Avamar：バックアップ メタデータのアップデート方法:Data Domain Cloud Tierから手動でリコールされたバックアップを参照

Data Domain(DD)クラウド階層からアクティブ階層へのバックアップの正しいリコール手順では、Avamar「avtier」コマンドを参照してください。詳細については、「 Avamar: Data Domain Cloud Tierに移行されたバックアップをリコールする方法。

この記事では、正しい手順が使用されず、Avamarに変更を加えずにDDでリコールが手動で実行されたシナリオについて説明します。

手動でDDリコールを行った後、バックアップはDDアクティブ階層に配置されますが、バックアップのAvamarメタデータではクラウド階層に示されます。

例：

avmgr getb --path=/clients/ClientName --format=xml --incpartials | grep -i 1D359BBB62CE6BA

backuplistrec flags="24117249" labelnum="592" label="***_Exchange_Full-1510201386783#0" created="1510274087" roothash="fff989cfe0fe0654abc5453466fcbe7b12879207" 
totalbytes="3537383718912.00" ispresentbytes="0.00" pidnum="3018" percentnew="0" expires="0" created_prectime="0x1d359bbb62ce6ba" partial="0" retentiontype=
"daily,weekly,monthly" backuptype="Full" ddrindex="1" locked="0" direct_restore="1" tier="2" appconsistent="not_available" sealstate="COMPLETE"/>

(読みやすくするために出力が折り返されます)

この出力から、 tier="2"は 、バックアップがクラウド階層に保存されているとAvamarが認識していることを示します。

Avamarからこのバックアップをリストアしようとすると、リコールが呼び出されたときに、アクティブ階層とクラウド階層の間でDD上に新しい(不要な)データ移動が発生します。

Data Domain Cloud Tierからアクティブ階層にリコールされたバックアップがAvamarによって実行されなかった場合、Avamar上のそのバックアップのメタデータは、Data Domain上のデータの場所と同期していません。

これを修正するには、次の2つの回避策があります。

方法1：バックアップ メタデータの同期 GSAN および「」を使用してガベージコレクション(GC)を実行することでData Domaincheckalltierduringgc" が有効になります。

1.メンテナンス スケジューラーを停止します。 

dpnctl stop maint 

2.有効にする changealltiering パラメーター：

avmaint --ava config checkalltierduringgc=true

3.ガベージ コレクションを開始します。

 avmaint --ava garbagecollect 

4.以下のいずれかのコマンドを使用して、GCが完了するまでグリッドを監視します。

avmaint gcstatus -- or -- status.dpn

5.GCが完了したら、 changealltiering パラメーター：

avmaint --ava config checkalltierduringgc=false

6.メンテナンス スケジューラーを再起動します。

dpnctl start maint

方法2：「avmgr chgt":

1.問題が発生した場合に備えて、Avamarチェックポイントを作成します。

2.次のコマンドを使用して、Data Domain Cloud Tierからリコールするバックアップのステータスをクエリーします。パラメーター「created_prectime" 値。

avmgr getb --path=/clients/ClientName --format=xml --incpartials |grep 'labelnum="<labelnum>"' 

例：  

avmgr getb --path=/clients/ClientName --format=xml --incpartials |grep 'labelnum="592"'

backuplistrec flags="24117249" labelnum="592" label="***_Exchange_Full-1510201386783#0" created="1510274087" roothash="fff989cfe0fe0654abc5453466fcbe7b12879207" totalbytes="3537383718912.00" ispresentbytes="0.00" pidnum="3018" percentnew="0" expires="0" created_prectime="0x1d359bbb62ce6ba" partial="0" retentiontype="daily,weekly,monthly" backuptype="Full" ddrindex="1" locked="0" direct_restore="1" tier="3" ...

3.「created_prectime」をクリックして、次のコマンドを実行します。  

avmgr chgt --path=/clients/clientName  --date="<created_prectime>" --tiering=0 --ava

例： 

avmgr chgt --path=/clients/clientName  --date="0x1d359bbb62ce6ba" --tiering=0 --ava 

「--tiering=0」は、バックアップ メタデータの場所をクラウド階層からアクティブ階層に変更します。

4.ステップ2のコマンドを再実行して、バックアップで正しい階層が報告されていることを確認します。

avmgr getb --path=/clients/ClientName --format=xml --incpartials |grep 'labelnum="<labelnum>"' 

例：  

avmgr getb --path=/clients/ClientName --format=xml --incpartials |grep 'labelnum="592"'

avmgr getb --path=/clients/ClientName --format=xml --incpartials  labelnum=592
<backuplistrec flags="24117249" labelnum="592" label="***_Exchange_Full-1510201386783#0" created="1510274087" roothash="fff989cfe0fe0654abc5453466fcbe7b12879207" totalbytes="3537383718912.00" ispresentbytes="0.00" pidnum="3018" percentnew="0" expires="0" created_prectime="0x1d359bbb62ce6ba" partial="0" retentiontype="daily,weekly,monthly"   backuptype="Full" ddrindex="1" locked="0" direct_restore="1" tier="0" ...