeメールボックス フォルダーにリストアしようとすると、1回目の試行では［Restore］ウィンドウにフォルダー リストが表示されますが、それ以降の試行では［Restore］ウィンドウにメールボックス フォルダーが正常にロードされません。

［Restore］ウィンドウの例を次に示します。




ブラウザー内の開発者ツールを使用すると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

Navigated to http://localhost/SEARCH/Restore.aspx
favicon.ico:1 GET http://localhost/favicon.ico 404 (Not Found)
ScriptResource.axd?d=78G0Omd0Kv__hpA1m1w13E5yK4XDO9aHSxVcfebeXUMF-eee66VovRG1HcTLFM-bbG2N5Qmv2-XjKMXO-f65ZVHBtcrp4C7DzelHUZZ7c61HePGWecVri7pk-kkp-Xrf1ytMoxWrcOO58uHi-vqbBXBkr1-hHhCRsBNTkUZZMWCfzXRQLmDkvvRCH-thmuva0&t=ffffffffecf19baa:5 Uncaught Sys.WebForms.PageRequestManagerTimeoutException: Sys.WebForms.PageRequestManagerTimeoutException: The server request timed out.

この問題は、SDR 63291で報告されているソフトウェアの欠陥が原因で発生します。

フォルダー リストの表示の2回目以降の試行において、一部の環境では、プログラム呼び出しへのすべての応答に要する時間が、Restore.aspxファイルでハード コーディングされている90秒の制限を超える場合があります。

この問題は、7.2.SP10 HF3 (7.2.10.0076)以降のDell EMC SourceOne Email Managementのパッチまたはサービス パック バージョンで解決されます。Dell EMC SourceOneのパッチおよびサービス パック キットは、https://support.dell.comからダウンロードできます。

EMC SourceOne Email Management 7.2.SP9および7.2.SP10を実行しているお客様は、ホットフィックスを使用できます。EMCテクニカル サポートにお問い合わせの上、サポート メモ記事とSDR番号(63291)をサポート担当者と共有してください。


プログラム呼び出しへの応答に長い時間がかかる理由は、サイトによって異なる場合があります。遅延の根本原因を特定できない場合は、次の手順に従って、タイムアウト値を増やし、フォルダー リストを表示して選択できるようにします。

1. Dell EMCサポート チームからライブラリー ファイルを取得するか、修正を含むSourceOne Email Managementバージョンがインストールされていることを確認します。Dell EMCサポート チームからライブラリー ファイルを取得した場合は、既存のバイナリーのバックアップを作成し、ライブラリー ファイルを含むSourceOne Web Searchインストール フォルダーに新しいバイナリーをインストールします。例えば、「E:\Program Files (x86)\EMC SourceOne\Search\WebApp\bin」など。
2. web.configファイルを含むSourceOne Web Searchインストール ディレクトリーに移動します。例えば、「E:\Program Files (x86)\EMC SourceOne\Search\WebApp」。
3. web.configファイルのコピーを作成し、元の設定ファイルのバックアップとして別の場所に保存します。
4. web.configファイルを編集し、[ <appSettings></appSettings> セクション内に次の行を追加します。

<add key="SearchWebServiceTimeoutSeconds" value="180000" />

5. SourceOne Web Searchにログインし、リストア操作をテストします。

 

この問題は、Microsoft Outlook 2013、2016、または2019がインストールされているSourceOne Web Searchサーバーで発生します。SourceOne Web SearchサーバーにOutlook 2010 SP2をインストールすると、問題は解決されます。このKB記事（2021年5月3日）の執筆時点で、Microsoft Outlookバージョン2013、2016、または2019の最新アップデートではこの問題は解決されません。