Avamar：サーバーのタイムアウトの問題によりファイル システムのバックアップが失敗する

Windowsクライアントのファイル システム バックアップが失敗し、ログに次のエラーと致命的なメッセージが表示されることがあります。

2012/12/28-21:59:34.82899 [ade-async]  ERROR: <0001> Message timed out (could not be sent), id=xxx count=0 delay=14105.7"
...
2012-12-29 02:29:34 avtar Error <5774>: Internal Error: backtree: ADD_HASH timeout error

2012-12-29 02:29:34 avtar Stats <15102>: 2012-12-29 02:29:34 COMSTATS:0 sent=   8 recv[0]=  12  pending=  7/175 int= 0/50 send= 82 bytes=  1120+  209192 sleepms= 0 delay=(16.457 [15.056..19.919] sd=1.946 n=  11) (15.461 [15.461..15.461] sd=0.000 n=   1)
2012-12-29 02:29:34 avtar Info <5726>: Aborting backup due to error (1:EXC_TIMEOUT)
2012/12/28-21:59:34.95399 [avtar]  nbackmain connection exception 1 EXC_TIMEOUT
2012-12-29 02:29:34 avtar FATAL <5397>: Server timeout: Communication failure with server, aborting.  Correct network connectivity issues, verify access to the server and retry. "
...
<ERROR>Message exceeded retry count in retry.cpp 25415 count=16 </ERROR> 

この問題が発生する原因はいくつか考えられます。

• Windowsクライアントで、ネットワーク レイテンシーが異常に高かったり不規則であったり、接続の問題が発生したりすることがあります。

• Avamarグリッドとクライアント間の時刻同期の問題。

avtar.cmdファイルを編集または作成し、次のフラグを追加して、バックアップを再試行します。

--debug
--comstats
--stats
--conntimeout=2800
--readonly-retry-timeout=4500
--msg-retry-timeout=300

接続タイムアウト パラメーターにより、クライアント バックアップがタイムアウトする前に再試行する時間が長くなります。値は秒単位です。

readonly-retry-timeoutパラメーターは、Avamarグリッドが読み取り専用モードのときに、avtarがタイムアウトするまでに接続を再試行する秒数を示します

msg-retry-timeout パラメータは再試行タイムアウトを延長するため、サーバがビジー状態のときにクライアントが同じハッシュに対して送信する HASH_IS_PRESENT メッセージが少なくなります。これらのメッセージを表示するには、デバッグを有効にする必要があります。